2006年 08月
「新・労働契約法の持つ意味」~第1回
米ウォルマート、共産党支部結成を許可、22店舗に労組設置 - 中国
【北京/中国 25日 AFP】米国資本主義の象徴ともいえる小売業大手ウォルマート(Wal-Mart)の中国店で24日、共産党支部が結成された。ウォルマートは、中国共産党の指導下にある労働組合の全国統一組織「中華全国総工会(All China Confederation of Trade Unions、ACFTU)」から、各店舗に労組を設置するよう2年間にわたり強力な要請を受けており、7月末にも国内22店舗に労組設置を認めたばかり。写真は、開店前に朝の体操を行うウォルマートの従業員ら。(c)AFP
中国で今、新たな「労働契約法」の審議が進んでいる。この法律は名称こそ地味だが、中身は今後の中国経済の動向を占う重要なメッセージを含んでおり、「労働契約法」という名称を超えた政治的な大きな意味が込められている。
それは何かといえば、つまりこの法律には、改革開放25年の経済成長を支えてきた「労働力安売り戦略」の転換という政策的意図が込められいてるのである。より端的に言えば「労働力という看板商品の値上げ通告」と言って差し支えないだろう。
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登録日:2006年 08月 26日 16:01:35
探しても探しても見つからない「金の茶碗」~流行語に見る中国社会
【長春/中国 16日 AFP】中国では深刻な就職難が続いている。2月の国家発展改革委員会(National Development and Reform Commission)の発表によると2006年、25万人の新社会人に対し創出される職はわずか11万人分だという。写真は長春(Jilin)で15日、人目を引く格好でゴキブリ退治用のえさを売るセールスマン。(c)AFP
中国経済は急成長を続けているのに、なぜか大学生の就職情況は厳しくなる一方。有名企業の限られた採用枠に大勢の学生が詰めかけ、競争率は時には数千倍に達する。そこから有名企業の新卒採用枠を「金飯碗」(金の茶碗)と呼ぶようになった。探しても探しても見つからない、金の茶碗のように珍しいものだという意味である。
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登録日:2006年 08月 21日 10:52:22
上海の街にはびこる「怪しい店」(本文と写真は関係ありません)
【北京/中国 3日 AFP】「第56回ミス・ワールド(the 56th Miss World)」の中国代表を決める決勝大会が2日、北京で開催され、Liu Duoさんが優勝の座を射止めた。優勝したLiu Duoさんは中国代表として9月にポーランドで開かれるミス・ワールド世界大会に出場する。写真は優勝したLiu Duoさん。(c)AFP
最近、上海の(上海に限らないが)街を歩いていると、怪しげな(というより明らかに怪しい)美容室というかマッサージ店の増加ぶりに驚かざるを得ない。住宅街でも商店街でも、ところ構わずピンクの電灯がきらめいている。数年前、広東省珠海市での日本人団体客「集団買(売?)春」事件が摘発されたことがあったが、現実にはそういう事件になるのはごくごく一部で、この手の商売は中国社会のすみずみにまで根付いてしまっているようだ。
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登録日:2006年 08月 09日 21:38:41
経済格差とともに広がる男女格差
【鄭州/中国 29日 AFP】中国全土で非識字の女性数が5500万人に上った。女性が男性に比べ不遇な生活を余儀なくされているという実態が明らかとなったと、国営メディアは伝えている。都市部の女性は、20年来の経済改革の恩恵を享受している一方、貧しい農村では1人にしか学校に行かせられない場合、女児より男児に教育を受けさせようとする傾向があり、女性の非識字率が圧倒的に高くなっている。写真は28日、河南省(Henan province)鄭州(Zhengzhou)で健康エクササイズに励む富裕層の妊婦。(c)AFP
中国社会の経済格差が広がるにつれて、男女格差も広がっている。ここでいう「男女格差」とは上記の記事にあるような男女間の教育とか生活の格差ではなくて、男女の出生数そのものの格差である。中国では男性の出生数のほうが女性よりも異常に多く、その数値はすでに危機的状況にまで来ている。厄介なのは、この男女格差がやはり社会的な経済格差と密接に結びついている点にある。
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登録日:2006年 08月 05日 01:44:45
- プロフィール
- 田中 信彦
- (男)
- http://chinahr.way-nifty.com/
- 1959年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。
毎日新聞社記者を経て、日本と上海の両方に活動拠点を持ち、企業の中国事業に対するコンサルティングに従事するほか、雑誌等への執筆、講演など多数。亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科で「日中人事・労務比較論」を講義している。
■主な著書
「中国で成功する人事 失敗する人事」(日本経済新聞社)・「人事・採用の基礎知識--中国編」(メディアファクトリー)・「ぼくの上海行商紀行」(文藝春秋)・「日本人の知らない中国人の私的事情」(講談社)
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