新年

 何年か前から大晦日に格闘技を見て年を越すのが恒例となっていて、もちろんつい先日の大晦日もそうで。年に2度ほどしかあわない中学のときからの友達が来

て、テレビの前で「そこや!」「そこちゃう!」とかいいながらの格闘技観戦は、まったくもって楽しいもので、あんな日が週に1度くらいあればいいのにと、厄年前後の大人とは思えない感想をいつも持つ。

 あけましておめでとうございます。

 先日、初詣へ行った。初詣のときだけ手をあわせて安いお賽銭で何を頼み込もうというのだ、と思わないではないけれど、何につけそのようにいちいち「文句」をつけるのもそろそろ疲れてきたので、散歩がてら、近くの小さな神社へ毎年行く。

 で、今年、そのいつも行く神社へゆくと、社前に「正しい参拝の仕方」的な張り紙が大きくしてあって、それによると正しい参拝というのは、まず2回お辞儀して、手を2回叩いて、でまたお辞儀して、と書かれてあって、おどろいた。

 「拝む」箇所がない。「拝む」箇所というのは、もちろん主なる目的の、都合よく安いお賽銭でする「お願い」箇所のことであり、正しいやり方にはそれがないのである。それは困る。主旨が変わる。初詣は安いお賽銭で都合のいいお願いごとをするのが醍醐味なのだから。

 しかし、見ていると、多くの人らがその「正しい参拝法」で参拝している。

 え。いつから?今年から?それとも僕が気がつかなかっただけ?初詣などというものは、お賽銭をぽーんと投げて、ガラガラと大きな鈴を派手にならして、手をパンパンと叩いて、手を合わせて都合のいいお願いを長々とするものじゃないの?そんな風に清く正しく「お願い」もせず、ただ謙虚にコウベを垂れるためだけに参るものなの?
 
 おみくじは、いつもそれが人の名前に思える「小吉」でした。

 今年もみなさんにとってよい1年でありますように。
 

 
 

 

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登録日:2008年 01月 07日 18:56:03

コメント

参拝の仕方って人それぞれですよね。
神社は一般的に 二礼二拍手一礼 らしいですけれど。
お家に神棚がある方は、されているかもしれませんね。
二拍手の最後にお願いして、一礼するのかな~
混み合うような初詣では、礼を90度(本来は)するなんて出来ないし
作法はあるかもしれないけれど、真摯な気持ちがあれば
神様はそんな狭い了見ではないはず…と思っています(笑)
山下流参拝方法を読んで…ガラガラ…とする、あの鈴。
あれは、神様に参りましたよ…と最初にお知らせするのかと…
だから、お賽銭は、その後に自分の名前を心の中で言いながら入れていました。
あの、ガラガラ…どのタイミング???(笑) それはちょっと気になりました(笑)
色々疑問はありますが(笑)
お家出る時は段差に気をつけて…
あったか下着は必須アイテム…
うがい・手洗いは怠らず…
お体を大切にお元気で笑える一年でありますように(*^_^*)

kiki @ 2008年 01月 09日 11:48:40

昔、父がテレビの前で正座して、プロレスを見るとき乱闘になると、自分も参戦してるがごとく腰を浮かし、うなり、戦ってました。
あの時の悪役スターに、いまだ現役でやっていて、あんなに血を流し、痛い思いをして、あんな卑怯な手を使うのに、年齢を考えたら感動してしまいます。
プロレスが、ショーか格闘技かの話しは難しいので、パスです。が、
人間の生身の表現って、言葉にできないものを、心に残します。
それって、劇にもつながりますよね。

kumi @ 2008年 01月 09日 11:55:11

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プロフィール
山下澄人
FICTION WEB
FICTION構成員の日々
「FICTION 」主宰。映像、ラジオドラマのシナリオも手がけ、2005年には初監督作品「ON THE ROCK」を発表。

E-mail:yamashita@fiction.gr.jp
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