自然

ぬいぐるみより小さいキツネザルの赤ちゃん、フランス

【1月22日 AFP】フランス東部のブザンソン動物園(Besancon Zoo)で20日、マダガスカルに生息するキツネザルの一種、カンムリベローシファカ(Propithecus coronatus)の赤ちゃんが公開された。カンムリベローシファカは絶滅危惧(きぐ)種に指定されていることから、前年12月27日に生まれたこの赤ちゃんは、「保護が必要」という意味のタヒナ(Tahina)と名付けられた。現在、保護されているカンムリヴェローシファカは世界で17匹のみ。(c)AFP

AFPBB News


 ある知り合いがあることをして、俗にいう「人に迷惑をかけた」。

 しばらくしてその人に会った。会っておどろいた。佇まいに、まったく悪びれたところがない。聞けば「いやあ、もうほんとに申し訳ない」と神妙な顔をするのだ

けど、若い女の子の話でテンションを上げたりする。

 これまでぼくはその人をかた苦しい「真面目な」人として認識していた。たぶん、本人もそう思っていたと思う。だからとてもびっくりした。それは去年の夏、神戸のぼくが住んでいた地域の小さな川が突然の大雨による鉄砲水で人が死んだとき、かつて地震であれだけびっくりしたにもかかわらず懲りずにまたびっくりしたのに似ている。

 だけど人も川も、自然だから、こちらの思惑と違う動きを見せるのは当たり前といえば当たり前で、それでもまあ思ってもみなかったことが起きればいちいちびっくりはするけど、だけどどんだけ迷惑をかけられて被害を被ったとしても「そんな人と思わなかった」「そんな川とは思わなかった」とかいうのはおかしい。ていうか、バカっぽい。

 昨日、夜中に岩井俊二監督の『花とアリス』という映画の最後の方だけを見た。最後の方だけなので、どんな話なのかなんかまったくわからなかったけど、俳優がほとんど何もせずにぼそぼそとしゃべっているのがとてもおもしろくて、最後まで見た。やっぱり俳優は何もしなけりゃ何もしないほど、その人の本来持つ魅力があらわになる。

 昨日、その前に見た芝居もそうで、一見、舞台を引き締めているように見えるベテランよりも、ほとんど舞台経験のない人たちの方がずっとよかった。それはたぶん経験のない人たちというのはつまらない記号演技による「武装」をしてないから(出来ないから)、その人にそのとき起こっていることがダイレクトにこちらに伝わって来るからで、で、そのことはそれがどんなことであれ(「緊張するなー」とか「あ、間違えた」とか「靴が歩き難い」とかだとしても)、やっぱり強く「おもしろい」と思える「何か」だからなのだと思う。もちろんそれはよくいわれる「自然な演技」というのとは違う。あれは大げさなくさい演技なんかよりも、ある意味、もっと複雑に、くさい。

 まあだけど芝居自体はつまらなかった。いろいろと理由はあるけれど、ぼくは台詞をよく聞いてないと意味がわからない劇がゆるせない。大体、台詞を聞いてなきゃ意味がわからない劇なんて、それって最初に「森進一のモノマネしまーす」というのを聞いてないと何のモノマネかわからないモノマネのようなものじゃない。

 今また、春あたりに、まずまた札幌でワークショップをやろうかと目論んでいて、うまくいけば東京か川崎ででもと考えていて、去年やったのがとても楽しかったから、たぶんまた今度も楽しいだろうと考えているけど、楽しくなくてもがっかりはしない。

コメント[22], トラックバック[0]
登録日:2009年 01月 22日 19:01:42

コメント

ぬいぐるみより小さいキツネザル、、って、そのぬいぐるみが5メートルだったらどうなの。
ともあれ、、、
僕は弟を見ていると、やっぱりなんだか演技のようにしか見えない。
ご存知(?)のように新宿でヤクザしているわけだけど、360度どこからみてもヤクザ!
スキンヘッド、全身刺青、指2本欠損、極派手なファッション、、、それはやっぱり演じているんだと思う、いつか映画かなんかで見たヤクザを。
弟がいみじくも言ったことは、一見ヤクザじゃないと歌舞伎町あたりは危なくて歩けない(笑)。

がぶん@@ @ 2009年 01月 23日 02:32:08

 で、その入れ墨を中学生の女の子に恥ずかしそうに見せてあげてたましたよね。で、それをみんなで「きゃーきゃー」いいながら写メして。あれはおかしかったなぁ。

山下 @ 2009年 01月 23日 02:44:51

わたしがはじめてfictionを見たときに思ったのは、まさしく「見てればわかる」でした。

それは分かりやすいとかいうのではなくて、むしろ分かりにくい状況だったりするけど見てればわかるっていうか、役柄じゃない本当の人物がそこにいてしゃべっているというか、だけどちゃんとお芝居で。。。

それはそれは衝撃的でした。

めい @ 2009年 01月 24日 03:11:26

 でしょ?

山下 @ 2009年 01月 24日 18:41:03

ぬいぐるみにぬいぐるみがくっついてるようにしか見えないので写真を拡大して見てみると・・・
きゃーなんてかわいいキツネザルの赤ちゃん。
もうどうしてこんなにかわいいのでしょう。こういうのを見てるととても幸せな気持ちになれます。

昨夜、ここのコメント欄に登場される人気者がぶんさんの「脳腫瘍手術記念」ブログの中の動画サービスをみつけて一人でガハガハ笑っておりました。
彼ら(動物も人間も)の「自然」な振る舞いの中には絶妙なおかしさがあります。
それを編集されたがぶんさんがおもしろいことは言うまでもありませんが(笑)

日付が変わって今日は山下さんのお誕生日。
おめでとうございまーす!

なな @ 2009年 01月 25日 01:23:07

お誕生日、おめでとうございます。

最近、山田太一さんの脚本が気になっています。
気になるというか、わたしの今までの記憶の中で
「いいなあ。」と思ってきたものの多くが、
どうやら山田太一さんの作品だったようで。

で。最近の映画の見方は
「あの役やってたのがこの人?ふーん。」
みたいに気になる役者さんを
芋づる式に見るのが楽しみになっています。

yuko @ 2009年 01月 25日 03:12:53

 ありがとうございます。わはは。

 山田太一はおもしろい。不自然な会話がとてもいい。

山下 @ 2009年 01月 25日 04:28:27

お誕生日おめでとうございます。

私は...芝居が分かると言うより感じる、なのかしら。
行間なんかでふと思ったり、入り込んだり...モノによっては置いてきぼりをくらいます。
フィクションには沢山の感情があってこちらも忙しいですが、その分(?)楽しいです。

山田太一はヘンテコな言い回しが多くて面白いです。
すごく特徴的ですよね。
あんな感じの会話って実際には聞いたことないです。

ヨコ @ 2009年 01月 25日 14:12:13

お誕生日おめでとうございます(^.^)
山田太一さんのお芝居は確かにヘンテコな(笑)言い回しですね
孫『おばあちゃん』祖母『寝たいの』孫『一緒に』祖母『寝ない』孫『冷たい』祖母『一人がすき』 とか?
連想ゲームかい!と思うような独特なセリフの言い回しに溜め息をつきながらも又来週も見てしまいますフフン余談ですが近所にGAJINと言う美容室を見つけました。がじんさん無関係ですよね いやいや絶対無関係ですよね。 あれ...。

つくね @ 2009年 01月 25日 15:49:45

TVドラマの概念がガラッと変わるほど衝撃的だったのは、私が中学生の時に放映されていた山田太一脚本の『想い出づくり。』でした。自分が日々考える世界は、本当に狭い目の前のことだけしかなくて、人間のどうしようもなさや、親子の確執がとってもリアルに響いて、最後のほうの結婚式当日のエピソードは、ドラマだからこれぐらいはするのかな…ってちょっと冷ややかに見ていたりしましたが(笑)あれは毎週楽しみで、田中裕子だけは流されないでくれ~~と祈りながら観ていました。

いつも思うのは、あのセリフのやりとりは、誰がやっても、誰が演出しても、あーなるのか、と。昔は全体的に感じられた空気だけれど、今は部分部分でセリフが強調されているように感じる。皆が思う山田太一色を。間をあけずに淡々と言うことが指定されているのか? しゃべると言うより、疑問も答えも、全てを活字にしたようなセリフの行ったり来たりを間違えずに言うのに精一杯と感じる。もっとあのセリフは上手くやりとりできるんじゃないのかなー、と少しもったいなく思うのは私だけかな。
風間杜夫は、久しぶりにいいなーと思った。少しくさい演技ぐらいのほうがおもしろい。

kiki @ 2009年 01月 25日 16:54:34

お誕生日おめでとうございます。
いくつになってもやっぱりおめでたい事だと思うので。
どんなお誕生日の一日をお過ごしだったでしょうか。

私も20日前の5日に同じ43歳になりました。
その翌日、脾臓腫瘍と闘っていた愛犬が他界しました。
私の誕生日を意地でも見届けたかったのだと思います。
力尽きたといった最期でした。。。

ショックでしばらくは放心状態、フォログを読んでもコメントできずに
おりましたが、澄人さんの誕生日におめでとうだけは言いたくて。
なのに暗い内容のコメントでごめんなさい。
おめでとうという気持ちだけ届けばいいなと思います。

ゆるり @ 2009年 01月 25日 23:59:05

 今日は(もう昨日か)騎馬で『ジンガロ』という、フランスから来た、馬がたくさん出てくるすごい芝居というか見せ物というかを見てきました。すごかったです。3月までやってます。今度いつ来るかわかりません。かなり高いですけどちょーお薦めします。

 犬、そうですか。ぼくも何度かそういうことがありました。何度経験してもなれるものではないし、なれたくなんかないです。暗い内容だなんてとんでもない。そういうのを「暗い」とはいいませんよ。

山下 @ 2009年 01月 26日 04:13:51

ははは、弟はそんな商売してませーん!たぶんその美容室の経営者は弟と同じ「雅人」という名前なんじゃないでしょうか。ちなみにうちのがじんは去年の11月、本職の「恐喝」で四谷署に逮捕され、22日間、つまり法の許す限りの最長期間勾留され、結果不起訴処分で釈放されたそーです(笑)。たまには本領発揮っていうところでしょうか。まったく実弟が職業的ヤクザっていうのも大迷惑です。この僕にライフル銃所持の許可が降りないじゃないか!、、別にそんなもの欲しくないけど。。。

がぶん@@ @ 2009年 01月 26日 04:54:04

おはようございます
今朝は寒いけど あれ?空がキレイだ...と感じました。同じ朝は来ないと言うことでしょうか。
ゆるりさん 淋しくなられましたね。大切な方を亡くすのは心がチギレルような気持ちです。だから私は 『死』に慣れちゃいけないといつも思っています。気の利いた言葉が見つからず言いっぱなしでごめんなさい。

美容室『GAJIN』。
がじんさんのお店ではなく残念でした(-.-) "その入れ墨と同じ髪型で" と 注文したかったです。

つくね @ 2009年 01月 26日 09:18:53

春にワークショップですか?今からとっても楽しみです。
早く雪解けろ!!!(ちょびひげの参加お願いしま~す)

黒ひげ @ 2009年 01月 26日 09:35:25

お誕生日おめでとうございます。。。
歳を重ねると、めでたくはないよ。。といわれる人もいるけど
産んでくれた母におめでとうもあるんだとおもいます。。
それで、命も、気持ちもつながっていくんだもの。
凄いことですよね。。
最近、コメントにぎやかで読んでるだけでも楽しいです。

知り合えない人のことも、なんか身近に感じて、
誰でも、かかわりあって生きているんだなぁって・・。
なんか、ほっとします。

kumi @ 2009年 01月 26日 11:01:49

ゆるりさん、以前ここに愛犬の闘病のことを書かれていたので気になっていました。
そうですか・・・寂しいですね。わたしも今までに何度か経験していますがつらいです。
今は元気にしている猫三匹も16歳。みんな私のふとんにもぐりこんでくるような子ばかりで、毎晩窮屈な思いをして寝てるのですが、この子たちがいなくなったらどうしよう・・と思います。ちょっと自信ないです。

今朝起きたら、庭のテラスのすぐそばまでキツネの足跡がありました。雪で餌の少ないこの時期、鳥たちにご飯やミカンを出してやるのですが、お腹をすかせたキツネもやってきたのでしょう。冬はみんなが精一杯生きている「足跡」がいっぱいです。
元気だしてくださいね。
そしてまた富良野にお越しください。

なな @ 2009年 01月 26日 16:54:06

澄人さん、つくねさん、ななさん、温かいお言葉ありがとうございます。
私も愛犬の死を何度も経験していますが、やっぱりダメです。
その都度打ちのめされます。
3週間経ってようやく一人の空間に慣れて来たかな・・・という感じです。

澄人さんやつくねさんの仰る通り『死』には慣れないし、慣れたくないです。
身を切られるようにツライです。

ななさんのお宅の猫ちゃんは16歳なんですね!
それも3匹も♪
みんなでお布団で一緒におねんね、暖かいでしょうね。
私もいつも一緒に寝てました。
うちの子は17歳でしたが、犬よりも猫の方が長生きするようなので
まだまだ元気で頑張って欲しいです。
共に過ごせる一瞬一瞬を大切にされて下さいね(*^-^*)

そしてななさん、私2月の半ばに富良野に参ります。
うちの愛犬が気に入っていた朝日ヶ丘公園(北時計の裏)に
行って、亡き愛犬たちと初めての雪遊びに興じます。
一人で雪の中をきゃっきゃと走り回ってる不審なおばさんがいたら、
おそらくそれが私です。

ゆるり @ 2009年 01月 27日 18:38:16

えっ!2月ですか?ゆるりさん。。
朝日が丘公園は雪で入れないと思うし、涙も鼻水も瞬間凍結しちゃいますよー(笑)
冬は本当に「泣きたくなる日」があるから、春においでよーって思いながら降る雪を眺めています。
今の気温は-3.5度。暖かいです。



 

なな @ 2009年 01月 28日 13:35:27

間違えて、古ーい親記事にレスしちゃったんで、こっちであらためて、、、、。

去年観た映画のベストは「やわらかい手」だったけど、今年は今のところ「BUG」だ。監督はウィリアム・フリードキン(エクソシストとかの)。画面は終始モーテルの一室。見えない虫?をテーマに、人はどこまで正常でいられるか、、というような内容。これはオフプロードウェイでの舞台劇が原作。主演はアシュレイ・ジャッド(僕が大好きな女優)とマイケル・シャノン(男優)。この男優見た事ないなぁと思ってたら、その舞台版の同じキャラでの役者だった。で、僕は思った。この男の役を山下くんで是非観たいと!!こういうのはそっくりパクってやっちゃういうわけにはいかない、、よねーー(笑)。

がぶん@@ @ 2009年 01月 29日 04:31:41

 『BUG』見ました。どの役だろうと思いながら見ていて、もしかしてこの大人しそうな男の役か?じゃなくてこっちの刑務所帰りの元旦那か?ああ、女殴ってるし多分こっちかなと思って見てたら、突然虫におそわれて暴れまくりだした大人しい方を見てて、ああこっちかとわかりました。後半の青い部屋でのシーンは笑いました。男を刺すところとか。と、あと歯を抜くところ。

山下 @ 2009年 02月 01日 01:34:46

 ほんまか。よかったのぉ。

 と、返答をしたところで、書いた野武士は見てないだろうから腹が立つ。

 更新、滞っておりますが、すぐ書きます。いま出ましたから。

山下 @ 2009年 02月 06日 23:04:30

コメントを追加

Trackback

この記事に対するトラックバックURL:

カレンダー
< 2009年 01月 >




1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール
山下澄人
FICTION WEB
FICTION構成員の日々
YAMASHITASUMITO+59
演劇映像絵音楽小説等等々。