●ドリームチームを作ろう update6/24

 改革とは議論ではない。具体的な行動変革を促すことである。行動変革のためのエントリーポイントを見つけ、小さな改革から大きな改革へステップアップしていく。改革に挑むために私はしばしば「ドリームチーム」をつくる。チームの人数は多くても20人以下、理想は本音で話せる5、6人以下だ。ドリームチームのメンバーは40歳以下、女性、現場育ち、技術系がそれぞれにおいて全体の半分以上を占めるのがよい。非主流派のマイノリティは必ず入れる。ところが日本企業の多くではリーダーの資質と能力を持つ人材が組織の中に埋もれている。最も優れたアイデアを持つ人が会議に出ていない。最も専門的なノウハウを持つ人が会議の一番末席でノートを取っている。こうした各部門や現場で埋もれている"出る杭"を見つけ、抜擢し、本人のやりたいことをやらせる。非主流・少数派だけが前例を打ち破れるからだ。彼らは既存の組織の中で決められた価値観によってのみ物事を見ようとする"コーポレート・ブレーン(会社脳)"に汚染されていない。彼らは会社や組織の現実を第三者の目で客観的に見ることができる"インデビジュアル・ブレーン(個人脳)"を持っている。

カテゴリー[ 改革術 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2006年 06月 21日 08:00:23

Trackback

この記事に対するトラックバックURL:

プロフィール
上山信一
(男)
http://www.pm-forum.org/ueyama/
慶應義塾大学総合政策学部教授、改革コンサルタント。専門は大企業・行政・NPO等の経営刷新。近年は地域再生も手がける。大学では「経営戦略」「公共政策」等を教える。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者等を経て現職。大阪市生まれ。50歳。中央省庁・自治体の各種委員、企業顧問等を兼務。京大法、米プリンストン大修士。趣味は登山、鉄道、料理。メール:ueyama@pm-forum.org
検索