-- 高校球児達の戦い
<ワールド・ベースボール・クラシック>里崎と喜びを分かち合う大塚
【サンディエゴ/米国 20日 AFP】野球の国別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(World Baseball Classic)決勝、日本vsキューバ。試合は日本が10-6でキューバを破り、初代王者に輝いた。写真は試合に勝利して駆け寄った捕手の里崎智也(Tomoya Satozaki、左)と抱き合って喜びを分かち合う日本の大塚晶則(Akinori Otsuka、右)。(c)AFP/Getty Images Donald Miralle
●78回目の「センバツ」
WBC優勝の余韻に浸る間もなく、23日からは甲子園を舞台に、高校球児達の
熱き戦いが始まる。
今年で78回目を迎えた、センバツ高校野球大会。各地域ブロックから選出され
た代表校29校に、21世紀枠、希望枠を加えた計32校が、春の覇権を争う。各
国の一流選手同士がぶつかり合ったWBCは迫力満点だったが、高校野球には
若々しさや弾ける感情といった、WBCとはまた異なる魅力がある。
●消えた大本命
ただ、出場校の中に史上5校目の夏春連覇を目指す筈だった駒大苫小牧の名前
が無いのは、本当に残念である。飲酒、喫煙行為で補導された卒業生達は何故、
このような軽率な行動を抑制出来なかったのだろうか。
ここからは、あくまでも私の推測に過ぎないのだが、「チーム一丸」という精神、意
識が、彼らには欠けていたのではないだろうか。甲子園への切符は、控えメンバー
やサポート役を含めた、全ての部員の力で掴み取ったもの。一部の優れた選手や、
指導者の力だけで獲得出来たものではない。その事をきちんと認識出来ていたな
らば、軽はずみな行動は慎めていた筈である。
●真の力
駒大苫小牧は、ここ数年で急激に力をつけてきた学校である。それと共に、部員
数も急増していったようである。その為、甲子園で勝てる「勢い任せの力」はあっ
ても、チームとしてのまとまりや、チームを統率する力は、まだ得られていなかっ
たのかも知れない。
取り返しのつかない事をしてしまった卒業生達は、この件で「責任」というものの
重みを痛感した事だろう。是非、「責任」をもって行動する事の出来る人間に成長
していってもらいたい。そして、駒大苫小牧には是非、夏の甲子園3連覇という偉
業に挑戦してもらいたい。同時に、今度こそ全ての部員、指導者、OB、父兄等が
一致団結し、「チーム一丸」となった駒大苫小牧の姿を見せてもらいたい。
●大会1日目の注目カード
さて、今大会は1回戦から好カードが目白押しなのだが、その中でも私が特に注
目しているカードを、幾つか挙げてみたい。
大会1日目の第2試合では、昨秋の地区大会の優勝チーム同士が対峙する。四
国大会を初めて制した小松島(徳島)と、劇的なサヨナラ勝ちで関東大会初優勝
を飾った成田(千葉)である。
小松島は、地区大会で今治北、済美(共に愛媛)といった強豪校を破っており、
その実力は侮れない。一方、成田は地区大会で、実に3度のサヨナラ勝ちを収め
勝負強さを見せつけた。地区大会での勢いをそのままセンバツの舞台に持ち込
む事が出来れば、台風の目となる可能性は十分ある。
●大会2日目、3日目の注目カード
大会2日目は、第2試合で実力校の横浜(神奈川)と、激戦区の近畿大会を制し
た履正社(大阪)がぶつかる。
また、国内最南端の高校で、沖縄県勢として初めて、本島以外から甲子園に乗
り込む石垣島の八重山商工が、第3試合で北信越大会優勝校の高岡商(富山)
と対戦する。第1試合には、希望枠で選出された一関学院(岩手)が登場する等、
大会2日目は見所が多い。
大会3日目の第1試合では、近年夏の甲子園での活躍が目立つ光星学院(青森)
と、昨年の明治神宮大会準優勝の関西(岡山)が激突。また、第2試合では18年
ぶりのセンバツ出場となる早稲田実(東京)と、駒大苫小牧の出場辞退による繰
り上がり出場が決まった、北海道栄が対戦する。
●大会4日目、5日目の注目カード
大会4日目の第2試合では、中国大会準優勝の岡山東商を、九州大会優勝の清
峰(長崎)が迎え撃つ。また、第3試合には昨年夏の甲子園準優勝校・京都外大
西が登場する。対するは、甲子園での優勝経験もある東海大相模(神奈川)。
1回戦で、最も注目したいカードである。
大会5日目の第1試合は、古豪・PL学園(大阪)と、春夏通じて初出場となる真岡
工(栃木)との対戦。21世紀枠で選出された真岡工が、春夏合わせて7度の甲子
園優勝経験を誇るPL学園相手に、どういった戦いを挑むだろうか。また、第2試合
では真岡工と同様に、21世紀枠で出場を決めた県内随一の進学校・金沢桜丘
(石川)が、愛知啓成と対峙する。
●大会6日目のカード、そして…
大会6日目は、1回戦の残る1試合、東北大会覇者の秋田商と東海大菅生(東京)
の対戦が行われ、第2試合からは2回戦に突入する。
雨天等による順延が無ければ、決勝戦は4月3日。激戦を勝ち抜き、栄冠を手に
するのは、果たしてどの「チーム」だろうか。
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登録日:2006年 03月 22日 22:25:38
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- プロフィール
- 高瀬 牧人
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1978年12月4日、石川県生まれ。10歳から福井県で過ごす。
大学卒業後、IT関連企業等に勤務。現在は、個人事業主としてライティング、コンテンツ制作等の各種業務に取り組んでいる。
ライティングやウェブコンテンツ制作等のお仕事を承っております。詳しくは、上記ウェブサイトをご覧下さい。
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