2006年 05月

●大阪の渡し舟ツアー update 5/30

大阪市内に渡し舟が8箇所ある。そのうちのひとつ落会上の渡船に乗った。大阪市大大学院の一期生有志とやっている地域資源発掘ツアー第3弾。JR環状線大正駅から歩いて南海電車の汐見橋駅へ。途中で尻無川、西道頓堀川、木津川が十字で交差する珍しい地点を通過。水は上から下に流れるが十字路に来ると迷わないのか?よくみると西道頓堀川に水門があってなるほどと思った。南海電車の汐見橋線はかつて高野山から木材を切り出し運河に運んだ名残だ。1時間に2本だが立派な複線。でもレトロな駅と沿線風景は京福電鉄に似て大阪市内と思えない。津守駅で降りて木津川の土手へ。ひっそりと渡船場がある。一時間に4本、地元の人が自転車のまま乗っている。海抜ゼロメートルに近い地帯でしかも大型船が通った。橋をかけると太鼓橋になる。あるいは道路を橋詰で螺旋状にして高度を上げるしかない。それで渡船になったらしい。向こう岸に渡ると大正区。地下鉄工事の残土で作った昭和山は緑豊かで気持ちよい。ソテツが多く、まるでバンコック郊外。この植栽は、大正区に沖縄からの移住者が多いせいか。山を降りるといきなり大正区の中心部。町並みは懐かしい下町風だが道路は広い。沖縄料理のお店や沖縄食品店がちらほら。「沖縄風ホルモン焼き」の看板も。一同、「うるま御殿」で夕食。島唄の実演を聞きながら、さっきの通りの風景はロサンゼルスのトーレンスにそっくりだとふと思った。あそこはメキシコ人の移住者の街だった。巨大都市は仕事があって、周縁都市からの移住者を集める。でもこれからの大正はどうか。川に囲まれた陸の孤島。江戸時代は新田。明治以後は、紡績工場や木材の集積地で賑わい、さらに造船・機械工業が栄えた。しかし今後は厳しい。区内の足も市バスと渡船に依存。道路は4車線だが車はほとんど走っていない。需要がないのだ。たぶん中核施設を誘致(移転)する必要がある。大阪湾の埋建より、大正区の再生が先決ではないか?

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登録日:2006年 05月 30日 07:19:24

●50度の熱波 update5/29

パキスタン中央部に熱波、少なくとも84人が死亡 - パキスタン

【ラホール/パキスタン 22日 AFP】パキスタン気象局によると、21日、最高気温が41度に達した。中央部を襲った50度の熱波で少なくとも84人が死亡したが、その後気温は低下傾向にある。写真はラホール(Lahore)市内の公園で噴水の近くを歩く人々。(c)AFP/Arif ALI

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ちょうど20年前、パキスタンに行った。あの時も暑かった。世界各地を旅したがもっとも暑かったのはメキシコのバハ・カリフォルニア半島。クーラーのない車でサボテンだらけの山を行く。風は熱波なので窓はしめたまま。やっとついた海で泳いだら風呂より暑く、早々に引き上げた。

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登録日:2006年 05月 29日 00:59:16

★大阪市役所の改革――夢と愛と対話が必要 update5/26

 大阪市役所の抜本改革が本格化し、ほぼ1年が経つ。4、5月には改革本部を中心に成果の棚卸と課題の整理が行われた。今回はその概要を報告したい。
1.外部の民間有識者による評価
 3月3日、そして5月15日には外部の有識者からなる市政改革推進会議が開かれた。これは経営や改革のプロが進行中の市政改革をチェックし、また助言するために新たに、できた機関である。筆者が委員長を務め、委員には地元の企業経営者や前三重県知事の北川正恭氏などが就任した。2回の会合のコメントを集約すると次のようになる。
・不祥事と厚遇是正をほぼ終え、市政改革は一応の軌道に乗った。
・遅れていた市役所の予算・人員のスリム化、いわゆる「身の丈改革」は一気に進
んだ。5年間の採用凍結や約5%の経常経費のカットなど他都市を凌駕する規模の見直しが実現した。
・公債残高もはじめて前年度比マイナスとなった。
・しかしこの1年の改革は「正常化」にすぎない。これだけの巨大組織の改革には最低4年はかかる。やっと1年が経過し、基礎固めができた段階に過ぎない。
・自律改革への動きはまだ脆弱だ。今後も外部委員やコンサルタントなどの力を借
りなければ改革はあっというまに形骸化、もしくは失速するだろう。
・改革の実態と成果が市民や職員に伝わり、そこでの賞賛や支持が次の行動を呼ぶという好循環ができていない。せっかくの改善の萌芽を組織外に伝える工夫と活動にもっと投資すべき。
2.改革本部内での議論
 さて、市役所改革本部は3月3日の市政改革推進会議の指摘を受け、さっそく職員と外部委員による過去1年の総括を行った。まず、改革が組織全体に浸透していない、まだまだ危機感が足りないという点で意見が一致した。昨年来の改革は、マスコミと市民による激しい厚遇批判を契機に始まった。そのため「なぜ改革が必要か」を現場職員が必ずしも十分に議論していない。一部の現場職員、そして議員の一部にすら「改革はもう終わった」という誤解が一部ある。しかし上から危機感を煽るだけでは人の行動は変わらない。いろいろな議論を経て、「今後の改革には“夢”と“愛”と“対話”が必要」という結論が出た。
 “夢”と“愛”と“対話”とは、以下のような取り組みである。
(1)夢:市役所のスリム化を超え、大阪の町をどうするという“夢”を描く作業は今
年の課題。来年度からの具体的な施策に反映できる“創造都市ビジョン”を職員の力で構築し、市民との対話を経て作り上げる必要がある。
(2)愛:昨年度の改革は市民からの信頼失墜と財政危機に端を発した緊急対応だった。そのため上から数値目標を提示せざるを得なかった。だが本来の改革は現場と仕事を愛する職員が自ら取り組むものである。今年度からは現場の底力を引き出す改革に取り組むべきである。
(3)対話:不健全な労使関係や議会・市長・労組の癒着を断ち切るべく、昨年来、市長を中心にけじめの明確化を図ってきた。しかし是正後には立場の違いを理解しあった上で政策対話を積極的に進めるべきである。対話を通じて意見の違いをはっきりさせることから問題解決は始まる。〔参考:市政改革この1年の総括と展望、大阪市 市政改革本部〕 詳細はhttp://www.city.osaka.jp/を開き、市政改革本部、市政改革推進会議、5月15日議事録参照〕
3.労使関係は変わったか?
 さて、これまで専門家やマスコミは大阪市役所の一連の職員厚遇問題の背景には不健全な労使関係があると指摘してきた。市長も是正に乗り出し、市役所は過去1年に労使協議のやり方を変えるなど数多くの改革を行ってきた。だが、現場の実態はどうか。実態を把握すべく総務局は全職員に対して実態調査(アンケート)を行った。
 回収意見は多岐にわたったが、そのうち「労使関係は改善した」という答えは79通だった。一方、「変わらない」という回答は「改善した」を上回る82だった。ほぼ同
数だ。大阪市役所は、つい最近まで「個別人事や来年度の予算要求まで労組に相談して決めていた」といわれる組織である。まだまだ予断を許さない。
 労組の旧態依然ぶりを象徴する現象が市職員組合による本庁舎会議室の不法占拠である。かつて大阪市役所には勤務時間中に組合活動をする“ヤミ専従”がたくさんいた。だが昨年の条例改正を契機に人数も労使協議の時間数も激減した。したがってかつてと同じ面積の会議室を労組が占有する理由はない。ところが返還に応じない。本庁舎では各種改革プロジェクトが進み、会議室はいくらあっても足りない状況だ。書類を抱えた職員が右往左往する中、労働組合は昼間、がらんとあいた空の会議室を占有し続ける。あまりにも異様な光景だ。労組の存在、そして健全な労使関係は市役所の経営再建、そして職員の職場環境作りにも不可欠なはずだ。この問題を解決しない限り、大阪市役所は市民からの信頼を回復することはありえないだろう。

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登録日:2006年 05月 26日 00:21:49

●三峡ダム update5/21

三峡ダム、20日に完成予定 - 中国

【宜昌/中国 18日 AFP】国家的な威信を懸けて建設が進められてきた三峡ダム(Three Gorges Dam)が20日に完成する見通し。全長は2309メートルで、完成までおびただしい時間と労力、数十億ドルもの予算が投入された。数世代に及ぶ政治家たちの構想を具体化したコンクリート製の巨大ダムは、長江(Yangtze river)を横切る万里の長城(Great Wall)にも例えられる。写真は、2時間45分で最大1万トンの船舶が航行できる巨大な水門(17日撮影)。(c)AFP/GOH CHAI HIN

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もう何年も前から話題になっていた巨大プロジェクトがついに完成。決壊したら九州に津波が来る?という噂もあるが一度見に行きたいものだ。おととしはフーバーダム(ネバダ州)に行った。今年は息子と黒部に行くつもり。来年あたりは三峡ダムを見たい。

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登録日:2006年 05月 20日 11:17:59

★大阪市改革 update5/18

大阪市政改革:情報発信の強化へ 「中身難解」指摘うけ、今年度の活動方針案 /大阪(毎日新聞)
 大阪市は15日の市政改革推進会議で、市政改革の今年度の活動方針案を提示した。「市民や職員に市政改革の中身が分かりにくい」との反省に立ち、情報発信の強化を目指す。出席した同会議顧問で元三重県知事の北川正恭・早稲田大大学院教授は「市民の理解がない限り改革はできない。もう権力的な時代ではない」などと改革への市民参加の重要性を指摘した。
 会議の中で、関淳一市長は市政改革マニフェストについて、「トップダウンで行ってきたが、末端まで(意識が)行き渡っていない」と振り返った。活動方針案で、教員や看護師、保健師、ケースワーカーなど市民と接する機会が多い技術職員が技能を発揮しやすい職場環境作りに取り組むことを表明した。また、市民、議会、労働組合との対話を重視する。
 一方、会議では水道局改革も取り上げられ、委員の森下俊三・NTT西日本社長が「古い浄水場の統廃合などを府のリードで検討すべき」と指摘。委員長の上山信一・慶応大教授も「知事や市長、国で総合的に考え、全国に先駆けた公水道を構築すべきだ」と述べた。【堀川剛護】5月16日朝刊

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登録日:2006年 05月 18日 02:12:23

★企業を動かす3つの時間軸 update5/16

 13日(土)「ラウンドテーブルジャパン」という国際会議に招かれた。日米70人でこれからの日本を語ろうという会合である。経済、企業改革、外交などのテーマ別にテーブルを囲んで議論。お昼は総理候補の安倍氏を招いてのランチ、小池大臣、竹中大臣のスピーチもあった。出井(ソニー)、西室(東証)両氏はじめ米国投資銀行の幹部も多数。いちばんおもしろかったのは企業再生のセッションでの最近の資本主義は「時間サイクル」がずれておかしくなっているという問題提起。
 会社は3つのCAPITALISTに支えられてる。1つはREAL CAPITALIST。これは株主で短期収益を求める厄介な存在。2つめはBUSINESS CAPITALISTだが、これは事業によって時間軸は違うが数年単位で事業を育て刈り取る。3つめはHUMAN CAPITALIST。終身雇用に代表されるように安定的コミットメントを求める。 さて現代の問題はこの3つのサイクルが大きくずれていること、そして付加価値の源泉が人材に移っているのに株価に戦略が左右されていること。いい議論だった。

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登録日:2006年 05月 16日 01:08:15

★We will never forget about you (update5/12)

貿易センター跡地 フリーダムタワー着工 - 米国

【ニューヨーク/米国 28日 AFP】ニューヨークで27日、倒壊した世界貿易センター(World Trade Center)に代わる高層ビルとして設計された「フリーダムタワー(Freedon Tower)」の着工を祝うイベントが開催された。
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(c)AFP/Timothy A

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2001年9月11日朝、僕はシアトルのホテルにいた。たまたま妻に電話をして事件を知った。TVをつけて驚愕。予定されていた会議は当然キャンセル。地元企業もほとんど休業。することのなくなった僕はひたすらTVを見る。エレベータに乗るとみんな凍りついたように静か。チャウシェスク時代に行ったルーマニアの人々の死んだような表情を思い出す。レストランでも会話がない。恐ろしいほど静かなシアトルの一日。やがて事件の全貌がわかる。「パールハーバーの再来」というTVコメントを聞いてはっとした。「日本人も何かしなければならない」。ジョージタウン大学政策学部の同窓会に犠牲になった教授の追悼記念募金を募った。ワシントン在住の日本人一同でワシントンポストに弔辞広告を出した。そして星条旗を家の前にそっと飾った。「損しても絶対株は売らない」「絶対に買いだめしない」という一般市民の街頭インタビューのコメントを聞いて感動した。無秩序に見える市場競争原理も人々の倫理感と社会責任意識のもとで制御されている。あれほどばらばらに見える国民の力をいざという時には結集できる。これこそが「この国のかたち」だ。やがてe-mailの発信人署名にみんながこう書き始めた--We will never forget about you.--僕らはあなたたち犠牲者のことを絶対に忘れない。

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登録日:2006年 05月 11日 23:56:52

●世界3大歌姫:フレンチ・カナダ、台湾、スペイン update 5/10

セリーヌ・ディオンの「A New Day...」ショー 500回目を迎える - 米国

【ラスベガス/米国 8日 AFP/Getty Images】シーザース・パレス(Caesars Palace)にあるコロシアム(Colosseum)で行われているカナダ人歌手セリーヌ・ディオンの歌とダンスのショー「A New Day...」が7日、公演500回目を迎えた。同ショーを通じこれまで約100万ドルがチャリティ基金のセリーヌ・ディオン・ファウンデーションに集められ、ラスベガス内にある10の慈善団体にそれぞれ寄付された。写真は同ショーの500回目の公演で、パフォーマンスを披露するセリーヌ・ディオン。(c)AFP/Getty Images Ethan Miller

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 女性ボーカリストで僕が好きなのは全部、非英米組。1にテレサテン@台湾、2にセリーヌディオン@ケベック、3にロシオ・ドゥルカル@スペイン。彼らは全員、美空ひばり級の歌唱力。ロシオは先月61歳でなくなったが中南米では超ポピュラー。テレサテンは日本ではちょっと軽くみられているが中華世界ではダイアナ妃並みのウルトラスーパースター。中国語の歌を聴いて美しいと思ったのは彼女のCDが始めて。セリーヌ・ディオンもマイナーなケベック出身。同じケベックの音楽プロデューサーのレネ・アンジェリルが彼女の声に感動し、自宅を抵当に入れてまでデビュー・アルバムをレコーディングしてくれた。結果は大ヒット。よかったよねー。

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登録日:2006年 05月 10日 01:22:33

●商店街再生の鍵を探る――“改革屋“の視点から 5/8 update

5月4日午後にNHKラジオの「商店街再生」の特集番組にゲスト出演した.石黒彩さん(モー娘一期生)と3時間にわたり全国10箇所の再生事例を紹介しながら再生策を探る企画だ。全国の先端事例と問題の本質がかなりカバーできた。そこで改めて僕の意見をまとめてみたい。
1.全国各地で再生に取り組む事例が増えている。共通するのは「何もせずにお客が来る時代は終わった」という時代認識と危機感。いずれも「とにかく何でもいいから、まず人に来てもらう」という原則を徹底。中には年間200日ものイベントを行う例(佐世保)、NPOと連携して住宅街からミニバスを走らせる例(土浦)、子供の遊び場を作る例(岡山)なども。            2.商店街の衰退もさることながら、大手スーパー・百貨店など中核大規模店が撤退し跡地開発が課題となる地区も多い。大崎(宮城県)や諫早(長崎)などでは商店街自らが跡地問題に取り組み、核店舗の誘致や再開発プロジェクトに乗り出し行政が資金援助している。                                    
3.全体としては大規模店舗や不況のせいにし特段の努力をしない商店街が圧倒的多数。空き店舗がどんどん広がり寂れつつある。最大の理由は人為的なもので例えば、
・そもそもビジネスと捉えない高齢店主が多い。業種転換も投資も工夫もしない。
・商店街組織が合議制を死守し、何も決まらない。一部店主がイベントや空き店舗対策に賛成せず、時間だけが経つ
・やる気のある店主はロードサイドやショッピングセンターに流出
4.自分の代限りで廃業という店主の多くが投資をしない。あるいは閉店し、シャッターを下す。隣は迷惑するがこれを規制・抑止する仕組みもない。シャッターを下ろすなら安く人に貸すべきだし、単なる住居にするなら移転すべき。何らかの形での私権制限をすべきではないか。狸小路(札幌)では学生に店舗を貸して後継者育成をしている。丸亀町商店街(高松)では土日にシャッターが下りる銀行の前にワゴンでの出店を促しそれで成功した人に店舗をもたせる仕組みを支援している。
5.小売全体の売り上げが減っている。しかも大規模店が面積でも売り上げでも3~4割を占める。そしてその大規模店ですら過当競争で閉店が相次ぐ。日用品を普通の値段で売っていたのでは絶対に集客できない。業種転換や店主入れ替えなどの本格的な「テナントマネジメント」が必要。例えば、金沢の竪町商店街。20年かけてファッションの街に転換し、周辺他県からも集客に成功。年間1割程度の店が新陳代謝で入れ替わる。                             
6.大型店・スーパーのせいでだめになったという言い訳から脱却すべき。確かに大規模店同士の戦いにまきこまれ、さらには核店舗の撤退のあおりをうけ、運命を翻弄された商店街もある。しかし、集客の工夫や業種転換、核店舗の誘致などの基本動作をやっていないまま衰退しつつある例も多い。    
7.まちづくり3法の見直しはコンパクトシティの構築につながる。だが法改正で商店街が再生する保障はない。大規模店は資本主義の権化、怪獣のようなものでありかつて「コンビニ」に転換して街中に入ってきたようにあの手この手で工夫してくる。法改正は、やる気のある商店街にとってはプラスだがやる気のないところにとってはあまり助けにならないだろう。
8.そもそも「商店街」単位での問題解決だけでは無理がある。個店が魅力的であれば立地・経済環境とは関係ない。逆に個店がつまらないと商店街の繁栄はない。やはり店主の新陳代謝や業種・業態の転換が必要。それには「健全な競争」と「退出促進」が大事。政府の振興策とシャッターを下ろした店主に退出を迫らない今の税制の手直しが必須。
9.インターネット販売などの“サイレント・コマース”の到来で、かえってコストの安い中小商店が競争力を持つ場合もある。年商数億を誇りながら、店舗は昔ながらで生の消費者の情報収集を主眼にというのはひとつの理想系ではないか。    10.商店街の価値はビジネスモデルだけでは捉えにくい。公園・広場などの公共施設に似た役割も果たしている。単に日用品を安く売る場ではない。だからといって補助金を払ってまで維持したり、過剰に保護するのもおかしい。要するに人々に、また店主側にも”MY商店街”という自覚が必要ではないか。その上に各種制度や補助金などが生きてくる。

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登録日:2006年 05月 08日 07:13:16

★シンシナティの豚とパリの牛 update5/5

カウ・パレードでパリ中に牛が出現 - フランス

【パリ/フランス 26日 AFP】26日、パリでカウ・パレード(Vach'Art)が開催され、パリ中におよそ110の牛の形をした彫像が出現。写真は、パリのオペラ・ガルニエ(Opera Garnier)の前に登場した繊維ガラスの牛。(c)AFP/STEPHANE DE SAKUTIN

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3年前、行政学会で米国シンシナティに行った。街のあちこちに派手な豚の彫刻があって驚いた。豚の産地にちなんだチャリティ・オークションの作品だった。オークションの前に市内各地で展示お披露目し観光にも役立てる作戦だ。シカゴも同じことを牛でやっていた。それが今度はパリ。神戸でもやったらどうか。

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登録日:2006年 05月 04日 22:55:18

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プロフィール
上山信一
(男)
http://www.pm-forum.org/ueyama/
慶應義塾大学総合政策学部教授、改革コンサルタント。専門は大企業・行政・NPO等の経営刷新。近年は地域再生も手がける。大学では「経営戦略」「公共政策」等を教える。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者等を経て現職。大阪市生まれ。50歳。中央省庁・自治体の各種委員、企業顧問等を兼務。京大法、米プリンストン大修士。趣味は登山、鉄道、料理。メール:ueyama@pm-forum.org
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