ポニョと代議士のチラシとごえもんの去勢
【7月20日 AFP】宮崎駿(Hayao Miyazaki)監督の4年ぶりの最新作アニメ映画『崖の上のポニョ(Ponyo on the Cliff by the Sea)』が19日、全国で一斉に公開された。(c)AFP
こないだ宮崎駿さんのドキュメンタリーをテレビで見たとき、宮崎さんが『崖の上のポニョ』の物語の後半をとても苦悩しながら作っているのを見たのだけど、ぼくはその『ポニョ』の後半を、ちゃんと見たのにほとんどおぼえてなくて、後半ま
でばかりをおぼえている。
後半は「こうなるから、こうなって、だからボニョはこう思って、赤ちゃんにこうして」と、登場人物の気持ちというか物語の動きで考えられているけど、後半までは「ボニョがこうじゃなくて、こう走る」とか「水はこうなるんじゃなくて、こうはねる」みたいな、何ていうか、絵が如何に気持ち良く動くかだけで、出来ている気がする。波の上をポニョが走るとことか、半魚人状態のポニョとか、精子みたいなポニョの妹たちとか。で、それがめちゃくちゃ面白い。ものすごく大ざっぱな分け方過ぎる気がするけど。
サッカーとかにたとえると、前半は選手主体のゲームで、後半は監督主体のゲーム、みたいな。選手はボールが来たら、とにかく瞬時に最善の方法だけを考えて(足で考えて)動くし、ていうか、そうとしか動けないし、だから負けていい試合なんか選手にはないけど、監督は試合を外から見ているから、勝ち点の計算で負けてもいい試合は負けてもいいと考えていて(頭で)、みたいな。もうほんとうにわかりにくい書き方ですけど。
だからぼくはジーコが監督してたときの代表のが好きで、ドイツで惨敗したけど、それでも。ジーコは選手の「足で考える力」を何よりも大事にしていたような気がして、それはとても選手の能力が問われるやり方なのだろうけど、サッカーはそうじゃなきゃ、面白くない。戦術で選手をがんじがらめにしてしまうサッカーは、ちょっとぐらい勝ってたって、面白くない。トルシエとか。オカちゃんとか。ていうか、あの岡田監督というのは、何故にいつもああ悲壮なのでせうか。
ていうかまあ、いずれにせよ、『崖の上のポニョ』は、とてもとても素晴らしいので、まだやってるから見た方がいいですよ。
ぼくが住む地区の代議士が、ときどき、考えている政策やこれまでの業績を印刷したチラシを入れてくるのだけど、必ず裏面は手書きのご挨拶を、手書きをそのまま印刷して、入れてくる。最初見たときは「手書きか?」と思って、いちいち大変でしょ、とびっくりしたのだけど、よく見ると印刷で、手書き風で、それはどういうことなのかしばらく考えた。だって、印刷にせよ、手書きをそのまま印刷すれば、何かしらの「効果」があるとあちらは考えているわけで、そのあちらの考える「効果」って一体「何?」と考え出すと、結構、複雑じゃないですか。そういえば、前「手打ち風そば」と大きく看板に書いていたそば屋を見たことがある。これも結構複雑ですよね「手打ち風そば」。
来月の頭にまた富良野へ行く。青年会議所の主催する短編映像のワークショップの高校生たちが撮影するもののアドバイザーを、しに。劇をするぼくに映像のアドバイザーというのも、実際のところよくわからないのだけど、ノリのいい青年会議所の人びとが「だいじょーぶ。ね。ぜひ。ね」と誘ってくれたので、楽しそうなので、行く。細部は適当でも(あ、その人びとが適当という意味ではなく)、結局、楽しそうなのが一番だと思う。実際、楽しいか楽しくないかはどうでもいい。
うちの猫(雄3歳・ごえもん)がようやく去勢しました。心なしか声が高くなったような気がします。
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登録日:2008年 10月 25日 17:08:14
コメント
『崖の上のポニョ』は残念ながらまだ観ていません。
が、一時あの歌のフレーズが頭から離れず往生した時期がありました。
頭の中ずーっと『ポーニョ、ポニョポニョ♪』とうるさい事うるさい事!
これって澄人さんも前に書かれてましたっけ?
ごえもんちゃんは去勢手術を受けられたんですね。
去勢できるほど元気になってくれて本当に良かった(*^-^*)
3歳ならまだまだこれから。うんと長生きして欲しいですね。
うちの脾臓腫瘍の愛犬(マルチーズ17歳)も『10月一杯では・・・』と余命宣告を
受けていたのがまだ頑張ってますよ。
食欲は少しずつ落ち、立ち上がることもままならない日が多くなって来ましたが、
毎日懸命に生きてくれてます。
それでもいつの日か『その日』は来る訳で・・・
そしたら5年前に愛犬を連れて旅行した富良野の朝日ヶ丘公園(北時計の裏)に
行きたいと思ってます。
冬の富良野、私が行く頃は雪で埋まっているんでしょうね。。。
ゆるり @ 2008年 10月 26日 18:30:47
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- 「FICTION 」主宰。映像監督作品に「ON THE ROCK」。季刊誌『真夜中』 (リトルモア)5号にエッセイ掲載中。劇についてのワークショップを時々開催中。
FICTION Vol.31「ディンドンガー」
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富良野 富良野演劇工場
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