身を守るためには見てるだけじゃダメ
【東京 28日 AFP】東京で28日、子供を対象として、暴漢に襲われた際の護身術を学ぶ講習会が開かれた。米国で生まれた護身術が教授され、防護服を着た講師が子供の腕をつかむ暴漢役になった。写真は、暴漢から自分の身を守る方法を学ぶ少女。(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO
護身術の講習会をやると、結構人気が高いって聞いた。
うん。多分そういう目的で(どういう?笑)襲われることはもう多分ないであろうと思われる私にしても、習っておきたいな、と思うもん。
蛇足ですが、夜道のひとり歩き、丸腰のおばさんほど安全なものはない、って言ったら笑われた。
だってさー、体目的でも金銭目的でもないってまず安全ってことでしょ?笑
お金を持ってそうなオヤジの方がずっと危ないです。きょうび。
ま、ただのストレス発散におばさんを殴ってみる、みたいなのに遭遇したらもうお手上げでしょうがね。そういえば、数年前ウオーキングをしていた義母(もちろん丸腰)とすれ違いざまに持っていた傘で義母をしこたま殴った若い男がいたらしい。ひどい話だ。
あ、先日のマンション突き落とし事件、これも掃除のおばさまがあわや投げ落とされるところでしたね。ほうきは持っていたから丸腰ではなかったが。丸腰のイミが違うか。
<護身術で身を守れるのか?>
ともかく物騒な世の中である。
幼い女の子を持つ親は、子どもが家に戻ってくるまで気が気じゃないよ。
毎日学校まで迎えに行く母たちも多いようだし。
その辺のヘンタイ男の毒牙にはかけられない。自衛するしかない。
というわけで、この写真のような講習会となったわけでしょうが。
しかし。コメントにあったようにこんな護身術が本当に有効なのか。
相手は大人の男ですよ。
いくらコツを教えておいても、この写真のような蹴りが果たしてできるのか。
できたとして、返ってそれが犯人を逆上させることになったらどうするの?
・・・とここまで書いて、以前取材で聞いたCAP(子どもたちが暴力から自分を守るためのプログラムに取り組んでいる組織です)のメモを読み返してみたら、「蹴る」ことも教えていますね。
ははは。そんなもんか。ちゃんと聞いて、へーっと納得したはずだったんだがなぁ。
じゃ、やはりこの写真のような護身術もキチンと学んでおく意義があるというものだったのですね。
<CAPではこう教えています>
反省はさておいて。
CAPでは、手を伸ばしても届かないくらいの距離を相手との間に保つことを第一に教えていますが、無理やり手をつかまれた場合にやることとして「蹴る」ことも教えています。
まず大声を出す。それからむこうずねを蹴る。足の甲を踏む(足の甲も効くらしい。そりゃ痛いらしいよ)。
口をふさがれたら、小指をひねる(これも少ない力で効果絶大)。
だそうです。書いていても怖いなあ。
練習をしておくに越したことはなさそう。場所と相手がモンダイではありますが。
ところで大声を出す、ってどんな声だと思います?
CAPの講習会ではこの声の出し方も練習する。うおーっと腹の底から出す、いかにもただ事ではなさそうなことを知らせる声だ。
こんな練習が役に立つ機会がないことを祈りたい。
マンションの屋上から落とされそうになっても・・・役に立つのだろうか?
カテゴリー[ 独断と偏見・時事 ], コメント[5], トラックバック[0]
登録日:2006年 04月 06日 20:38:20
コメント
マンション投げ落とし事件は
なんともいいようのない怒りが
沸いてきましたね。
自分の生活がうまくいかないからって
なぜまったく面識のない他人を
しかも「弱いから子供、女」
とかって狙ったのか。
自分の人生にすら始末をつけられない輩は
サイテーです!><
くぼ@赤ウサギ @ 2006年 04月 06日 23:23:24
あの犯人の行動はいまだに不可解(というか理解できる犯罪がそうあるわけじゃないけど)。
そんなので人生を断ち切られるなんてたまらんよ。
すずか @ 2006年 04月 07日 20:36:02
はじめまして。CAPプログラムの本質は、子ども自身が持つ内なる力への気づきにあるのではないかな、と。CAPを日本に初めて紹介した森田ゆりさんは、それを「エンパワメント」(エンパワーメントではなく)と言っています。ここで言う内なる力とは、反撃のためのような物理的なものではありません。
それは、子ども自身が、他者から侵害されることのない価値ある存在であるということを自らが実感する、というような。子どもは誰かに保護されるだけの無力な存在ではなく、問題解決能力を持つ主体的な存在である、ということを意味していたように記憶しています。
ちなみに犯罪に巻き込まれそうな事態に際しては、「no(拒否する)」「go(逃げる)」「tell(信頼できる大人に言う)」の3つがポイントで。管理人さんがおっしゃられている足を踏む云々も、逃げる時間を稼ぐ、といった位置づけが結構大きかったように思います。大声も、周囲に知らせるだけではなく自分に自信をつける、という副次的な意味もあるそうです。腹の底から、ですもんね。
ちなみに、先月くらいにTVでこのcapプログラムを導入した東京のNPOか何かが紹介されていましたが、そこでの声出しのレッスンはイマイチでした。もっとちゃんと腹の底から声を出さないと、遊び声とあんま変わんないよ、それ……
以上、森田ゆりさんの一ファンからでした。
Joel @ 2006年 04月 07日 21:58:13
最近、合気道とか武術をはじめようと思っています。
最初はテコンドーを・・・と思ったのですが、組みをやったときに、いくら防御を着けているとはいえ、あんなすげーキックされるのイタソーと思い、即断念。
やっぱり、”和”の心を重んじる合気道かしら、と真剣に悩む今日この頃。
ところで、このような子供へ向けた護身術は、海外ではそんなに珍しくないんですよね。
でも、海外で「護身術で習った技でホームレスをぶっ殺した」なんてニュースはあまりないですよね。
貧しい人やドラッグ中毒者が犯罪を起こすというのはあっても、ごくごく普通の少年が、いきなりイヌに火をつけて毛を燃やしたり、テレビのまねして動脈をカッターで切りつけ、「吹き出る血を見たかった」なんて事件は、日本ほど頻繁ではないと感じます。(アメリカはどうか知らないけど・・・)
それに比べ、日本では「なんとなく」という感情から、自分よりも体力的に劣るものを暴力の対象にしている子供たちが多いように感じます。
もともとの目的は正当なもので、それを習得することはいいと思います。
でも、現在の日本っはちょっと病んでるので、「金もってるおっさんの方が危ないかも・・・」という憂慮も、残念ながら一理あると思います。
肉体的な強さと兼ね備えることについての責任とか精神的な忍耐や強さについても、きちっと叩き込む必要がありそうですね。
藤原Hikki @ 2006年 04月 09日 06:58:09
Joelさま
ありがとうございました。
なるほど。一回の取材くらいではその精神までは理解できていないものですね・・・。
声も、そうですか、自信をつけるという意味合いがあったのですか。
CAPの理念のもとに各地で活動する団体によってもそのとらえ方や進め方に少しずつ差ができているのかもしれませんね。
藤原さま
またまた鋭い洞察。うなるばかり。お恥ずかしい。
護身術が弱者への攻撃手段になってしまうかもという恐れは、護身術を知らなくてもおこりうることかもしれません。
護身術を覚えたことでさらに試してみたい気を起こすとしたら・・・うーん。防衛のための防衛・・・の繰り返しなのか。
「国家の品格」の著者が指摘するように武士道や卑怯という精神を教える、ってことを真剣に考えてもいいのではないだろうか。?
すずか @ 2006年 04月 09日 10:56:32
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- (女)
- 国と外郭団体にて女性労働行政に携わる。3人の子育てトンネルを抜け出し、大学の研究所や弱小業界紙を経て、現在、介護生活&塾の採点室のセンセイ&地元紙で情報発信をする。物事をナナメから見てしまうのは、人生のメインストリートをはずれたせいかもしれません。
理屈より感覚。好きか嫌いか。ちょっと毒舌入ります。小心者の博多女ゆえ深い意味はありません。
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