-- 勝負の分かれ目

<競馬、ジャパンカップ>オーナー、調教師と共に喜びの笑顔を見せるデットーリ騎手

【東京/日本 27日 AFP】競馬、第25回ジャパンカップ。日本レコードとなる2分22秒1のタイムで優勝を飾った英国馬アルカセットに騎乗したランフランコ・デットーリ騎手(中央左)は、オーナーのマイケル・チャールトン(右)、調教師のルカ・クマーニ(中央右)と共に表彰式で喜びの笑顔を見せる。(c)AFP

AFPBB News


●意外な記事
私は、無類の競馬好きである。
とは言え、ギャンブル全般を好む訳ではなく、サラブレッドの疾走する姿や、レー
スのドラマティックな展開等に魅せられている部分が大きい。
最近は、競馬もだいぶメジャーな存在になり、一般紙やテレビでもレース結果等
が報じられるようになった。が、このAFP BB Newsで競馬関連の記事が採り上
げられていたのは、ちょっと意外だった。
もっとも、日本のレースで採り上げられているのは、国際G1に格付けされている
ジャパンカップのみ。昨年、国内でブームを巻き起こしたディープインパクトの
レース等が全く採り上げられていないのは、いかにもワールドワイドな通信社
らしい。


●迫力のゴール前

ちなみに、このジャパンカップはゴール前で、1着になったアルカセットと、僅
か3センチ差で2着に敗れたハーツクライとの、壮絶なデッドヒートが繰り広げ
られた、見応えのあるレースだった。2005年は、無敗の三冠馬となったディー
プインパクトのレースばかりが注目されていたのだが、目の肥えたファンの中
には、このレースを2005年のベストレースに挙げる人も少なくない。
記事の写真は、ゴール手前でアルカセット(向かって左)とハーツクライが馬
体を併せ、騎手が懸命に馬を追っている、迫力満点の1シーンである。写真を
フルスクリーンで見ると、馬の息づかいや騎手の号叫までもが伝わってくるか
の様である。報道写真の質には定評のあるAFP通信社の持ち味が、ここでも
如何なく発揮されている。
今後、ドバイワールドカップや凱旋門賞等、海外のビッグレースの記事が配信
された際には、積極的にブログで紹介していきたい。


●僅差の名勝負
ところで、このジャパンカップでは3センチの差が勝者と敗者を分けたのだが、
過去にはもっと僅差の接戦となったケースもある。
1996年のスプリンターズステークスで、逃げ粘りを図ったエイシンワシントン
と、追い上げてきたフラワーパークが、殆ど鼻面を並べるようにしてゴール板
を駆け抜けた。長い長い写真判定の結果、勝者となったのはフラワーパーク。
その差は、たった1センチだった。
物差しを眺めてみれば、本当に本当に小さな1センチの差。だが、大レースで
の1着と2着との差は、天と地ほどの開きがある。
1センチで、栄冠を手にしたフラワーパークの陣営。1センチで、勝利を逃した
エイシンワシントンの陣営。それぞれにとって、最も小さく、しかし最も大きな
1センチに感じられた事だろう。


●託す夢
ただ、この激闘で勝者、敗者共に、気力を使い果たしてしまったのだろうか。
フラワーパークはその後、1つも勝ち星を加えられないまま引退。エイシンワ
シントンも、リベンジに向けての調教中に骨折し、とうとうG1レースを勝てない
まま、その競走生活を終えた。
現在、フラワーパークは繁殖牝馬として、エイシンワシントンは種牡馬として、
産駒をターフへ送り出している。エイシンワシントンは、自身が果たせなかった
G1制覇の夢を産駒に託し、フラワーパークもまた、自身が果たせなかった3つ
目のG1タイトルの夢を、産駒に託している。
.
.
.
こうして、夢が次の世代への受け継がれていくのも又、競馬の醍醐味である。


-補足-
[G1]
Grade 1の略。レースの格付け制度「グレード制」において、最も高い格付けに
あたる。ジャパンカップの他、ダービー(正確には日本ダービー、または東京優
駿)、有馬記念等の有名なレースがG1に指定されている。
また、一定の条件を満たし、「国際グレードレース」に認定されたG1レースを
「国際G1」と呼ぶ事がある。ジャパンカップは、日本で最初に国際G1に認定さ
れたレースであり、海外の競馬関係者の注目も高い。
 

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登録日:2006年 02月 21日 01:49:03

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プロフィール
高瀬 牧人
[・・Office Q3・・]
 
1978年12月4日、石川県生まれ。10歳から福井県で過ごす。
大学卒業後、IT関連企業等に勤務。現在は、個人事業主としてライティング、コンテンツ制作等の各種業務に取り組んでいる。

ライティングやウェブコンテンツ制作等のお仕事を承っております。詳しくは、上記ウェブサイトをご覧下さい。
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