●ミュージアム評価とは(その3)

図書館とミュージアムは元来は同種の施設だ。前者は印刷物を後者はそれ以外を保存するだけの違いだ。ところがわが国では別の物として扱われてきた。例えば図書館は無料で赤字が当然だとされる。だがミュージアムは赤字を批判され無料は不当だといわれる。図書館は小学校に必ずある。そこで読書の意義を学び図書館はある種、神聖化される。ミュージアムはそうではない。存在意義は学校で教わらない。米国の小中学校では夏休みの調べ物を父兄に展示する擬似ミュージアムのイベントがある。日本でも小中学生にミュージアムの意味と存在意義を知らせる、つまり「ミュージアム・リテラシー」を構築するプログラムが必要だ。単に訪問するだけではだめだ。予め課題を与え調査の一環でミュージアムに行く。すると子供たちは図書館と並ぶ存在だと気づくだろう。

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登録日:2007年 05月 11日 09:07:47

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プロフィール
上山信一
(男)
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慶應義塾大学総合政策学部教授、改革コンサルタント。専門は大企業・行政・NPO等の経営刷新。近年は地域再生も手がける。大学では「経営戦略」「公共政策」等を教える。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者等を経て現職。大阪市生まれ。50歳。中央省庁・自治体の各種委員、企業顧問等を兼務。京大法、米プリンストン大修士。趣味は登山、鉄道、料理。メール:ueyama@pm-forum.org
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