レイ・チャールズとか

「スパイダーマン」女優K・ダンスト、薬物治療施設へ入所

【2月8日 AFP】米女優キルステン・ダンスト(Kirsten Dunst、25)が薬物リハビリ施設に入所していることが分かった。
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(c)AFP

AFPBB News


 外国の俳優や音楽家は、よく薬物に依存してこういう施設へ入るなあといつも思う。まあ、この国にもそういう人らはいるけれど規模が違う。

 先日、レイ・チャールズの伝記映画を見た。
  
 その中でもレイ・チャールズがそういう施設に入る場面があって、「ふうん。そう

なんや」と思いながら見ていた。で、見ながら、しかしこの手の映画はあいもかわらず同じようなものでしかないのだなぁと思った。

 モハメッド・アリの伝記映画も、チャップリンの伝記映画も、ブルース・リーの伝記映画も、ああいうもののほとんどは、その人物のトピック的な業績や私生活にほとんどの時間をさいていて、その人物のほんとうの「芯」というか、レイ・チャールズなら、あのたくさんの音楽を作り出す、そここそがレイ・チャールズをレイ・チャールズにしていると思える場面というか、それがない。

 だから、いくら俳優がその人物に似せて上手に演じてても、いくら作り手が「新事実」を盛り込んでいても「手の込んだ再現フィルム」のようでしかなくて、やれこんな家庭で育ちましたとか、こんな相手と恋愛しましたとか、結婚しました、愛人を作りました、薬に手を出しました、たくさんの人に裏切られました、こうしてあのヒット曲らは出来ましたとかをこれでもかと羅列されても、「へえ」と思うだけで、見る前よりその人物が小さく見えてしまう。

 異論は山ほどあると思うけど、ぼくはレイ・チャールズがどんな環境で生まれて、どんな女の人と結婚したとかどうでもいい。それよりレイ・チャールズがどういう風に音楽を考え抜いていたのかが知りたい。あれほどの音楽家は、ぼくらの思いよらないような考え方で音楽について四六時中考えていたに違いないし、あの人の映画を作るなら、そここそを表現しなければ意味がないと思う。だってレイ・チャールズは、その音楽によってレイ・チャールズになり、その伝記映画まで作られたのだから。

 とまあ、まったく写真の人とは関係のない話を繰り広げましたけど、この女の人のことをぼくは、深夜番組で『スパイターマン』を自腹で見た井筒監督が「ぶっさいくな女がヒロインやねん」といっていたのでとてもよくおぼえています。どんなおぼえ方やねん。ごめんねキルステンちゃん。

 関東は雪です。

 

コメント[3], トラックバック[0]
登録日:2008年 02月 10日 02:46:12

コメント

愛媛は雪どころか、氷雨もなし、今日2/11にいたっては、お日さまサンサンのオメデタイお天気です。

異論なんて、鼻くそ程(←なんだか一寸下品でしょうか?!)しかないです。

>ああいうもののほとんどは、その人物のトピック的な業績や私生活にほとんどの時間をさいていて、その人物のほんとうの「芯」というか、レイ・チャールズなら、あのたくさんの音楽を作り出す、そここそがレイ・チャールズをレイ・チャールズにしていると思える場面というか、それがない。
まったく以って同感です。此処は、大きく頷きWOMANでございますですよ(*'ー')

みこみこ @ 2008年 02月 11日 12:08:05

ほんまぶっさいくやな(笑

yuko @ 2008年 02月 12日 04:33:58

雪の札幌はいかがでしたでしょうか?
盛り沢山の実りあるスケジュールのご様子。
何だか手の届かない所まで行ってしまわれたようで少し寂しい気も致します。
夏まで東京人は寂しいです。

山下澄人の伝記映画2時間を作るとしたら
今は何分頃なのだろうか…
と、考えることが、ツマラナイ伝記映画ってことにもなるのかな~
以前の、話の筋についてのコメントを思い出しました。

全体を100%としたことから、エピソードをキレイに分担させて
見栄えを良くした俯瞰的な計算が
どれほど見応えのある、おもしろいものなのか…

学生の頃に、少し絵コンテ(アニメですけど)の勉強をしたことがあるので
やっぱり筋を考えてからでないと作れなかったのを思い出しました。
きちんと割り振られたことは、納まりがよいけれど
どこか味気なく、ただ話が流れていっているだけのようでした。
でも、何度かコンテを切っていると、どう見せたらシーンを伝えられるのか
考えるのが段々楽しくなってきて
でも、その反面収拾がつかなくなって後半バタバタと急展開で<終わり>…
そして自分の腕の無さに落胆…^_^;
なんてことは、よくあって。

広域な俯瞰ではなく、もっと本当に伝えたい<芯>に近寄って
掘り下げてみるべきだったように今なら思える。
物語のエンドが、必ずしも遠い最終地点とは限らず
<芯>から生まれた気持ちであったり、気分であるのならば
それはきっと見応えのある厚みのある作品となるのだろうし。

FICTIONは、そんな<芯>のある、でも
一所懸命な未熟な登場人物らから醸し出される笑いを魅せてくれる。

もう一度…
山下澄人の伝記映画を作るとしたら
それはどんな物語になるのだろう。
彼の作品やコメントは、そう思わせる魅力に溢れている。

ほめ過ぎ?でも、ホントだから♪(*^_^*)

kiki @ 2008年 02月 17日 01:41:31

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「FICTION 」主宰。映像、ラジオドラマのシナリオも手がけ、2005年には初監督作品「ON THE ROCK」を発表。

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