今がチャンス!なはずなのに

原材料高騰が企業経営に影、町の豆腐店も値上げか

【2月17日 AFP】世界的な商品市場の高騰による大豆の値上がりのあおりを受け、国内の零細豆腐製造業者の経営が圧迫されている。
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(c)AFP

AFPBB News


大豆もそうだが、小麦粉はもっと危ないよー。
なんたってほとんど輸入に頼っているからね。

誰の説だかわかりませんが、日本人の食料自給率は3割だが、パン食をやめれば6割だか7割に上がる、らしい。

ホントか?
その根拠はどこに?
しかし、いかにもありそうな数字であるよ。

しかししかし、日本人がパン食をやめて(ついでに小麦粉を使ううどんなどの麺類もやめて)完全なる米食に転換したとして。
数字的に自給率はアップするんだろうが、果たして1億3000万人分の食料をまかなえるだけの米が作れるのか!?
作る人も、田んぼもないんじゃないの?

食の安全性を高める一番の方策は自給率アップ。自給率を上げるためには、少々値段が高くても国産を買い、食べること。
それはいろんなところでいろんな人が危機感を持って言っていることだけれども、それに見合う食料生産が可能なのかどうかについては誰も言っていない気がする。
(まあ、もちろん需要が高まれば、生産者も増えてくるだろうとは考えているのでしょうがね)

事実、私の実家。昔からの田んぼをここ何年も売りに出しているが、もはや農家は誰も買わない。米を作れないから。作る人がいないから。
ベッドタウンとしてすぐそこまで宅地化の波が押し寄せている土地だけに、宅地として売ればたぶんすぐに売れるだろう。
宅地に転用できないところだから、売ろうとしている親(や一応総領娘の私)にしたらつらいところなんだが、本当はそうやってでも農地は残しておかないと、食料生産の場なんてあっという間に消滅していくのだ。(残していても、作り手のない田んぼはすぐに荒れてしまうのだ)

数年ぶりに帰ったふるさとは、山がなくなり母校でもある大学が移転していた(まるで工業団地。無機質なビル群)し、広大な田んぼは何万台も収容可能な駐車場(しかもGS付き!まるでサービスエリアだ)をもったショッピングセンターができていた。
作る人もいなかったのかもしれないが、これだけの田んぼで何千人分(もしかすると何万人分?)もの米が消えたのだよ。

小麦粉の高騰に苦しむパン屋さんが米粉のパンを開発し、米粉でできたうどんも作られているとテレビで紹介していた。
輸入食料が高騰している(さらに輸入食料の安全性が揺らいでいる)今こそ、輸入食料に頼らない食生活をするチャンス!じゃないの?
それだけに、作る場をいかに確保し、作り手をいかに保護するのか(保護なのかどうかも疑問だが少なくとも今は保護しないと無理)、早急な対策が必要なのに。
なのに、無為無策、手をこまねいているだけ、な気がするのは私だけじゃないですよね・・・・?
今やらないと、あたしたちだってすぐに易きに流れる、輸入食料が安定して供給されるようになると(簡単に言えば小麦粉が安くなってまたいつもどおりの生活が戻ってくれば)自給率をあげないと、っていう気持ちはすぐ忘れてしまう。目先のことしか考えてないからな。
ガソリン税だってさ、期限切れで25円だか安くなると、目先の安さにつられてCO2を出しまくってまた車にガンガン乗ってしまうんだよ。きっと。

カテゴリー[ 独断と偏見・時事 ], コメント[16], トラックバック[0]
登録日:2008年 03月 15日 10:17:45

コメント

国産に目を向けるには今がチャンス!同感です。
高値安定で潜在意識に変化を・です
先日のニュースで梨農家の話。花粉まで中国からの輸入物だそうです
ギョーザ問題で、輸入ができないとのこと。
「千葉の梨」と言われても、と絶望的な気持ちになりました

戦争中に食糧不足で農家で着物と米を換えたとか、母は兄の為に卵を入手するのに困難をしたとか聞きましたが、夫はそんな時代がまた来るんじゃないのと。

これからは自給自足の農家が力を持つ時代かも

それにしても次から次から出てくる「お金」と「権力」にまつわる某人々の不祥事
文句だけを言って、行動できない自分が情けない

グッドな目のつけどころ、いつもありがとう

Ima @ 2008年 03月 15日 13:38:11

ほんとに食料事情はどうなるんでしょう? 農業政策そのものがどこかで間違ってる。商社もおかしい。 海外で何でも作らせて日本に持ってくる。こうなる前に手を打っておかなかったから、、、。一応政治家は国民が選んでる。でもお役人は選べない。そのお役人が自分たちの為にだけ?みたいなことばかりやってる。あ~この国はどーなるのかしら?

木もれびの森 @ 2008年 03月 15日 14:44:17

食料自給率の問題に関しては、すずねえが言うとおり
今しっかり考えなくてはいけないと思う。
でも、大事なのはこういう機会に国がしっかり
考えるべきだと思うよ。

だって、消費者は実際のどもとすぎれば
忘れてしまうもの。
だから、国が国民の将来をしっかり考えなくてはいけないと思う。

ガソリンのことについてはいろいろ思うことがあるけれど
いずれにしても、国は国民にしっかり語るべきだと思う。
必要ないものはある程度整理し、必要なものはきちんと
語ってほしい。
だって、今は昔と違う。
そういうことをきちんとしなければいけない時代だと
思うから。
ちゃんとできるかな。
というより、きちんとやってほしいね。

スノーマン @ 2008年 03月 16日 00:53:27

Imaさま

花粉も!そこまで来ているんですね・・・
グローバルっちゃーグローバルか・・・苦笑

ともかく、個人でできるのは国産を買い国産を食べる、くらいでしょうか。
その「国産」もどこまでが国産なんだかわからないとは、トホホですねー。

あ、Imaさまが前に新聞で読まれた福岡伸一氏、エコ関係の論客として以前から注目しておりました。
今「ロハスの思考」(ソトコト新書)を読んでおります。うなりますよ。ご一読あれ!

すずか @ 2008年 03月 17日 10:04:10

木もれびの森さま

結局判断基準は利益につながるか否か、なんでしょう。国民の、ではなく企業の。政治家は国民の代表なのではなく、企業の代表と化しています。
道路もしかり。
役人は・・・うーん、たぶん最初の志は国民を向いていたんだとは思うのですが。

すずか @ 2008年 03月 17日 10:07:44

スノーさま

まったくそうですよねー。
ビジョンが見えてこないのです。
目先のガソリン代とか、食料の値段じゃない。その根本にある政策、そこがどうなっているのか、どうしていくのか、そこを知りたいのに。
私たちにできることは国産を買うくらいしかないんでしょうか?

すずか @ 2008年 03月 17日 10:12:24

すずねえさまが、うなると聞けば、すぐに読みたくなる
図書館予約で、コメに戻ってまいりました
予約番号1番で、すぐに手にすることができるでしょう
楽しみです

Ima @ 2008年 03月 17日 20:19:26

Imaさま

福岡氏が朝日に書いていた「混ぜる」についても触れてあります。3年ほど前の本ですが。
でも、そもそも日本料理における「混ぜる」行為は本来の道からはずれたもので・・・とおっしゃったのが「吉兆」の主人なんですよ、皮肉にも。苦笑

ぜひImaさまの感想をお聞かせくださいませ!

すずか @ 2008年 03月 17日 20:56:06

食料自給率を上げるためには、水資源が一番重要と聞きました。日本は、急流短流だから、100%の自給率は難しいと。
世界中の食糧危機は、すなわち水の確保に他ならないらしいですね~
ちょっと話が横にそれてしまいますが、
自然現象?の源泉掛け流しのところに行ってきました。
束の間の癒し、年度末の忙しさへの前準備といったところでしょうか^^

精進、翔進! @ 2008年 03月 17日 21:37:01

翔さま

水の話、Imaさまにご紹介した福岡さんの本にも書いてありました。
でも、水についてはなんとなく実感がわかないのです。もうちょっと勉強してみないといけないなぁと思っています。

源泉垂れ流し、あ、いや(笑)掛け流し、ってどんなのですか?
滝みたいに流れ落ちてるの??
鋭気を養えましたか?
怒涛の年度末に向かって、レッツゴーですね。がんばれー!

すずか @ 2008年 03月 18日 15:33:52

水の話、100%自給するには難しいというのは、今しているような食生活、とくに飼育した動物を食べる場合の想定だと思います。植物を中心に据えれば、日本ほど恵まれている環境はなかなかありません。作物を選べば、畑作などは無灌水で収穫までいけるものもあります。
ですから、植物、魚介類を中心に、動物はサイズの小さなのを中心にすれば、自然環境としては十分いけると思います。
むしろ困難なのは、農業従事者の不足や、輸入した場合との価格差を解決することではないでしょうか。

掛け流し、というのは、湧いて出た源泉の水を浴槽に注ぎ続け、あふれ出た分は回収せずにそのまま流してすてることです。
源泉らか湧き出る水の量が少ないところや、源泉がない街中での温泉様施設などでは、浴槽からあふれた水を回収して、濾過などして再加熱して再び浴槽に注ぐ水に使うので、これと対比するために、掛け流しという言い方をします。

(時間がたっての書込ですみません)

dekunobox @ 2008年 04月 03日 04:00:39

dekunoboxさま

このテーマにはぜひdekunoboxさまのコメが必要でした。お待ちしておりました!

水の話、納得です。
ただ、飼育する動物云々、つまり動物用の飲料水とするには不足するってことでしょうか?
ミニサイズの動物、というのにはちょっと笑いました。
今は農家も高齢化が進み、重い野菜を収穫するのがきついってことで、ミニサイズ化が進んでいますよね。
動物も同じ発想・・・?いや、それは危ない。
ってことは、鶏とか・・・ウサギ、ミニ豚?
食べたくないなぁ・・・とすると魚か。
しかし養殖魚も危ないし、遠いところから運ぶ魚は輸送にかかるエネルギー、排出するCO2を考えると・・・。
やっぱり地場野菜ですか。

掛け流し、へぇーーーーでした。
で、その捨てる温泉水を農業に利用するとか、どうでしょう?
もったいないもったいない。

すずか @ 2008年 04月 03日 09:16:18

はじめまして。
ただの通りがかりですが、気になる点あったのでコメントさせてください。。

dekunoboxさんのいう「水」とは、飲料水ではなく、エサの方ではないですか?

現在の日本の畜産では、ほとんどが輸入トウモロコシなどをエサに飼育しています。トウモロコシを輸入する=原産国で栽培に使った水や肥料も一緒に輸入する ことになります。これがいわゆる仮想水(バーチャルウォーター)といわれているしろものです。
体の大きな家畜の方がエサを食べる量が多いので、仮想水も増えます。国内でエサを生産できればいいのですが、例によってコストの問題がたちはだかっています。自給するとかなり高いです・・・。

もっとも、輸入トウモロコシの価格が急上昇してますから、今後は国内生産でもコストが見合うようになるかも知れません。しかし製品(精肉、ハム・ソーセージなど加工品)への価格転嫁は、いずれにしろ避けられないでしょう・・・。

以上です、長文失礼いたしました。。

リリン @ 2008年 04月 25日 00:44:08

リリンさま

コメありがとうございました!

仮想水!なるほどです!
まだまだ勉強不足ですねぇ。反省。

少々コストが高くついても、製品に価格転嫁されても、フードマイレージまで考えると飼料まで含めて国内産が一番だと思うのですが、どうでしょう?

すずか @ 2008年 04月 27日 21:41:22

またやって参りました。(遅い時間ですいません)

国内でも、例えば九州ですと北海道よりも韓国の方がフードマイレージ低いです(笑) やはり「地産地消」、国内でも地場の食と農業を守ろうという考えが一番かなと個人的には思っています。
食料自給率を上げるためにも、飼料の国内生産は重要ですね。

今の食べ物は、安く外国から輸入したものを使って値段を低く抑えてきました。国産を使うと高くなりますが、「安いのが当然」ではなく「今まで安いのがおかしかったんだ」という考え方が広まれば、高くても国産を買う人が増えるはず・・・なのですが。
格差社会で苦しい暮らしをしている人も増えていると聞きますので、一概に「食品価格、上げてもいいじゃん!」と言い切れないのがつらいですね。

リリン @ 2008年 05月 01日 01:51:06

リリンさま

まったくです。
一面だけを見てしまうとファシズムですからね。。
貧乏人は麦を食え。生活保護世帯はジェネリックを使え、みたいな。貧乏人は外国産を食え、につながっていくのは危険です。

たしかにフードマイレージだけでは計れないものもありますが、そこはフードマイレージと、国産(えさまで含めて)の計算式でも作ったらどうでしょ?誰か有能な方が。・・・などと書きながら自分の無能さ(勉強不足だな)に辟易しています。
リリンさん、またご意見お聞かせくださいませ。

すずか @ 2008年 05月 01日 08:58:34

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プロフィール
さかぐち すずか
(女)
福岡は玄界灘に面した町で生まれ育つ。
九州大学卒業後、国と外郭団体にて女性労働行政に携わった後、大学の生涯学習研究所や弱小業界紙、大手進学塾の採点室を経て、現在、ライター&介護生活佳境&3人の子育て終盤戦。
「女・年寄り・子ども」の視点から、介護・おシゴト・受験・ちょこっとエコについて書いています。
なにごとも物事をナナメから見てしまうのが長所でもあり短所でもあります。

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