●「落選運動」の時代:刺客かレッド・カード・キャンペーンか

 落選運動というものがある。韓国の統一地方選挙で大成功をおさめた(以下参照)。公害企業の商品は買わないという不買運動のようなものだ。「ふーん、韓国はすごいんだ」と思ったが、よく考えると日本にも実は落選運動があった。小泉首相の刺客である。党が公認しない、そして刺客を送り込むというのは「落選運動」だ。これも成果を発揮した。だが、市民は参加していない。韓国の落選運動はレッドカードキャンペーンといって健全な政党作り、候補者公認過程の品質向上を狙って有権者側が行う一種の市場整備だ。日本でもやれる。例えば地域のNPO。子育てでも環境保全でも地域の具体テーマについて各候補者に手紙を送り賛否を問う。それに対する回答や回答姿勢をHPで公開する。その上で関係者で議論し、「こりゃあんまり」という候補者については「議員に好ましくない」と意思表示しればいい。
(以下、WIKIPEDIAより引用)
韓国の落選運動は2000年の1月から4月の総選挙のかけて「落薦・落選運動」と呼ばれるように2つのステップで行われた。1つは政党に公認しないように求めたもので、もう一つは選挙において投票しないように呼びかけたものである。前者は別名イエローカードキャンペーンと呼ばれ、後者はレッドカードキャンペーンとも呼ばれた。2000年1月12日、韓国の460の市民団体により「2000年 総選挙市民連帯」(総選連帯)が結成され、同月24日、不適格な候補者名を発表、政党に公認しないように呼びかけた。この際の選定基準は、不正腐敗した政治家 、過去の選挙法違反 、軍事クーデターへの関与 、職務怠慢な議員 、地域間の対立感情を煽り立てた政治家 漢字復活を主張する政治家 など。
 結果としてリスト102人中48人(47%)の候補者が公認から外れた。 選挙戦において、総選連帯から改めて86人の落選候補が発表され、選挙において投票しないように呼びかけた。結果、4月13日の投票において22の重点地域で15人、全国では59人の候補者が落選した。なお、韓国の選挙法87条によれば、労働組合を除外した一般団体の選挙運動を禁止しており、落選運動が抵触するとの議論、反発もあった。そうした中、世論の運動への圧倒的支持を受け、金大中大統領は1月17日、選挙法第87条の廃止を推進するよう指示を行った。

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登録日:2006年 09月 29日 06:16:26

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プロフィール
上山信一
(男)
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慶應義塾大学総合政策学部教授、改革コンサルタント。専門は大企業・行政・NPO等の経営刷新。近年は地域再生も手がける。大学では「経営戦略」「公共政策」等を教える。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者等を経て現職。大阪市生まれ。50歳。中央省庁・自治体の各種委員、企業顧問等を兼務。京大法、米プリンストン大修士。趣味は登山、鉄道、料理。メール:ueyama@pm-forum.org
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