小さな驚きと再認識
【東京 17日 MODE PRESS】老舗クリスタルメーカーのHOYAクリスタル(HOYA CRYSTAL)が、伝統的なものづくりの技術と上質な素材、そして最先端のデザインを提供するラグジュアリーなクリスタルブランドとして生まれ変わる。
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表参道の界隈で先週の12日夜、小さなエキジビションを2つ続けて見た。
■HOYA×生意気
1つめは、HOYAのクリスタルカンパニーがクリエイティブユニット「生意気」とコラボした作品展。作品はどれも、クリスタルガラスとしてはこれまでの枠を超える自由で浮遊感に富む造形に驚かされた。もっとびっくりしたのは、生意気は英国とニュージーランド出身の外国人なのに、そのフォルム感が欧米的な立体性よりも日本的な平面性に支えられていることだった。もっと言えば、村上隆が表現したような徹底してポップなミックス感覚を可能にさせるフーパーフラットな感覚と共通している。いってみれば、クリスタルグラスで創ったフィギュアみたいなものだ。
クリスタルカンパニーはすでに多くのアーティストとコラボ作品を生み出していて、同時に展示されていたそれらの作品にも共通するいまのTOKYOの感覚があった。どれも安手の素材ではなくて、HOYAの確かな技術に裏打ちされている点も好ましい。この水準とテーストならば、アメリカやヨーロッパ、特に日本のオタクカルチャーが注目されているフランスなどでも人気が出るに違いないと思う。展示が開かれた建物は、秋からホヤクリスタルのショップになるそうなので、いまから楽しみだ。
■ポール・スミス×マーティン・パー
もう1つは、ポール・スミス スペースギャラリーで開かれた英国の写真家マーティン・パーの写真展。ポール・スミスの07年秋冬コレクションの服を、ロンドン郊外のイルフォードで普通の人に着せて撮りおろした意欲作だった。この町は多種多様な人種が住む地域で、さまざまな年齢の男女が表情はそれぞれ違うが基本的には楽しんでポール・スミスの服を着ているのが印象的だった。そして、この写真が実はいまの時代を切り取ったすぐれたドキュメンタリーになっていた。
「彼らのような一般の人々こそが洋服を着るのであって、決してモデルだけが着るのではないのです」というマーティンの言葉も、改めて心に残った。ファッションを語るジャーナリストとしては、何か最高の見本を突きつけられたようで、身の縮む思いだった。
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登録日:2007年 07月 17日 22:00:31
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