-- 思い出のメジャー大会

<06マスターズゴルフ>C・キャンベル 4ホールを終え暫定首位を守る - 米国

【ジョージア/米国 8日 AFP】男子ゴルフ・今季メジャー第1戦、マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)、3日目。悪天候の影響で約4時間の中断の後再開されたこの日、首位からスタートした米国のチャド・キャンベル(Chad Campbell)は4番ホールまでを終えた時点で日没サスペンデッドとなり、2バーディー、2ボギーでスコアをイーブンパーとし、通算6アンダーの暫定首位で3日目を終えた。3日目の残りラウンドは最終日にプレーされる。(c)AFP/Getty Images Andrew Redington

AFPBB News


●マスターズ最終日
男子ゴルフのメジャー大会開幕戦、マスターズは現地時間の8日に3日目のラ
ウンドが行なわれたが、雨天の影響等で多くの選手が18ホールを回れないまま
日没サスペンデッドとなってしまった。
現地時間の9日朝から、3日目の残りと最終ラウンドが順次スタートしていき、日
本時間の10日午前8時頃には、今年のマスターズチャンピオンが決まる予定で
ある。


●ゴルフとの出会い

私は、学生時代に何気なく観ていたテレビ中継で、ゴルフの壮絶さや面白さに
魅せられ、以来男子のメジャー大会はほぼ欠かさず、テレビ観戦を続けている。
いずれの大会も、日本では放送時間が深夜となる為、メジャー大会の開催時期
は必ず寝不足になってしまうのだが、懲りずに毎年、寝間着姿でテレビの前に
かじりついている。
唐突ではあるが、ここで私見による「思い出に残るメジャー大会・ベスト5」を挙げ
てみたい。


●第5位・2003年マスターズ
マイク・ウィアがカナダ人として、そしてレフティー(左打ちのプレーヤー)として初
のマスターズ覇者に輝いた大会。ゴルフの世界ではレフティーは少数派なのだ
が、プロのレフティーにとっても、そしてアマチュアのレフティーにとっても、勇気
と自信を与えてくれる1勝になったのではないだろうか。
なお、翌年にはやはりレフティーで、長らく「無冠の帝王」と言われ続けていた
フィル・ミケルソンがマスターズを制覇。レフティーが2年続けて同一メジャータイ
トルを制するという、珍しい記録が生まれた。


●第4位・2005年全英オープン
聖地セント・アンドリュースで開催された、昨年の全英オープン。
「帝王」ジャック・ニクラウスのメジャー引退試合となったこの大会を制したのは、
「現代の英雄」タイガー・ウッズ。ニクラウスが持っていた「ダブル・グランドスラ
ム」の史上最年少記録を塗り替え、偉大なる先輩からバトンを引き継いだ。
私は、ニクラウスがメジャートーナメントで活躍していた頃の勇姿を、ライヴで観
た事は無い。しかし、メジャー最後の「18番ホール」で沸き上がったファンの大
歓声を聞いた時に、ニクラウスがどれほどファンに愛されていたのかが、現役時
代を知らない私にも十分すぎるほど伝わってきた。そして、そのホールをきっち
りバーディーで締め括ってみせた時には、「役者だなぁ」と感じずにはいられな
かった。
ちなみに、この大会はウッズとセント・アンドリュースとの相性の良さを、改めて
思い知らされた大会でもあった。2000年に史上最年少でのグランドスラムを達
成した時の舞台も聖地で、ダブル・グランドスラムを決めた舞台も聖地。ウッズ
の勝負強さが現れた結果なのか、それとも聖地の女神が、ウッズに惚れ込ん
でいるのか……。


●第3位・1999年全米オープン
ニッカーボッカーにハンチング帽という、独特のプレースタイルでファンを魅了し
たペイン・スチュワート(アメリカ)が、8年ぶり2度目の全米オープン制覇を成し
遂げた大会。
大混戦にピリオドを打った、最終ホールのバーティーパットが決まった瞬間の、
派手なガッツポーズ。劇的な優勝から、僅か4ヶ月後の訃報。全てがあまりに
ドラマティックで、鮮烈だった。
昨年、6年ぶりにパインハーストで全米オープンが開催されたが、その時のテ
レビ中継で私は、パインハーストのクラブハウスの傍に、あの時のガッツポー
ズを模ったスチュワートの銅像がある事を知った。その銅像を目にした時、当
時の鮮烈な印象が、私の胸の中で一気に蘇った。


●第2位・2004年全英オープン
2003年まで日本のツアーに参戦し、フジサンケイクラシックなど数々のタイトル
を手にしてきたトッド・ハミルトン(アメリカ)が、いきなりビッグな世界タイトルを
掴み取った大会。
最終日18番ホールで、ハミルトンがボギーを叩き、実力者のアーニー・エルス
(南アフリカ)に並ばれてプレーオフに持ち込まれた時には、「やはり、キャリア
の差が出たか」と思わずにはいられなかった。しかし、ハミルトンはプレーオフ
で、本来の冷静さを取り戻していた。38歳のベテランとは言え、何もかもが初
体験のメジャーのプレーオフ。その状況下で、これ程までに落ち着いたプレー
が出来るものなのか、と脱帽してしまった。


●第1位・1999年全英オープン
屈指の難コース・カーヌスティで、地元のポール・ローリーがプレーオフの末に
優勝を飾った大会。だが、この大会の事を問われれば優勝者の名前よりも先
に、「カーヌスティの悲劇」の主人公となったジャン・バンデベルデの名前が思
い浮かぶ人も多い事だろう。
2位に3打差をつけて迎えた、最終18番ホール。ダブルボギーでも優勝が決ま
るという場面での、まさかの大叩き。そして、プレーオフの末の敗北。
無名のフランス人選手・バンデベルデの姿に垣間見た、極限状態の人間の有
り様。ゴルフの難しさと怖さ。
この、あまりにもドラマティックな18番ホールの出来事を境に、私は一気にゴル
フの虜となっていった。


間もなく、今年のマスターズチャンピオンが決まる。
今年も、「思い出」になるようなドラマティックな展開が、見られるだろうか。
 

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登録日:2006年 04月 09日 23:33:24

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プロフィール
高瀬 牧人
[・・Office Q3・・]
 
1978年12月4日、石川県生まれ。10歳から福井県で過ごす。
大学卒業後、IT関連企業等に勤務。現在は、個人事業主としてライティング、コンテンツ制作等の各種業務に取り組んでいる。

ライティングやウェブコンテンツ制作等のお仕事を承っております。詳しくは、上記ウェブサイトをご覧下さい。
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