ものがたり
【10月26日 AFP】ボクシング、亀田一家の長男・亀田興毅(Koki Kameda、日本)が26日朝、謝罪会見に臨んだ。
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(c)AFP
劇などで「物語」というものを作る際には大きな流れを俯瞰して見る目が必要とされる。始まりがこうだから、途中ぐらいでこうなって、こうなって終わるのかと
思いきや、そっちへは行かず、こっちへ行ってどんでん返して終わる、みたいなそういうことらを見渡せる「俯瞰眼」というか。だからいまだにその「俯瞰眼」の良し悪しが、その作品の良し悪しとされることが、多々、ある。
しかし、ほんとうにそれはそうなのか。
「俯瞰」し「物語」をまとめあげていくためには、すべての細部、だからパーツは「物語」を前へ(終わりへ?)進めるための道具となり、で、優秀なパーツはパーツとして機能していなければならず、パーツが「物語」をはみ出すことはない。だいたい「はみ出して行くパーツ」はだめなパーツで、そういうパーツがあると「パーツとしてはおもしろいけど物語が止まるね」的なものいいをされる。
けども、そこが、どうにもひっかかる。
だって。「はみ出て行くパーツ」に翻弄されるのが生活じゃない。人は、いちいち大きな流れ(「物語」)の一部として生活の細部、パーツを見ているわけではないから、だから日々襲いかかる脈略のないパーツに一喜一憂するんじゃない。だから疲れるんじゃない。だから「俺はほんまに」と地面を叩くんじゃない。
人は、そうやって「はみ出して行くパーツ」に翻弄されて動いている。もっと「筋の通った」「首尾一貫」した自分でありたいけれど(ていうか「首尾一貫した自分」なんてほんとうにあるのかよ。あるならあるでいいけど、僕は見たことがない。)、そうは行かず、うまいこと計算された「物語」のようにはいかないなぁと思っている。「今時珍しい家族やで」とかいいながら応援して、けどもあまりの行儀の悪さに辟易して、挙げ句に反則までさらしよったから叩きに叩いて「腹切れ」いうて、けども青い顔して涙ぐんで謝ってる姿見てたら一緒に涙ぐむ自分に「私って」って思っている。思っているけどまた次どんなパーツに振り回されるか微塵も読めないし、わからない。
となると「物語」はそこからしか作れないのではないか。作為的になれるのは、まあ常識的な時間内で納めるとか、それくらいのことで。後はどんなパーツに、登場人物がどうやって翻弄されて行くかを、フラフラになって追っかけて行くしかないのではないか。どんな「物語」になるかは作ってみなければ、やってみなければわからないと腹をくくって。
なのに実際のほとんどは「物語」には俯瞰する目が必要で「物語」をひっくり返してしまうような「パーツ」は「よくない」とかいいながら、計算して作られた「物語」が「良し」とされる。そんな作り方がいまだに「良し」とされている。
何で?
コメント[6], トラックバック[0]
登録日:2007年 10月 27日 20:28:06
コメント
何でだろうね。
世の中には計算されすぎたきれいなものや、
作為的な無理やり力技、反則ものとか、いろいろあんだけど、
私は山下さんの作品が好きだよ。
…って、ちょうど今日、夕方からずっとそんなことを考えていた。
最近、その、別の「良しとされるもの」を観て、
それに対する賞賛を聞いて気持ち悪くて嫌だった。
あの、褒めるっていうのは怖い。
この程度でそんなに褒めんなら、
あんた今までどんだけつまんないもん観てきたんだ?という…。
所詮、その人のそれまで観てきたものと比較して意見とかいうから、
たいしたことないものが絶賛とかいうのはよくある。
私はそんなとき、その絶賛された本人が
それをどう受けるのかというところがいつも気になる。
本人くらいはわかっててほしい。
ひいきのひきだおしみたいな事態は本当に嫌だ。
結構好きな作り手にそういう事態が起きるともう困る。
また正直に意見できない事情がある場合しんどい。
「それちょっとちがうよ」って言いたいときもある。
今日はそのことでずっとうじうじ考えてて、うーっもう、正直
「山下澄人くらいパンチが効いたものを観とけこの若造が!」
という気持ちが…、あー私はそう思ってんのかー、と思った。という話。
テーマずれてるけど。
桜井浩子 @ 2007年 10月 27日 23:49:26
キャラが勝手に動き始める(作者の頭の中で)とは聞くけれど
それは、キャラがちゃんとその世界で生きているから。
それをどう出すかは作者のセンスではあるけれど。
昔、お芝居をたくさん観ていた時に
有名な劇団のお芝居をいくつか観てみたけれど
周りの爆笑の意味がわからず(お決まりの何かがあったのかと…)
ここは違うな…と満たされない時間をいくつか経験しました。
でも、実際満たされている人は居るわけで…
観る側のフィーリングにグッとこなければ
例えそれが有名だろうと何だろうと関係ない。
ましてや話の筋なんて…
時代劇の印籠や桜吹雪を待ってました!と思うのも
これまた事実なわけで…たまに観るとなぜか安心します(笑)
観に来る人がいる限り、両者それでいいのです。
それを求めに来るのです。
一度も観ることもない劇団が多々ある中で
FICTIONに出会えたことは私にとって大きな分岐点(*^_^*)
でも
FICTIONなら何でもイイ(*^_^*)
なんて、安心させないで下さいね。
安心は、いづれ物足りなくなって、浮気しちゃいますから(笑)
あ~、それならそれでいいとは思わないで…(^_^.)
山下さんのリハビリ!?は未だ未だ未知数ですから。
kiki @ 2007年 10月 28日 22:14:58
ここで、こんな事書いたら不謹慎ですが、私は、『劇』は作り物だから、感動と言うより、寒気のほうがありました。
親に連れられて帝国劇場の屋根の上~とか何とか心中とか見ても、花吹雪に感動し、早代わりの衣装に感動し、、、。違うじゃん。。。
学芸会の出し物も、一言大きな声で言うせりふをというか、ひらがなを間違えないように、それで、いっぱいいっぱい・・・・。
山下さんのコメントとか、皆さんのコメントを拝見していると、きっと、劇場で公演される、FICTIONの劇は、そんな私の偏見を吹き飛ばしてくれるはず::と大きく期待しているところです。。。
プレッシャーかけたら、すみません。。。
FICTIONの劇に、妄想をめぐらすのが楽しいです。
kumi @ 2007年 10月 30日 11:16:48
フィクション ↔ ノンフィクション
単純にフィクションとは<作り話>と訳しがちだけど
改めて辞書を引いてみたら
<虚構>と書いてあり、それをまた引いてみたら
事実そのままでなく作意を加えて、一層強く真実味を印象づけようとすること
とありました。
たまには辞書を引いてみるものだな~
そんな感じ…うん、いいですね。FICTIONって名前(*^_^*)
ぴったりです☆
kiki @ 2007年 10月 30日 14:53:41
みなさんコメント長文!
いつも読んでます(短くてすんまそん)
ロンロン @ 2007年 10月 30日 15:18:16
コレにコメントしようと思ったのです(笑)
本格的ワークショップ『劇のつくられ方』in札幌。
今まさに開催中。
>どんなパーツに、登場人物がどうやって翻弄されて行くかを、フラフラになって追っかけて行くしかないのではないか。どんな「物語」になるかは作ってみなければ、やってみなければわからないと腹をくくって。
きっと、こんな感じに動きだしているのだろうな~と過去フォログを思い出していました。
山下さんの、なんでもありの〈これぞ劇〉が、なんでもありだけに想像できなくて、ホント、夢のような日々ですね(*^_^*)
kiki @ 2008年 04月 04日 01:04:28
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- 「FICTION 」主宰。映像、ラジオドラマのシナリオも手がけ、2005年には初監督作品「ON THE ROCK」を発表。
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富良野公演
9月5日(金)・6日(土)
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旭川公演
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