『経て』を経て、を経て
前回のやつのコメント欄の、がぶんさんのコメントの、人間をばらばらにして、ひとつひとつの部品を今の科学はあきらかにすることはできるけど、だけどだからといって、そのあきらかにされた部分部分のそれらを、まとめあげれば人間になる
かというと、そうはならず、というのがあって、それはもう何だかとっても「ほんまやのー」な話で、まあだけどぼくの場合、手先が大変に不器用なので、ばらばらにした「もの」の何も、目覚まし時計もテレビのリモコンも、元へ戻せたためしがなく、そういう意味ではぼくにとってありとあらゆる全てのものがそうなのだけれど、この話は、もちろんそういうことではない。
で、そこでがぶんさんは「羊羹ならふたつに切ってもどちらも羊羹だけど、テレビだとそれはもうどちらもテレビではない」と書いて、で、最後に、ばらばらの「山下」の大きな方の「ばら」が、「山下」なのだ、とも書いていたのだけど、いろいろ考えた末、「ばら」の大きい小さいではなくて、すべての「ばら」が「ぼく」なのだ、と、「ぼく」は考えてみた。
よく妖怪で、ばらばらにされても、そのひとつひとつがまだ動いていて、ばらばらにした相手に飛びかかるというのがあるけど、あんな風な感じで、どの「ばら」にも「ぼく」は宿っていて、ていうかだから「ぼく」で、何なら、毎朝排泄するものらにも、つばにも鼻水にも目くそ鼻くそにも、焼かれたあとの白い灰にも、「ぼく」は宿っていて、だから「ぼく」で、みたいな。
ただまあそうなると、あまりにも「ぼくぼく」いい過ぎている気がしないでもない。自分だから「ぼくぼく」で楽しいけど、人ごとなら気持ち悪い。ていうか、こわい。「そのババ(関西弁でウンコの意)はわしや」などといわれたら、若干引く。
だけど、ここでの「ぼくぼく」は、そういう意味での「ぼく」というのでもない気もする。ていうか、うまく書けないけど、あきらかに違うのだけはわかる。だから前記の「そのババはわしや」は、引いた後、しばらくしてたぶん少し感心する。ならそれがどういう類いの「ぼく」なのか、しばらく考えてみたけれど、いいのが思いつかない。ただ、全ては「ぼく」だけど、その「ぼく」のことを「ぼく」は感知できず、どうなろうと「ぼくぼく」書いている「ぼく」の知ったこっちゃない。というか、そういう類いの「ぼく」というか。
どうでもよくなってきたのでここらにしときます。
さっきテレビで、ハンディキャップを持った人たちのサッカー日本代表のドキュメンタリー『プライトinブルー』というのをやっていたので見た。A代表と同じユニフォームを着て、ドイツの世界大会に出場していて、何だかとてもかっこよかった。ぼくも代表になりたいと思った。ぼくの住んでいる町は「坂戸」というのだけど、「坂戸町内男子42歳関西出身日本代表」カテゴリーがあったらがんばるのにと思った。だけどあったらあったで、結局がんばりはしないのだろうなぁとも思った。どないやねん。
先日、あきれるほど負け続けていたパチンコでようやく勝ちを見た。もうこのスランプは抜け出せないのではないかとすら思っていたけど、やっぱり明けない夜はなかった。やまない雨はなかった。次の日、また負けたけど。
ここらは雨。部屋の中もとっても寒い。だけど窓外の公園で寝てる乞食の兄ちゃんはもっと寒いだろうと思って我慢している。
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登録日:2008年 12月 02日 03:48:40
コメント
もう山下君が直感でいきなり核心を突いちゃってるんで面白くないや(笑)。
よく映画とかに出てくる宙に浮かぶ立体映像(デズニーランドとかにある)、あれをフォログラムっていうけど、それが山下君の言ってる「ぼく」の秘密を解く鍵なのだ。あの画像を作っている原板を半分にして映写すると、ネガフィルムなら写ってる画像も半分になっちゃうけど、フォログラムの場合は粒子が粗くなるだけで、やはり全体が写される。その半分の、そのまた半分、、、どこまで行っても結果は同じ、、ひとつの部分に、常に全体の情報が含まれているからだ。それは人間の構造と一緒。人間が60兆個くらいの細胞で出来ていて、そのひとつひとつに体全体の情報が入っていて臨機応変に手になったり足になったり肺になったりと、、、、言わば、ちっちゃい部分的山下君が集まってでっかい全体的山下君を作っているというフォログラフィカルな構造。、、ってなことを山下君は言っていると思う。
でも、それよか面白いのは、その人間一人には「ぼく」以外のバクテリアの細胞が100兆以上も寄生しているということ。腸内だけでも1キロ分くらいは細菌なんだってよ。自分の細胞より他人の方が断然多く住んでいるこの体っていったいなんなんだ、って思うよ。もう一人の自分がこう言ってる、、とかいう表現を使うときのそのもう一人ってのは、ひょっとしてそいつらが作っている「ぼく」なのかも。
こないだ見たDVD(アメリカ映画)。喜劇なんだけど、健常者が障害者を装ってパラリンピックの予選みたいなのに出る、、っての。障害者役の人はもちろん本当の障害者の人たち。絶対に邦画ではあり得なーい!! ともあれ、これまで見た映画で一番、これは深イイ、と思ったのは「フリークス」だけどね。
がぶん@@ @ 2008年 12月 02日 10:41:17
俺も『プライトinブルー』見ました。(本も読んだ)ゴールキーパー上手
ですよね。実際のプレーも見たことあるんですよ。大会の審判やお手伝いを頼まれて行ったんですが、その試合の時、彼はミッドフィールダーだったかな?攻めも守りも彼からで、身体も大きくキック力もありとっても目立っていて、その時スタッフの方から「代表のキーパー」と聞かされ納得でした。
日本を代表して国際大会に参加し、すばらしいスタジアムでプレーできたなんて本当にかっこいいですよね。
「ぼくも代表になりたい」と俺も思った。
黒ひげ @ 2008年 12月 02日 11:43:28
あのままどんどん発展しています。ウンコや鼻水どころかしているマフラーも手袋も「ぼく」、みたいな。コバンザメも込みのジンベイザメみたいな。もちろんジンベイザメ込みのコバンザメでもいいのですが。健常者inパラリンピックはおもしろいなぁ。前に『サタデーナイトライブ』というアメリカのバラエティー番組でスティービーワンダーがカメラを「ぼくでも撮れる!!」とかいいながら、ばしゃばしゃ撮って、写真には何も写ってないという簡易カメラのCMコントを見た事があります。お腹がよじれました。『フリークス』はタイトルだけ聞いたことがあります。見よー。
あのゴールキーパーはかっこよかったですね。ぼくは1度も試合に出られなかった子の顔が忘れられません。
山下 @ 2008年 12月 02日 19:51:27
「フリークス」是非。人間観変わります。
がぶん@@ @ 2008年 12月 02日 20:42:46
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