●「削る」から「創る」へ・・大阪再生第2フェーズ

以下は朝日。
先日のわたしのブログ記事では、「WTC,空港、水道」を大阪再生の3点セットとしたが、関西道を視野に入れれば3つとは、「WTC、空港、淀川左岸線」の3つがふさわしい。しかし、その布石という意味では水道も大事。かくしてわたしは4点セットとよびたい。
 大阪再生は「1100億円」の予算削減(削る)から「4点セット」のビジョン(創る)のフェーズに移りつつある。こういうものをまさに「骨太」という。政府、福田政権の「骨太」はついに「小骨」になってしまったが、いまや関西には「骨太」が生まれつつある。改革は西から・・明治維新もそうだった。
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以下は朝日(大阪)。この記事も実にわかりやすい。朝日も西(大阪)からのぼる時代になる!?
 
 大阪府の橋下徹知事が「関西州」の実現に向けて動き出した。22日には州都の拠点にともくろむ大阪・南港の「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)を視察した。大阪(伊丹)空港の廃止や高速道路整備なども含む大構想だけに、関係者には波紋も広がっている。 「大阪再生の光が見えた。もう決まり。ここで関西を見渡して物事を考えれば素晴らしい行政施策が出てくる」
 地上256メートルのWTCを視察した橋下知事は力を込めた。最上階55階の展望台からは神戸空港や関西空港も一望。関西州の拠点としてWTCの存在を高く評価した。
 橋下知事は夏休み明けの21日の記者会見で「すべては関西州という視点で考えている」と強調。「そこから導かれたのが三つの結論」として、(1)府庁のWTC移転(2)伊丹空港問題(3)淀川左岸線延伸部の整備――を挙げる熱の入れようだ。
 核となるのは府庁移転だ。大阪市にとっては第三セクターの経営悪化で「お荷物」のWTC売却に道筋がつき、老朽化した庁舎整備案を検討中の府にとっても、新庁舎建設に比べ、低コストで済むという利点がある。
 伊丹空港については、7月末に「廃止も含めて検討する」と踏み込んだ。府空港戦略室の担当者は「関西、神戸、伊丹の3空港は近接している。最適な運用、利用、活用法は関西という視点で考えないと出てこない」。
 淀川左岸線延伸部は、大阪市北区の新御堂筋から第二京阪道路の門真ジャンクションまでの延長約10キロの自動車専用道路。完成すれば京滋方面と、WTCのあるベイエリア間の接続が強化される。
 大阪市によると、想定される総事業費は約3200億円。大阪市が単独で事業主体になった場合、市の負担は約1400億円にのぼる。橋下知事は今月5日、「関西州を視野に入れると必要」と平松邦夫市長に迫り、府も費用負担を検討する考えを示した。
 「関西州」に突き進む橋下知事に対し、関空活性化などを求めてきた関西経済界では歓迎ムードが色濃い。ある経済団体幹部は「議論が途絶えがちだった様々な問題を、いま一度つなぎ合わせて検討する形になっている。今後の展開を見守りたい」という。

 一方、近隣自治体の反応はいま一つだ。伊丹空港廃止論に兵庫県の井戸敏三知事は「旅客ニーズを無視した議論。廃止すれば逆に関西全体を沈ませる」と猛反発。京都府の山田啓二知事も22日の会見で「大阪府と大阪市の重荷を解消しようという話と、関西の活性化は区分しないと。大阪のツケを他の府県が払うために関西州をつくるのかと誤解される」と話した。

 

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登録日:2008年 08月 23日 19:11:28

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プロフィール
上山信一
(男)
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慶應義塾大学総合政策学部教授、改革コンサルタント。専門は大企業・行政・NPO等の経営刷新。近年は地域再生も手がける。大学では「経営戦略」「公共政策」等を教える。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者等を経て現職。大阪市生まれ。50歳。中央省庁・自治体の各種委員、企業顧問等を兼務。京大法、米プリンストン大修士。趣味は登山、鉄道、料理。メール:ueyama@pm-forum.org
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