-- クラブW杯の未来
<06クラブW杯>インテルナシオナウ バルセロナを降してクラブ世界一に輝く - 横浜
【横浜 17日 AFP】サッカー、06クラブW杯(FIFA Club World Cup Japan 2006)・決勝、インテルナシオナウ(Internacional、ブラジル)vsバルセロナ(Barcelona、スペイン)。
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(c)AFP/KAZUHIRO NOGI
●南米勢の連覇
サッカーのクラブW杯は、17日に決勝が行なわれ、南米代表のインテルナシ
オナル(ブラジル)が、欧州代表のバルセロナ(スペイン)を1対0で破り、優勝
した。昨年に続き、またしても南米勢が、欧州のトップクラブを撃破した。
インテルナシオナルは、南米のクラブチャンピオンだけに力はあるのだろうが、
世界的に見れば無名のクラブである。そのインテルナシオナルが、ロナウジー
ニョ、デコ、ジュリといったスター選手を擁するバルセロナに勝ってしまった。
こうした番狂わせの要素を秘めているのが、一発勝負であるクラブW杯の魅
力である。
●名目だけの世界一決定戦
クラブW杯は、昨年からトヨタカップを引き継ぐ形でスタートした。
(実は、2000年にも一度、同様の大会が開催されている。だが、この時は盛
り上がりを欠き、翌年以降の大会は中止に追い込まれた)
それまでのトヨタカップの構図である、欧州と南米のクラブチャンピオンによる
頂上対決から、アジア、アフリカ、北中米地区、オセアニアを加えた6地区に
よる世界一決定戦へと姿を変えた。だが、昨年も今年も、決勝戦に進出した
のは欧州と南米のクラブだった。まだまだ、欧州および南米と、その他の地区
との力量差は、大きいようである。
今後、クラブW杯が真の世界一決定戦となるかどうかは、他地区のクラブの
成長にかかっている。他地区のクラブが、欧州か南米のクラブを破り、決勝戦
へ進出した時に初めて、クラブW杯は真の世界一決定戦としての、新たなる
歴史を紡ぎ始めるだろう。
●名勝負の数々
さて、クラブW杯の前身であるトヨタカップでは、実に様々な名勝負が繰り広
げられてきた。そこで、私個人の印象に残っているトヨタカップの対決を、幾つ
か紹介してみたい。
●1996年 ユベントス(イタリア) 対 リバープレート(アルゼンチン)
私が、初めて観戦したトヨタカップであり、海外サッカーに興味を持つきっか
けとなったトヨタカップである。試合は、膠着状態が続いていた後半36分、
デル・ピエロ選手が決勝ゴールを放ち、ユベントスが11年ぶり2度目のトヨ
タカップ王者に輝いた。
当時、私は海外サッカーについての知識を全くと言っていいほど持ち合わせ
ていなかった為、プレーの内容や選手名等は、殆ど憶えていない。ただ、鮮
烈なシュートをリバープレートゴールに叩き込んだ、デル・ピエロ選手の名前
だけは、記憶に残っている。
ちなみに、デル・ピエロ選手には2002年のワールドカップ(イタリア対メキ
シコ戦)で、再び度肝を抜かれる事となった。
●2000年 レアル・マドリード(スペイン) 対 ボカ・ジュニアーズ(ア
ルゼンチン)
フィーゴ、ロベルト・カルロス、ラウル、モリエンテス等といったスター選手を
揃えたレアル・マドリードが圧倒的に優勢と見られていたが、試合は思わぬ
形で展開していった。
前半3分、そして6分に、ボカ・ジュニアーズのパレルモが立て続けにシュー
トを決め、レアルはいきなり2点のビハインドを背負わせられたのである。レ
アルも、12分にロベルト・カルロスのシュートですぐさま1点差に詰め寄った
が、その後はボカ・ジュニアーズのディフェンスに、反撃のチャンスを阻まれ
続ける。そして、遂にボカ・ジュニアーズはレアルの猛攻を凌ぎ、2対1で逃
げ切ってしまった。
一発勝負ならではの、戦略や試合運びを堪能する事が出来た、トヨタカップ
らしい対戦だった。
●2004年 FCポルト(ポルトガル) 対 オンセ・カルダス(コロンビア)
翌年からのクラブW杯開催決定に伴い、最後のトヨタカップチャンピオン決
定戦となった試合。
共に決定力のあるストライカーが不在で、我慢比べのような様相となった対
決は、遂にPK勝負にまでもつれ込んだ。PKになれば、守護神エナオを擁
するオンセ・カルダスが有利、と思われていたが、勝利を手にしたのはポルト
だった。
過去、多くのドラマが生まれてきた、トヨタカップ。そのラストゲームも、劇的
な幕切れであった。
こうした、トヨタカップの名勝負の歴史を引き継いだ、クラブW杯。
その未来が、トヨタカップ以上に素晴らしいものとなる事を、願うばかりであ
る。
[補足]
トヨタカップ、およびクラブW杯の大会名については別の呼称等もあるが、
本記事内では便宜上、「トヨタカップ」「クラブW杯」の名称で、統一した。
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登録日:2006年 12月 23日 08:54:42
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- プロフィール
- 高瀬 牧人
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1978年12月4日、石川県生まれ。10歳から福井県で過ごす。
大学卒業後、IT関連企業等に勤務。現在は、個人事業主としてライティング、コンテンツ制作等の各種業務に取り組んでいる。
ライティングやウェブコンテンツ制作等のお仕事を承っております。詳しくは、上記ウェブサイトをご覧下さい。
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