●調査も捜査も現場主義

上山@、今日は「新潟市都市政策研究所長」としての投稿です。非常勤ですが所長になってほぼ1年、だいぶ新潟に慣れました。
 実は新潟は思い出の初出張の地でもあります。あれは1981年2月、大学を卒業してまだ1年弱の頃のことです。当時、僕は運輸省(現国土交通省)から海上保安庁に出向し霞ヶ関の本庁で法解釈を担当していました。ある日上司が言います。「お前の理屈は机上の空論だぞ。最前線を見て来い」と。不安がる僕の顔を見て上司は「冬の日本海。新潟へ行け」と駄目押し。
 来てみると百聞は一見に如かず。当時はまだ冷戦時代です。海上保安本部で聞く国境警備の話にも臨場感がこもります。刑事のほうでも現場の捜査の事情を知るにつれ、霞ヶ関と現場のずれを痛感しました。この出張で僕は「現場主義こそ捜査の基本」と信じるようになりました。
 それから27年後、くしくも僕は新潟で都市政策研究所の仕事をしています。ここの仕事は捜査ではなく調査です。でも現場主義の基本は同じです。初出張で学んだ現場主義を研究所の運営でも大事にしています。

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登録日:2008年 03月 21日 00:55:51

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プロフィール
上山信一
(男)
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慶應義塾大学総合政策学部教授、改革コンサルタント。専門は大企業・行政・NPO等の経営刷新。近年は地域再生も手がける。大学では「経営戦略」「公共政策」等を教える。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者等を経て現職。大阪市生まれ。50歳。中央省庁・自治体の各種委員、企業顧問等を兼務。京大法、米プリンストン大修士。趣味は登山、鉄道、料理。メール:ueyama@pm-forum.org
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