-- 便利さの落とし穴

マイクロソフト Ultra Mobile PCを公開 - 米国

【米国 10日 AFP】マイクロソフト(Microsoft Corp.)は9日、「Origami」の暗号名でこの数か月間業界を賑わしていたミニラップトップコンピュータ「Ultra Mobile Personal Computer(UMPC)」を公開した。このUltra Mobile PCは多機能携帯電話と軽量なタブレットPCの中間に位置するもので、タッチスクリーンを搭載している点が特徴。写真は9日にマイクロソフトから配布された「Ultra Mobile Personal Computer(UMPC)」の写真。(c)AFP

AFPBB News


●ブロードバンドの光と影
パソコンの普及や、光ファイバー等のブロードバンドの整備により、我々はこれ
まで手にする事が出来なかったものを、安易に入手できるようになった。
地球の反対側で今、何が起きているのかという情報を、高品質の写真と共に。
迫力のある映像を、現場の臨場感と共に。
音楽、ゲーム、コミュニティ…。様々なものが手に入るブロードバンド生活は、
確かに便利さや楽しさに結び付いているのかも知れない。だが、便利さや楽し
さの波及の陰で、「脅威」が知らず知らずのうちに我々の生活に忍び寄ってい
るという事も、忘れてはならない。


●新種のウイルス

今年2月、あるコンピュータウイルスの存在が明らかになった。そのウイルスに
感染したパソコンは、恐ろしい事にウェブサーバー同然の状態になってしまうと
いう。「ウェブサーバー」と言われても、ピンと来ない方が居るかも知れないが
要はパソコンの中に保存しているデータが何もかも、外部から丸見えになって
しまう、という事である。
文書、画像、メール、個人情報等、ありとあらゆるデータを世界じゅうの人が閲
覧できるようになってしまう。また、悪意のある人物がそれらのデータをダウン
ロード(保存)して横流しすれば、これらのデータがあっという間に、世界各地
へ散らばってしまうのである。


●共通の危険性
こうしたタイプのウイルスは従来、ファイル交換ソフトを日常的に使用している
人のみが感染するもの、と考えられてきた(実際、ファイル交換ソフトを利用し
ている人の感染率が、圧倒的に高かった)。
しかし、今回発見されたウイルスはファイル交換ソフト経由だけでなく、メール
の添付ファイル等からも感染する可能性が、十分考えられるのである。つまり、
ブロードバンド利用者を含め、インターネットを利用している全ての人に、感染
の危険性が存在している事になる。


●加害者化
「自分のパソコンには、流出しても困るようなデータは何一つ無い」と、考えて
いる方も居るかも知れない。だが、データの中に自分以外の誰かの個人情報
等が含まれていたならば、それは他人のプライバシーを、危険に晒す事を意味
する。ウイルス感染によって、「被害者」と同時に「加害者」にもなってしまうの
である。
今後、「感染させる為の手口」が、より巧妙化したウイルスが登場してくる可能
性もあるだけに、日頃から最低限のウイルス対策だけは、怠らないようにすべ
きだろう。感染力や影響力の強いウイルスが出回る度に言われ続けている事
ではあるが、ブロードバンド利用者向けのウイルス対策の例を、ここで幾つか
列挙しておきたい。


1. メールへのファイル添付を利用しない
身に覚えの無い添付ファイルは開かないよう、日頃から気をつけていたとして
も、日々大量のメールに目を通している方などは「本日の資料です」等のような
件名のメールが届いたら、つい添付ファイルを確認してしまいそうになるのでは
ないだろうか。
従って、普段から「メールの添付ファイルは一切開かない」という習慣を身に付
けておいたほうが、より安全である。その為には、ビジネスメールを含め「メー
ルでのファイルのやり取りは行なわない」事が必要になってくる。ブロードバン
ド利用者であれば、サーバーやウェブ上のストレージサービス等、添付ファイ
ル以外でのファイルの受け渡し方法は、他に幾らでもある。


2. ウイルス対策ソフトのアップデートをこまめに行なう
ウイルス対策ソフトは、パソコンにインストールさえしておけばどんなウイルス
の感染も食い止められる、というものではない。新しいウイルスが出現する度
に、ウイルス対策ソフトはそのウイルスの情報を収集し、ウイルスに対応出来る
よう進化しているのである。そして、「進化後」のウイルス対策ソフトをインストー
ルして初めて、その新しいウイルスに効き目を発揮するのである。
「進化後」のウイルス対策ソフトを入手する方法は、「パターンファイルの更新」
「バージョンアップ」等と呼ばれている。更新に要する時間は、ブロードバンド環
境なら長くても15分程度。出来れば、自動で更新が行なわれるように設定して
おくのが望ましいだろう。


3. 重要なデータを取り扱うパソコンは、ネットワークに繋がない
ネットワーク(インターネット)に接続していないパソコンでは当然、ファイル交換
ソフトやメール等は使えないのだから、絶対に外部へ流出させられない重要な
データは、ネットワークから切り離したパソコンで扱うようにすれば、データ流出
のリスクを大幅に軽減する事が出来る。
例え、CD-ROMやフラッシュメモリ等のメディア経由でウイルスに感染した場合
でも、感染後に「ネットワークを通じてデータが流出してしまう」という最悪の事態
だけは、避ける事が出来る。
とは言え、感染によって「データの改ざん、破壊」が行なわれてしまう可能性は
否めない。復元不可能なデータについては、定期的なバックアップも忘れずに。
 

カテゴリー[ IT関連 ], コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2006年 03月 16日 10:21:08

コメント

昨日、ウィニーを利用していたパイロットのデータが流出してしまったというニュースがありましたね。
以前はWinMXが主流だったようですが、プログラマーか誰か・・・とにかく元締めが訴えられたようで、その後、ライムワイヤーとかウィニーとかが注目されるようになったようですね。
イタチごっこですよね、こーゆーのって。
私は仕事柄パソコンとは切っても切れない関係にあるので、万がイチ、パソコンがワケのわからんウィルスに感染したら”飯の種”を失ってしまうことになるので、怖くて怖くてとてもじゃないけど利用できない!
タダより高いものはないってことですかね。

藤原Hikki @ 2006年 03月 16日 23:44:35

藤原さん、コメント有り難うございます。
ウィニー利用によるデータ流出のニュース、後を絶ちませんね。
ただ、今回のウイルスはウィニー等のファイル交換ソフトを利用していない人
でも、情報流出等のリスクがあるとの事で、題材に採り上げてみました。

私は、慎重派の上に臆病者なので、プライベート用のパソコンと仕事用のパ
ソコンを分けて、更にそれぞれのパソコンにウイルス対策ソフトを入れ、少し
でも感染のリスクを低くしようとしています。

タダより高いものはない…全くもってその通りですね。
 

牧人 @ 2006年 03月 17日 00:11:36

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プロフィール
高瀬 牧人
[・・Office Q3・・]
 
1978年12月4日、石川県生まれ。10歳から福井県で過ごす。
大学卒業後、IT関連企業等に勤務。現在は、個人事業主としてライティング、コンテンツ制作等の各種業務に取り組んでいる。

ライティングやウェブコンテンツ制作等のお仕事を承っております。詳しくは、上記ウェブサイトをご覧下さい。
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