●大阪の議会の政務調査費問題

以下は東京地方版の朝日新聞。
東京、愛知など全国各地で市民団体とマスコミが地方議会の「政務調査費」問題を徹底追及している。議員側も次々に非を認め、慣行是正や辞任が相次ぐ。ところが大阪ではいっこうに盛り上がらない・・。関西の地盤沈下と議会改革には相関関係がある。地方議会の質も「東高西低」のようだ。悪事は早く表に出し是正すればよい。市政改革と議会改革はセットだ。そして議会改革は「政務調査費」の解明が突破口のはず。記者のみなさん手を抜かずしっかり監視していただきたい。
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地方議員の政務調査費は、政策づくりなどの「調査研究に資する」ために公費から支給されている。だが朝日新聞の調べで、品川区議会でそうした目的と必ずしも合致しない飲食に使われたことが次々と明らかになった。一方、飲食に使うのを認める基準についてどこで線を引くか、各議会とも頭を悩ませている。議長自ら領収書をチェックするなどの取り組みも始まっている。 「第三者から見て誤解が生じやすく特に改善を求める」千代田区議会の06年4~6月の政務調査費の記録を閲覧すると、こんな文言の書かれたピンク色の紙片が張られているページがある。昨年末、初めて議長が収支報告書や添付された領収書すべてを点検し、個別に指摘した。今後はこれを参考に、各会派が点検する。ステーキハウスで5700円、すし屋で2万8140円。すべて「打ち合わせに不向きな場所での会議費」の例として指摘された。会議そのものの事実を問われかねず、品川区の自民党区議団をめぐる訴訟でも、多くが不適切と認定されたとの理由からだ。千代田区議会は、02年に弁護士や公募市民などからなる「政務調査研究費交付額等審査会」をいち早く設置し、意見を求めてきた。しかし、過去の収支報告書を見ると、居酒屋やビアホールなど、酒食を提供する店の領収書も数多く添付されている。「雑談しながら、相手の心を緩やかにしてからでないと聞けない話もあるでしょう」。料理店での領収書を添付したことがある自民党区議は、「区民のあらゆる相談に応じており、遊びの飲み食いではない」と強調した。
・23区、使途基準まちまち
 23区の政務調査費の使途基準における「飲食費」の位置づけは区によってまちまちだ=表。01年に改正地方自治法で政務調査費の支給が盛り込まれた際、国が明確な基準を示さなかったため、各区とも手探り状態で運用を始めた経緯がある。現在、7区議会で収支報告書に領収書などの添付を義務づけている。このうち千代田や新宿は新年会、忘年会など支出できない項目を具体的に文書で明記しているが、豊島と葛飾は制限がない。4月からの添付義務づけを決めた荒川は、すべての飲食を除外するのは難しいとして、基準の備考に「もっぱら飲食に要する経費を除外する」という文言を明記して条例改正した。領収書の添付義務がない板橋では、支出できない項目を具体的に示す手引書を議会事務局が作成している。江戸川は「交際費的な経費」など抽象的な規則の文言を具体的にする検討を始めた。世田谷は、添付義務づけとともにインターネットでの領収書公開も検討していくという。
・多摩地域の6都市 茶菓などに限定
 多摩地域の26市では、政務調査費の額が最高でも1人あたり月6万円と、区部より1けた少ない。その中で、月額4万円以上の六つの市議会では、茶菓代や研修講師の食事代などを除いて、飲食関係の支出が認められているところはない。
八王子(月額6万円)では、研修費として茶菓代や講師の食事代が認められている。町田(同6万円)では、使途基準の中で「支出できない経費」として挙げた5項目の中に「食事のみに要する経費」が入っている。府中(同4万5千円)には、使途基準の中に飲食にかかわるものがない。日野(同4万5千円)は議会内の申し合わせで飲食を禁じており、さらに細かな運用例を定める動きがある。武蔵野(同4万円)でも、使途基準を見直し、飲食禁止を明示することなどを検討している。青梅(同4万円)では、現在、収支報告書に領収書添付の義務づけがないため、条例改正の動きがあるという。
・使途基準には厳しい定義を
地方議会の実態に詳しい評論家の富久尾浩さんの話 使途基準を厳密に定義して政務調査費の総額をしぼる方向にしないと、都合がいいように文言を解釈してお金を使ってしまう議員が減らない。

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登録日:2007年 01月 24日 19:50:34

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プロフィール
上山信一
(男)
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慶應義塾大学総合政策学部教授、改革コンサルタント。専門は大企業・行政・NPO等の経営刷新。近年は地域再生も手がける。大学では「経営戦略」「公共政策」等を教える。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者等を経て現職。大阪市生まれ。50歳。中央省庁・自治体の各種委員、企業顧問等を兼務。京大法、米プリンストン大修士。趣味は登山、鉄道、料理。メール:ueyama@pm-forum.org
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