なんとなく
【8月2日 AFP】「セックスをするには237種類もの動機がある」とする、米テキサス大学(University of Texas)オースティン(Austin)校の心理学者らの研究が、「Archives of Sexual Behavior」誌8月号に発表された。
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(c)AFP
「何かをしたい」と思うときって、ほんとうに「理由」なんかあるのか。
そもそも僕は「原因」があって「結果」がある的な、何ていうか「親の因果が子に報い」的な、そういう昔の見世物小屋の呼び込み文句的なものの考え方に常々疑問を感じていて、人のすることや、世界に起きることに何かもっともな「理由」や
「意味」などないのではないかと思っていて、だから「何故」ときかれて「こうこうこうで」とかもっともらしく返答されたこととかより、たぶん世間ではいちばん説得力のない「何となく」に何よりも説得力を感じる。
「何となく」にはわかりやすい「理由」なんかない。ま、ないから「何となく」としかこたえられない訳ですけれども。しかし、ないからこそ、今はやりの(もうはやってないか。まあいい)「何となく力」とでも呼べる強力な「力」というか「簡単には説明出来ない膨大な情報」がつまっている。
けども「何となく」じゃ人は納得しない。何かそこに誰にでも理解出来る「理由」がなければ、なかなかゆるしてくれない。
僕は劇団、ていうかそういう「劇」をする集まりをもう10年くらい主宰しているけれど「どうしてこういう活動をはじめたのか」と質問されて「何となく」とこたえて納得されたことがない。そもそも、その前の「どうしてこういう仕事を選んだのか」のこたえに「何となく」とこたえて納得されたことがない。ないから、めんどくさいときなんかには、何か相手が欲しているであろうもっともらしい「理由」を口にしたりすることがある。「子供の頃から絵を描いたり、何か話を考えたりするのが好きでぇー」とか「何かはよくわからないのですけれども、表現をしたい塊が僕のなかにあってぇー」とか「てぇー」とか。するとほとんどの人はそこでやっと「ほっ」とした顔をして納得する。
もちろんそれらのこたえが「うそ」なのではない。そういうことも、たぶん「理由」のひとつとしては、ある。のだと思う。思うけれども、そうしてこたえた「こたえ」がどこか僕の知らないところで語られたりするのを、例えば耳にしたりしたら、僕は僕のこととは思えず、たぶん「ひとごと」にしか思えないからやっぱり、幾分かは「作り話」なのかもしれない。
セックスする理由。
いくら考えてもやっぱり「何となく」としかこたえようがない。ていうか、はっきりとした理由があるのなら、僕はたぶん、あんな無様なかっこうをしなくてはならない行為なんかしなくてもよい人になれている気がする。
コメント[3], トラックバック[0]
登録日:2007年 08月 11日 17:22:55
コメント
何となく。
それが1番正直なとこなんじゃないですか。
自分の中で後悔したくないために何かと理由をつけたり
自分の中で矛盾を解決するのに理由が必要やったり。
セックス。
「この人とここまでいっちゃうかも。いや、いかんかな。いややっぱいくかも」
という期間がこの上なく楽しくツライです。
何となく。
yuko @ 2007年 08月 13日 04:29:49
ずいぶん更新が滞っています。
というのも、何故だかログインできないのです。今、確認中なのですが、そういうことで、もしかしたら覗きに来てくれている方いましたらごめんなさい。入れるようになり次第何か書きます。
山下 @ 2007年 09月 16日 03:09:50
覗きに来てた!
けど、澄さまのコメントがこんなところにあったとはつゆしらず。
舞台一緒に観たおともだちが(FICTION2回目)観終わったあと、
「胸がいっぱい。」
と言っていた。
おおーっと思った。
帰りにラーメン屋でラーメン食べてても
舞台のことを反芻しちゃってて言葉数が減るおともだち。
それを見てまたおおーっと思うワタシ。
どこがどうとか理屈を言わないからすごい説得力。
桜井浩子 @ 2007年 09月 23日 04:47:47
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