「鳥の巣」もかすむ、深刻な北京の大気汚染

「鳥の巣」もかすむ、深刻な北京の大気汚染

【3月13日 AFP】中国政府は、北京(Beijing)の深刻な大気汚染が北京五輪までに安全な基準まで改善されると明言している。しかし「鳥の巣(Bird’s Nest)」の愛称で親しまれる北京五輪のメインスタジアム、北京国家体育場(Beijing National Stadium)は、汚れた空気に包まれて遠方からは見えない状況となっている。(c)AFP

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北京の大気汚染がスーパースターを遠のけている。

マラソン世界記録(2時間4分26秒)保持者のハイレ・ゲブレセラシェ(34、エチオピア)は11日、「北京の大気汚染のため、8月の五輪マラソンを欠場する」と宣言した。

ゲブレセラシェはアトランタ(96年)・シドニー(00年)オリンピック(五輪)の1万メートルで2大会連続金メダルを獲得した選手。アテネオリンピック(04年)後にマラソンに転向し、昨年のベルリンマラソンで世界記録を更新した。

ゲブレセラシェは「ぜん息のため北京で42.195メートルのフルマラソンを走るのは無理」と明らかにした。

アテネオリンピック(04年)の女子テニスシングルス金メダリストで、現在世界ランキング1位のジュスティーヌ・エナン(26、ベルギー)も同じ理由で北京オリンピック欠場を示唆した。エナンも呼吸器疾患を患っている。

昨年8月に北京マラソンコースを視察した李鳳柱(イ・ボンジュ、38、三星電子)も「現地でコースをチェックしたが、暑さと空気汚染が気になった」と語った。

オ・インファン監督は「参加はするが、競技直前に北京入りするなどの対策を考えている」と説明した。

昨年10月の北京国際マラソンに参加した選手は「走っている途中、道路に積もったホコリが宙に舞い上がり大変だった。ホコリを抑えようと撒かれた水で滑りそうになった」と訴えた。

女子マラソン世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ(35、英国)も、北京のスモッグのため、大会中は肺を保護する薬を服用する予定だ。世界で最も大気汚染がひどい都市の上位16位はすべて中国の都市で、北京もその一つ。

北京オリンピック組織委は昨年、ジャック・ロゲ国際オリンピック委員会(IOC)委員長から「大気汚染のために一部の種目が延期される」という警告を受けた後、莫大な資金を投じて空気清浄作業を行っている。

大会期間中は近隣の工場を閉鎖するほか、車両を規制したり人工雨を降らせるなどの計画を立てている。しかしその効果については半信半疑だ。

米国オリンピックチームの運動生理学者は選手に特殊マスクを使用するよう勧めている。米国・豪州の一部の選手は韓国と日本にベースキャンプを構える予定だ。

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登録日:2008年 03月 14日 16:12:27

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