★企業を動かす3つの時間軸 update5/16

 13日(土)「ラウンドテーブルジャパン」という国際会議に招かれた。日米70人でこれからの日本を語ろうという会合である。経済、企業改革、外交などのテーマ別にテーブルを囲んで議論。お昼は総理候補の安倍氏を招いてのランチ、小池大臣、竹中大臣のスピーチもあった。出井(ソニー)、西室(東証)両氏はじめ米国投資銀行の幹部も多数。いちばんおもしろかったのは企業再生のセッションでの最近の資本主義は「時間サイクル」がずれておかしくなっているという問題提起。
 会社は3つのCAPITALISTに支えられてる。1つはREAL CAPITALIST。これは株主で短期収益を求める厄介な存在。2つめはBUSINESS CAPITALISTだが、これは事業によって時間軸は違うが数年単位で事業を育て刈り取る。3つめはHUMAN CAPITALIST。終身雇用に代表されるように安定的コミットメントを求める。 さて現代の問題はこの3つのサイクルが大きくずれていること、そして付加価値の源泉が人材に移っているのに株価に戦略が左右されていること。いい議論だった。

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登録日:2006年 05月 16日 01:08:15

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プロフィール
上山信一
(男)
慶應大学総合政策学部教授。大阪市生まれ54歳。専門は企業・行政機関の経営戦略と組織改革。都市・地域再生も手がける。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者等を経て現職。国交省政策評価会(座長)、大阪府と大阪市の特別顧問、新潟市都市政策研究所長、日本公共政策学会理事、各種企業・行政機関の顧問や委員等を兼務。府立豊中高、京大法、米プリンストン大学修士。著作等 ツイッター@ShinichiUeyama
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