●組織を改革する術の数々

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以下は拙著「だから、改革は成功する」(ランダムハウス講談社)の書評より。

ページ数的には薄い本であるが、マッキンゼーで長く色々な企業の改革を手伝ってきた著者による実践的な改革のエッセンスが凝縮されており、なかなか読み応えがある。(1)なぜ改革は成功しないのか、(2)あの改革はこうして成功した、(3)本物の改革はこうしてつくられる、(4)本物の改革屋はこうしてつくられる、(5)自分自身を改革する、という5章構造になっており、特に感銘を受けたのが(3)と(4)である。改革を成功させるためには、改革チームの構成をどうするかということ(エリート事務屋だけでなく、技術屋やバックオフィス的業務を担っている人などをバランスよく入れ、男女比や年齢構成も考える)ということが重要であり、さらに、組織全体とのコミュニケーション、特に守旧派とのコミュニケーションが大事だというが、たしかにそのとおりだと思う。著者が最後に述べている「改革の2/3程度は成功しないが、だからといって改革をやらないよりはやった方がよい。改革に携わることによって組織内の人間が成長し、組織が活性化する。」旨の言葉は印象的であった。

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登録日:2007年 06月 03日 07:36:56

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プロフィール
上山信一
(男)
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慶應義塾大学総合政策学部教授、改革コンサルタント。専門は大企業・行政・NPO等の経営刷新。近年は地域再生も手がける。大学では「経営戦略」「公共政策」等を教える。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者等を経て現職。大阪市生まれ。50歳。中央省庁・自治体の各種委員、企業顧問等を兼務。京大法、米プリンストン大修士。趣味は登山、鉄道、料理。メール:ueyama@pm-forum.org
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