桜をめでる

ワシントン 人々の目を楽しませる桜 - 米国

【ワシントンDC/米国 30日 AFP】ワシントンDCでは29日、暖かい気温により桜が開花になっており、開花のピークは今週になると予想されている。桜祭りも4月9日まで開催される。タイダルベイズン(Tidal Basin)沿いの桜の下を散策しに人々が訪れた。写真は、ワシントンDCの観光名所で桜を楽しむ人々。背後には、ワシントン記念塔、オールド・ ポスト・オフィス・パビリオン(Old Post Office Pavillion)の塔も見える。(c)AFP/Karen BLEIER

AFPBB News


花は桜。それは日本だけの話だと聞いていたぞ。
アメリカでもこの人出。日本のように桜の下でどんちゃん騒ぎはしないものの。
確かにワシントンDCにも日本から贈った桜並木があるとは聞いていた。
しかし、それをめでているのはそこを訪れる日本人だけだとばかり。
桜まつりまで行われていたとは。しかも1935年から!あの太平洋戦争前じゃないか。
戦争中は日系人が強制収容されたように桜も厳しい扱いをされたのだろうか。
なんでも真珠湾攻撃時にはそのうち4本が切られたらしいが、あとは「オリエンタルの桜」として市民によって守られたんだという。
桜の方が人間よりいい扱いを受けたわけだ。市井の人々の意識が崇高だったといういい例ですね。
そもそも桜を贈ったのは1912年!当時の東京市長、尾崎行雄だったって知ってました!?(尾崎行雄!憲政の神と呼ばれるあの方ですよね)

日米友好の証として3000本もの桜の苗木を。
もちろん、日米友好の証は後の開戦によってあっさり破棄されたわけですが。

この苗木、1909年にまず第一陣2000本が贈られたらしいのですが、すべて害虫が寄生していたため焼却処分されたといいます。
そう。桜は害虫がつきやすい。大変な木だ。桜の木の下にいると毛虫がいつ落ちてくるか気が気じゃないよね。
ほんの一週間ほどの開花のために、害虫は多いは手はかかるはの木を維持しながら一年耐える気分。それも日本人の気分と合っているんですかね。

<桜の下でひらめいたのだ>
ところで。
去年、桜並木の下を通っていて、突然桜の気分がわかった。
時はつぼみが膨らみ今まさに咲かんとしているころ。
気がはやっている、咲きたくてうずうずしている、そんな気。エネルギーが充満しているのが伝わってきた。
爆発するように花が開くんだろうなぁ、ってパーッと視界が開けるようにわかったのだ。
でね、咲き始めると、そのうずうず感が一気に落ち着くの。スーッとね。
多分、出産したあとの興奮しているんだけど、疲れている、喜びがジワーっと沸いてくるような、そんな気分なんだと思う。
私の気のせいだとお思いでしょうね。
でも、いいんだ。そんな気がしただけでも。木が「木」と呼ばれているのは多分木の気を昔の人が感じたからじゃないか、とまで思ったのだ。
ちなみに葉桜になるころ、木は次の開花に備えてエネルギーを溜め始めています。充足感でいっぱい、そんな気を感じます。
これも、ちなみにですが、春の木たち、近くにしだれ柳の並木があるのですが、柳たちも春になるとワイワイにぎやか。春が来る喜びが満ち満ちているのを感じます。
常緑樹は落ち着いたもの。興奮している木たちをゆとりのある目で眺めている。
いや。突然のスピリチュアルな話への展開。ついていけなかったらお許しを。

<だからなんだ>
さて、現在全国に植えられているソメイヨシノ。現在豊島区巣鴨付近の染井というところの植木屋で売り出された桜だそうです。
ソメイヨシノは人間が交配によって作り出した種で自家受粉できない。このためすべて人手によって接木で増やすので、すべての木が同じ遺伝子を持ったクローンなんですって。遺伝子が同じなので、気温などの開花条件が同じになったときに咲く、つまり同じ気候条件で開花するので、天気予報で開花予想ができるというわけ。
驚いた。クローンか、そうか。クローンといえばクローン羊のドリーの方が有名だが、クローンとはもともと園芸の接木のことだそう。人間が神の手を超える、というのは園芸が元祖だったのか。
クローン桜。ドラゴン桜みたいだな(蛇足)。

ああ、すっかり話が散漫になってしまった。
こんなにもろもろの思いが交錯するのも、桜開花で心も浮き足立っているんでしょうか。
落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせながら、切ない思いで桜並木の下を歩いている今日この頃。

カテゴリー[ 独断と偏見・時事 ], コメント[5], トラックバック[3]
登録日:2006年 03月 30日 19:53:38

コメント

アメリカ人は、どんな感じで桜を「楽しむ」んでしょうね?
来し方行く末を思うなんてことはないんだろうなあ・・・。
願はくば花の下にて春死なむ、みたいな、散ることに重きを置くのがどうもね。わあ咲いた咲いたって、ご陽気に楽しんでるなら、アメリカ人のことを少しは好きになれそう。

テツ @ 2006年 03月 31日 04:15:11

この廃棄騒ぎのおかげで
害虫に強い桜の品種改良が進んだのは
有名な話ですよね

くぼ @ 2006年 03月 31日 11:18:28

テツ

なんで桜にだけ人生を投影させるんでしょうね?
でもでも、できることなら私も花の下にて春に死にたいなあ。

くぼさま

知りませんでした。
そうなんですか?
それでも毛虫は多いよねぇ。

すずか @ 2006年 03月 31日 20:14:09

僕は絶対花の下にて春死なぬから、看取ってあげるよ(笑)。

テツ @ 2006年 04月 01日 17:35:40

テツ

桜が咲く前に死ぬかもだし。笑

すずか @ 2006年 04月 01日 19:36:24

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桜のリレーをしてみようと思う

(画像:都内某所にて撮影) ワシントンでは桜が満開らしい。 という日本も満開だったのね・・・ 最近あまりに忙しくて、そんなこと気にも留めていなかったのです。

date:2006年 04月 01日 20:31:22

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date:2006年 03月 31日 18:36:57

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さかぐち すずか
(女)
国と外郭団体にて女性労働行政に携わる。3人の子育てトンネルを抜け出し、大学の研究所や弱小業界紙を経て、現在、介護生活&塾の採点室のセンセイ&地元紙で情報発信をする。物事をナナメから見てしまうのは、人生のメインストリートをはずれたせいかもしれません。
理屈より感覚。好きか嫌いか。ちょっと毒舌入ります。小心者の博多女ゆえ深い意味はありません。
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