ざまー見ろ?

<06サッカーW杯>スイス 初戦はスコアレスドロー - ドイツ

【シュツットガルト/ドイツ 13日 AFP】06サッカーW杯・グループリーグG・初戦、フランスvsスイス。スイスのフィリップ・デゲン(Philipp Degen、左)は、フランスのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane、右)のチェックを受けながらもドリブル突破を図る。試合は両チームとも得点チャンスを決める事が出来ず、スコアレスドローに終わった。(c)AFP/PASCAL PAVANI

AFPBB News


かなり前の写真を引用してすみません。

「ハリーポッター」の翻訳家、松岡祐子さんが日本での課税をのがれるためスイスに住所を移していたのに、生活実態は日本にあったとして、7億円以上の追徴課税を請求されたというニュースが気になったので。

彼女は夫が経営していた静山社を夫の死後経営を引き継ぎ、翻訳者としても多額の翻訳料を受け取っていたらしいから、「ハリーポッター」様さまだよな、なら正々堂々と国のために税金を払えよ、などと庶民としては追徴課税のニュースを聞いて溜飲を下げた部分もかなりある。
溜飲を下げながらも、ちょっとだけこれでいいのかな、とも思うのだ。そっち側の人間になることはまずないとしても。

しかしそっち側になったときのことを想像することはできる。

<どんな気持ち?>

たとえば1億稼いだとして。いや、あくまで想像。しかし楽しいようで、むなしい想像だ。
とにかく、1億のうち、半分税金に取られると5000万円が手取り。
これってどうなの?一般庶民としては、それだけ稼いでいる人には相応の税金を払ってもらって日本のために使ってほしい、というのはまっとうな意見なんだろうけど。1億稼ぐ人からしたら確かにバカバカしい。自分の手腕と体と頭で稼いで(悪いことをしていない限り)なんでそんなに持っていかれるわけ?となるのも不思議じゃない。

<そんな感覚ってどうよ?>

庶民感情って、あたかもそれがいつも正しいように取り上げられるけれど、往々にして政治やマスコミに利用されているだけのことが多い。利用する政治やらマスコミやらは庶民じゃない。ザマーミロ感は一歩ひいてみればさもしさの塊だ。
どうでもいいが、この「さもしい」って感覚、最近の若い人にはわからないんですかね?友人が「さもしい」って言葉を使ったら「どういう意味?」って聞かれたんだとか。「さみしいってことですか?」って。かなり絶句、なんだが、これを聞いた人ってのは30代。決して若いから言葉を知らないって世代ではない。「さもしい」感がつかめないのはもうそんな感覚とは無縁だから?
しかし、成功者をねたむ感覚ってさもしいんだよなぁ。あ、もうひとつどうでもいいこと。「さもしい」と聞くと昔見た「里見八犬伝」のアボシサモジロウを思い出す。さもしい男だったんだろうか。もうすっかり忘れてしまったが。

話を元に戻そう。子どもがよく「ズルい」って言うんだが、この「ズルい」も聞くたびに悲しくなる、さもしいよなぁ・・・といいつつ自分も最近ウツったようでつい「ズルい」って言ってしまっていて、これまたちょっと悲しいのだが、これは置いといて。あまり話が戻ってない気もしますが。
弟だけ買ってもらってズルい。お姉ちゃんだけズルい。金持ちだけズルい。公務員だけコームイン住宅が都心に格安であてがわれてズルい。松田聖子だけ子育てもろくにしないで仕事も恋愛もできてズルい。整形はズルい。美容外科はそこにつけこんでがっぽり稼いでズルい。・・・などなど。笑
最近のマスコミが操作するバッシングってこの庶民の「ズルい」感をあおっている気がしてならない。あおるマスコミって決して庶民感覚の世界じゃないのにね。マスコミこそズルいしさもしいよ。

<たとえばこれも>

小泉さんが総理としてやったこと言って真っ先に出てくるのって郵政民営化じゃないかと思うのだが、これも何のためにやったんだかよくわからないまま庶民からの賛同をかなり得られたもののひとつだと思う。
なんでだったんだろう、とずっと思っていたんだが、庶民の賛同ってつまりこの「ズルい」感、ザマーミロ感を刺激したんだと思う。どんなショボそうな郵便局職員だってコームインじゃん、この不景気にそれでリストラもなく安泰なんて許せん、みたいな。民営化されたことで、これであたしたち庶民と同じよ、リストラもされるよ、つぶれるリスクもあるよ、ザマーミロっつうさもしさ。違いますか?

しかしね、いっぱい稼ぐから外国に住所を移すってのも、もしかしたらさもしいのかもしれぬ。あたしの稼いだ金よ、誰にも渡さない、っての。
稼いでみて、一度味わってみたいね、そんな感覚。この結論もさもしいかな。

カテゴリー[ 独断と偏見・時事 ], コメント[4], トラックバック[0]
登録日:2006年 08月 07日 21:37:17

コメント

はいはい、九ちゃんがナレーションしてました。「さもしい浪人、網乾左母二郎」ってね。ザマーミロで簡単にガス抜きされちまうあたしらっていったい・・・。

アボシテツジロウ @ 2006年 08月 07日 23:46:28

アボシテツジロウさま

そうそう!「さもしい浪人」ってキャッチコピーがついていましたね。今の子にはわからんだろうなぁ。
キャッチコピー付きキャラとして思い出すのは「わたーしゃかーなしーいぐーんそぅ」、悲しい軍曹、プリンプリン物語の軍曹(名前忘れた)。このキャッチが好きでいつも聞くたびしみじみしていた10代のころ。

すずか @ 2006年 08月 08日 08:38:22

ズルイって言うのはある意味
健康で健全な感覚かも。
わたし、最近ズルイ!とかおトク!とか何も感じませんです。
あぁ、病んでる(爆

くぼ@赤ウサギ @ 2006年 08月 08日 22:11:14

くぼさま

いやいや、それは悟りの境地!菩薩か仙人か?

すずか @ 2006年 08月 09日 08:57:30

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さかぐち すずか
(女)
福岡は玄界灘に面した町で生まれ育つ。
九州大学卒業後、国と外郭団体にて女性労働行政に携わった後、大学の生涯学習研究所や弱小業界紙、大手進学塾の採点室を経て、現在、ライター&介護生活佳境&3人の子育て終盤戦。
「女・年寄り・子ども」の視点から、介護・おシゴト・受験・ちょこっとエコについて書いています。
なにごとも物事をナナメから見てしまうのが長所でもあり短所でもあります。

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