私らの不幸

段ボール肉まん報道、ねつ造と発表も国民は冷ややか

【7月22日 AFP】中国国内メディアが報じた段ボール入り肉まん報道について中国政府はねつ造であったと発表したが、多くの国民は政府の発表を信じていない。
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(c)AFP

AFPBB News


 毒入りの歯磨き粉だとか、ダンボール肉まん(関西では豚まん)だとか、混ぜ物満載のミンチ肉だとか、地震だとか、何ていうかそういうこちらがどれだけ気をつけていようとどうしようもない「出来事」に出会ったりすると、僕のなかの何かがはしゃぐ。

 そのことの意味をしばらく考えてみたりするのだけれど、たぶんそれは「私なんてとっても無力」という当たり前の事実っていうか、そもそもの成り立ちをあらた

めて思い知るかららしく、あらためて思い知ってはしゃぐのだから、思っている以上に僕にはMっ気があるらしい。

 僕は疑り深いから、基本的に人の作った食べ物なんか、ハナから信用していない。昔、食べ物屋でアルバイトをしていたとき、作っているにーちゃんがゴミをさわった手を洗わずそのままで盛りつけたりするのを見てたり、自分だって、忙しさにかまけて、それに近いことを普通にしていたからとかいう経験があるから、とかいう「経験上疑う」というのでもなく、普通に疑っている。
 
 なら人の作ったものを食わないのかというと、そんなことはない。普通に食べる。「そんなことくらい行われているだろうけれど、自分で作るのめんどくさいし、だから、疑ってはいるけれど食べる」というスタンスで、ま、いっつもかっつもそんなことを考えている訳ではないけれど、それでもあらためて聞かれればそう答えるスタンスで、食べる。普通に。

 確かにまあ、食べ物を作る人は食べ物を作る人としての職業倫理というか、何かしらそういう「責任感」を自身の中にセットしておくべきで、こちらはその職業倫理をセットした「食べ物作り人」のことを信用して消費する、というのが「あるべき姿」だとは思う。強く思う。そういうきちんとした職業倫理の持ち主に出会うと「わあ」と思う。「すごいなあ」と思う。思うけど、すべての人がそうとは思えない。みんながいい加減だとも思わないけれど、むしろほとんどの人はいい加減なんかではないと思っているけれど、すべての人がそうとは到底思えない。自分のことを思い返してそう思う。残念ながら。いや、別に残念でもないか。うん、残念でもない。

 大昔にくらべて確かに世界は複雑分業化していて、何がどこでどうなってるのかがわからなくなってしまっている。たぶん。で、そこに現代人の不幸があると思われている。ま、大昔は大昔でいろいろと大変でしたでしょうし、そもそも比べようのないことではあるけれど。だけど、ぼんやり思うのは、もしかしたら現代人の不幸はそこにじゃなくて、よその国の人が仕出かす「いんちき」や、となりの悪者が人知れず日々画策する「いんちき」や、地球に起こる様々なこと、自分の内に起こる「え?!私って」的なこと、日々おこる事件の理由、日々おこる身近な出来事の真相、とかそういうそもそも本来ならば個人ごときが与り知らぬ様々なことのすべてを「やり方」次第で「改善出来る」と思えるようになってしまったことにあるのじゃないかとか、思ったりする。

 


 
 

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登録日:2007年 07月 23日 18:59:34

コメント

中国の事でわいわい騒ぐ日本人がどうかしている。
戦後、飲用アルコールにメチルアルコール混ぜたのも日本人、サッカリンやチクロという発がん性のある甘味料でお菓子沢山作って売っていたのも日本人。日本人も適当な事ばっかりやってきていたのである。従軍慰安婦だって、関東軍の大虐殺だって事実である。 ぼくは生粋の日本人、夏目漱石の坊ちゃんの高校で育った・・・・。中学高校まで、道後温泉の裏の筋には・・・・その手のお姉さんが沢山いた。学割で2000円だった。今でも、中国行ったら、偽物の店が山のようにある。コーチやエルメス・・・1000円で買える。姉ちゃんも少し山奥なら400元だせば・・・・。
世界中時間軸がずれているだけである。 アメリカは奴隷社会、黒人の売春婦は沢山いたし、ヨーロッパは植民地でとんでもないことをやっていた。ただそれだけの話である。 中国、ベトナム、タイ、カンボジア・・・・・発展途上国・・・日本が昔やっていたことをやっているだけである。 

修ちゃん @ 2007年 07月 26日 00:04:27

はじめてコメントします。

私は山下さんの「断罪」しようとしないスタンスが大好きです。わからないものはわからないままにしようとする事はとても勇気のいる事ですが、それが考え続ける事になり、簡単に答えなんか出ないという事を実感する事でもあると思います。

ケイ @ 2007年 07月 26日 02:39:50

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山下澄人
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「FICTION 」主宰。映像、ラジオドラマのシナリオも手がけ、2005年には初監督作品「ON THE ROCK」を発表。

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