●駅に喫煙室はいらない

以下は日経。
関西では常に私鉄が先進的で経営も優れている・・という長年の伝説がついに完全崩壊。受動喫煙を排除し、乗客の命を守るというJR西日本の決断はきわめてまっとう。私鉄は、ピントのずれた衰退ニッポンを象徴するような喫煙維持の以下の見苦しい対応。時代の転換、私鉄王国関西の終わりを感じさせるニュースである。
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 駅のホームを全面禁煙するかどうかを巡り、関西の鉄道会社の対応が分かれている。7月1日から京阪神の主要区間の全駅を禁煙にするのはJR西日本。「禁煙後進地域」とされる関西で鉄道大手の大規模なホーム禁煙化は初めてだ。一方、私鉄各社は「喫煙者のニーズも根強い」と分煙を推進。「愛煙家の利用客を失いたくない」。顧客争奪戦が厳しい関西の私鉄ならではの思惑がにじむ。
 「受動喫煙防止を求める声が強いことに加え、既に禁煙化した駅で喫煙者からの苦情が少なかった」。JR西日本の山崎正夫社長は2009年3月の記者会見でホームの全面禁煙に踏み切る理由をこう説明した。対象は東海道や山陽線の網干─米原間、福知山線尼崎─新三田間など近畿2府4県の計204駅。大阪環状線、東西線などの計47駅では導入済みだが、京都、和歌山、奈良、滋賀の各府県の駅に範囲を拡大する。同社広報部は「嫌煙は時代の流れ。利用客にも十分理解してもらえるはずだ」と強調する。
 一方、関西の大手私鉄5社は喫煙者への配慮から今後も喫煙場所を維持する構えだ。
「ここはオアシスやわ」。6月25日の午後、京阪電気鉄道の京橋駅(大阪市都島区)の上り線ホームにある喫煙ルームで、同市中央区の男性会社員(60)は満足そうに紫煙をくゆらせた。約20人が入れるガラス張りの個室に灰皿が4つ。男性は「他人に迷惑をかけずに吸えるのがありがたい」と話す。

 「喫煙者の声を無視はできない」と分煙の立場を取る同社が3月末、仕切りのない喫煙スペースの代わりに設置。同社広報部は「愛煙家、嫌煙家の双方が快適に駅を使ってほしい」と話し、ほかの駅ではホームの灰皿の周囲に仕切り板を設けるなどの対策を進めている。

 阪急電鉄も2008年、梅田駅のホームに喫煙ルームを設置するなど分煙を推進、阪神電気鉄道、南海電鉄、近畿日本鉄道も「分煙」の立場だ。阪神の担当者は「喫煙場所の維持を求める声も相当数ある。急速な禁煙化は難しい」としつつ、JRの今回の対応について「反響を見ながら今後の方針を考える」と注視する構え。

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登録日:2009年 06月 28日 00:09:44

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プロフィール
上山信一
(男)
慶應大学総合政策学部教授。大阪市生まれ54歳。専門は企業・行政機関の経営戦略と組織改革。都市・地域再生も手がける。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者等を経て現職。国交省政策評価会(座長)、大阪府と大阪市の特別顧問、新潟市都市政策研究所長、日本公共政策学会理事、各種企業・行政機関の顧問や委員等を兼務。府立豊中高、京大法、米プリンストン大学修士。著作等 ツイッター@ShinichiUeyama
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