上海で存在感増す日本のお菓子

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上海のスーパーやコンビニで、日本製もしくは日本企業が現地生産したお菓子の存在感が高まっている。近くの地元系のコンビニに行ってみたら、洋風のお菓子の棚のほとんどを日本系の製品が占めていた。

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今年2月の某日、自宅のすぐ近くにあるコンビニ「C-ストア」に行って、お菓子の棚に並んでいる日本系のお菓子をすべて買ってみた。以下はその時の記録である。

●日本からの輸入物

森永チョコボール(ピーナッツ) 8.8元
同(アーモンド)        8.8元
同ダース(ミルク)チョコレート 16.8元
同小枝チョコレート 16.8元
同小枝チョコレート(ビター) 10.8元
同小枝ザッハトルテ 22.8元
同小枝抹茶チョコレート 22.8元
同ダースチョコレート(ビター) 10.8元
同ダース ジャンドゥーヤ 16.5元
同カフェドショコラ(フレンチミルク)38.8元
サクマドロップス 24.8元
サクマ紅茶のど飴 13.8元
ブルボンバタークッキー 19.8元
マルカワ ハローキティフーセンガム(5コパック) 7.8元
味覚糖特濃ミルク8.2     10.0元
同ハーブ&ミルクのど飴     10.0元
春日井グリーン豆(塩味)    17.8元
まぜまぜ一番(ソフトスナック) 18.8元

●中国現地法人生産もの

明治雪吻巧克力(メルティキスチョコレート) 19.0元
同苺味 19.0元
同アーモンドチョコレート 27.8元
ロッテキシリトールガム(44粒入り) 10.8元
不二家ミルキー(缶入り)peko 10.8元
同poko      10.8元
不二家ミルクボール(袋入り) 3.9元
同ミルクボール(苺味)     3.9元
不二家 peko ポップ キャンデー 5.5元

さほど大きくないローカルコンビニではあるが、お菓子のコーナーではこれら日本系の製品(ロッテは韓国企業ではあるが、経緯を考えてここでは日本企業に含めた)が圧倒的に多くの位置を占めており、洋風の菓子ではほぼ日本製品が独占に近い形になっていた。

一見して気がつくのは、日本からの輸入品が多いことである。中国で輸入品を販売する時は、製品の成分や内容量、国内の輸入業者や販売業者の連絡先や住所などを中国語で表記しなければならないことになっているので、上記の輸入品の菓子にはすべて白い紙が大きく添付されており、各社の中国法人や輸入代理店などの住所が中国語で記入されている。

価格は輸入品のほうが若干高いようだが、さほど大きな差はない。輸入物の森永のチョコレートと現地生産の明治のチョコレートを比べても、たいした価格差はない。

しかし当然ながら、もともと値段が高いのは事実だ。チョコレートが15元~20元というと、日本円で200数十円から300円といったところで、現地生産の商品であっても、日本国内よりむしろ高いぐらいだろう。

しかしこれは特に輸入品や高級品、外国人向けの商品を販売する店で売っているわけではなく、ごく普通の町場のコンビニにこの値段でズラッと並んでいるのである。コンビニとて売れない商品を漫然と並べておくことはないだろうから、それなりに売れるのだろう。上海市民の購買力がかなり高まってきたことの証左かと思える。

不二家は杭州、明治は上海・松江

現地生産の商品を見てみると、明治製菓は明治製菓食品工業有限公司が生産しており、所在地は上海市松江区となっている。上海市街から南西に車で30分ぐらいのところである。不二家は不二家(杭州)食品有限公司製造で、上海の南隣、浙江省杭州市の開発区にあるらしい。

日本では不二家製品の撤去騒動があったが、中国ではもちろんそういうことは起きていない。普通に製品は店頭に並んでいる。

日本からお土産を中国に持っていく時でも、日本のお菓子とかケーキ類のようなものは非常に評判がよい。確かに値段は高いのだが、味がよくてパッケージがきれいなので、ぜいたくに慣れた上海の友人たちには「日本で買ってきてくれ」と頼まれることも多い。日本のお菓子はかなり競争力が強いのは間違いないと思う。

現時点では日本のお菓子メーカーにとっては中国のマーケットはまだまだ微々たる存在だろうが、現在の浸透ぶりを見ていると、うまく現地化してコストを下げ、ブランドイメージを育てていけば、20年後ぐらいには結構、いい線に行くのではないか。

カテゴリー[ 日系企業 ], コメント[4], トラックバック[0]
登録日:2007年 03月 26日 22:40:14

コメント

在日本国内被严重讨伐的不二家居然还堂堂正正出现在中国市场,这是不是日本这个民族的自私和政府的纵容?

呉 @ 2007年 04月 09日 20:18:17

上海の食べ物って、もうホンッッッッッッッッッッッッットに美味しいんですよ!!!!!

上海 @ 2009年 04月 21日 19:36:15

↑様
そうですよね~。
中国料理の重量比で5パーセントくらいはL-グルタミン酸ナトリウム(味の素)やイノシン酸などの化学調味料ですからね。
その証拠に中国のスーパーにキロ単位の化学調味料の袋がずらりと並んだコーナーが必ずある。
一般家庭の化学調味料の消費も半端ではない。1キロ入りの袋は1月は足りないはず。

味の素 @ 2010年 01月 12日 09:50:01

俺は中国のお菓子のほうが好きだ
値段が安いし最高だ
日本の食品は世界一値段が高くて危険だ
今年の8月に親の親戚に日本の煎餅をあげたけど不味かったと言ってた

蘭州 @ 2011年 11月 25日 21:54:55

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プロフィール
田中 信彦
(男)
http://chinahr.way-nifty.com/
1959年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。
毎日新聞社記者を経て、日本と上海の両方に活動拠点を持ち、企業の中国事業に対するコンサルティングに従事するほか、雑誌等への執筆、講演など多数。亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科で「日中人事・労務比較論」を講義している。
■主な著書
「中国で成功する人事 失敗する人事」(日本経済新聞社)・「人事・採用の基礎知識--中国編」(メディアファクトリー)・「ぼくの上海行商紀行」(文藝春秋)・「日本人の知らない中国人の私的事情」(講談社)
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