カテゴリー [国際情勢]

●平和が走る

北朝鮮で唯一の国産自動車メーカー「平和」

【3月5日 AFP】北朝鮮の首都、平壌(Pyongyang)市内では、同国唯一の国産自動車メーカー「平和(ピョンファ、Pyeonghwa)」の広告が随所で見られる。

「平和」は、文鮮明(Moon Sun Myung)氏が率いる韓国の宗教団体「統一教会(Unification Church)」と北朝鮮の「リョンボン・ジェネラル・コーポレーション(Ryonbong General Corp)」の合弁企業。

 生産車種セダン2モデルとSUV1モデルの3車種のみで、年間生産台数は400台程度とみられる。(c)AFP

AFPBB News


そういえば一昔前、テルアビブ空港で時刻表を見ていたらテルアビブ発、バンコック経由、ピョンヤン行きの高麗航空の定期便があった。どういう人が乗るのか不思議に思ったものだ。北朝鮮には外人向けの高級冷麵屋さんもあるらしい。お寺や塾、広告会社などはあるのだろうか。全体として何業があって何業がないのか?たいへん興味がある。

カテゴリー[ 国際情勢 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 03月 07日 23:26:54

●亡国のイージス・・

次々とイージス艦、そして防衛庁のミスが浮かび上がる。例の推理小説、そして映画の「亡国のイージス」を思い出す人も多いのではないか。見張り、自動操舵、連絡ミス、保安庁への出動要請の遅れなどなど、映画の中の亡国のイージス艦と防衛省の機能不全を髣髴とさせる事実が次々出てくる。だが一番驚いたのは、記者会見の際の海上幕僚本部幹部の顔に浮かんだかすかな笑み・・。二人も行方不明になっている。その責任の重さと家族の思いを少しでも感じていればあそこであれはありえない・・。社会保険庁だけでなく、防衛省にもかなりの制度疲労が来ているのではないか。

カテゴリー[ 国際情勢 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 02月 21日 00:26:49

●腐ったみかんの箱」との対峙――現代世界の病理との戦い

 昨年、サブプライムローンの焦げ付きや年金記録問題に関してしばしば使われた表現の一つに、「腐ったみかんの箱」という比喩がある。「全体のどこかに問題があると分かっている。だがどれが問題なのか特定できない。そのため箱全体が信用を失う」という現象を指してのものだ。ローンも年金も大部分には問題がない。一部だけに問題がある。だがあまりにも調査件数が多い。またシステム全体が複雑に絡み合っているため手作業では問題を特定、是正できない。そうこうしているうちにシステム(みかん箱)全体が信用を失う。コンピュータのプログラムミスや予見しえないバグにも似たいかにも現代的な病理のひとつだ。そして人類はこうした課題への有効な対処策をまだ見つけていない。
 かくして米国経済はたかが10兆円程度の損失といわれるサブプライム問題で全体に変調をきたしつつある。また日本の政治は年金記録問題で国民の信用を失い、総選挙を経て政界再編につながりそうな気配である。
■9・11テロに始まる巨大システムの変調
 この2つの課題は、ちょっとした出来事が巨大なシステムの弱点を露呈させ、全体
の信頼性を喪失させるという現代世界の病理を象徴する。この前兆は2001年の同時多発テロ問題に見ることができる。テロリストはまさに「腐ったみかん」でどの箱に混じっているかわからない。それを見つけて除去して全体を保護する作業はたいへんな手間とコストがかかる上に完全ではない。米国は国内での中東系の移民、留学生のチェックに加え、“みかん”の原産地とされる国家の改造にまで乗り出した。だが7年たっても成果は見えない。かえってアフガン、イラク、パキスタンに至る広大な地域が紛争危険地帯と化した。最近ではパキスタンの核が流出して米欧大都市への核テロ攻撃に使われる危険性が指摘される。
 またテロとの戦いの過程で米国は世界からの信頼を低下させた。米国は冷戦時代もその後も「自由と民主主義」を掲げる愚直な理想主義者として一定の信頼を維持してきた。ところがこの数年の中東介入で、軍の論理と内政の都合で他国に安易に介入する利己的国家とみなされるようになった。国家の“品格”の低さが露呈した。今でも世界中で米国の文化や米国人は全般的には愛される。だが米国国家は世界から「腐ったみかん箱」、つまり丸買いできない存在とみなされる。こうした政府の信頼低下に「サブプライムローン」問題が経済面で追い討ちをかけ
る。信用不安、不動産価格の下落、景気後退、ドル安が目前に迫る。
■年金問題は日本政治の9・11
 くしくも日本も「腐ったみかん箱」問題に翻弄される。特に「年金問題」は数年か
けて抜本的な政界再編を促すだろう。「政府が個人の老後のセーフティ・ネットを保
証できない」「公務員が横領」といった事実を国民は絶対に赦さない。次回、その後
の総選挙を経て政治は大きく変わるはずだ。今後の展開は論理的には3つある。第1は自民党の勝利もしくは大連立による政権維持。第2は民主党の勝利と政権交代。そして第3には抜本的な政界再編。第3の政界再編はすぐには起きないかもしれない。だが自民党も民主党もすでに「腐ったみかん箱」とみなされている。第1、第2の選択肢は「どっちがより腐っていないか」という
低次元の過渡的な消極的選択でしかない。目先の利益誘導、刺客、「姫の虎退治」のような演出で国民の目をごまかす選挙は2、3度が限界だ。やがて国民は新しいみかんの箱を求めるだろう。政治への信用回復の決め手は信用できる若手党首の出現だろう。そうした人物が出てくれば既成の政治家の世代交代とセットで政界再編が進む可能性がある。
 ちなみに日本経済も「腐ったみかんの箱」に悩んでいる。企業の不祥事である。あ
る日突然、内部告発を機に企業が社会的信用を失墜させる。会計処理や偽装問題、安全対策など企業が抱えるリスクには際限がない。このような「腐ったみかんの箱」の問題は日米の政治や経済に限らない。戦後世界の平和と安定を支えてきた既存のシステムが軒並み、変調をきたしつつある。加えて世界は地球環境問題(温暖化)や価値観の対立(イスラム原理主義対先進国文明)な
ど地球規模の課題に直面する。おそらくは当面、数十年間は混迷が続くだろう。そし
てその先には資本主義、議会制民主主義、官僚主義といった近代国家を支えてきた制度を超える新しい課題解決の仕組みが見えてくるだろう。

カテゴリー[ 国際情勢 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 10日 22:50:15

●終戦直後の国際交流

以下の記事、たいへん面白い。いつの世にも国籍を超えた若者の交流と友情が世界をひとつにする。国際政治だの外交だのという以前にやはり人間同士の国際交流が大切だ。僕は嫌いな国がない。海外を旅してとことん不愉快な思いをしたことがない。どこの国にも親切な人たち、無邪気な子供たちがいて言葉は通じなくてもささやかな交流ができる。その思い出は一生消えない。若者よ、たびをしよう。
ーーー
終戦の年のクリスマス。香川県旧詫間町(現三豊市)のアメリカ進駐軍基地で、日本舞踊を披露した女性たちがいた。紳士的に振る舞う米兵に親しみを覚え、周囲の反対を押し切って慰問。米兵らは、お礼にクリスマスソングを歌ってくれたといい、参加した豊中市の山本コトヱさん(85)は「戦勝国も敗戦国もなく心を通わせた、忘れられない思い出」と話す。昭和戦争中、山本さんは実家のある詫間町の海軍航空隊で、副官秘書として働いた。基地には学生が召集され、特攻隊員として出動。若い命が次々に失われ、やりきれなさが募った。終戦後、進駐軍が基地に来た。「何をされるかわからん」と言われ、親せき宅に身を寄せたが予想と全く違っていた。畑仕事をするお年寄りに「えらいですね」と声をかけ、子どもたちにはアメやガムをくれた。
実家に戻った山本さんは「何かもてなしができないか」と、日本舞踊の仲間と基地を慰問することに。1945年12月25日、6人で基地を訪れた。舞台の部屋は米兵であふれかえり、山本さんらが着物姿で登場すると、「ビューティフル」と大きな歓声が上がった。進駐軍の責任者から「ぜひお礼を」と言われ、その日の夜、米兵5人を実家に招いた。5人は座敷に正座して「ジングルベル」を合唱、山本さんらも日本語で歌った。兄と弟が戦死した山本さんは「『戦争さえなければ』との思いは消えないが、あの日の思い出は今も輝いている。いつか、再会したい」と願う。(12月25日 読売新聞)

カテゴリー[ 国際情勢 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 12月 25日 06:38:21

●Et Alors?

サルコジ大統領、新恋人に求婚

【12月18日 AFP】(12月19日 写真追加)フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が、イタリア人の元スーパーモデル、カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)さん(39)に結婚を申し込んでいたと、イタリアの日刊紙スタンパ(La Stampa)が18日に報じた。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


かつてミッテラン大統領に隠し子がいることが発覚し記者に問い詰められたときに発したことばが「エ・アロール(それがどうかしましたか)」。記者も黙ってそれで終わったというのは有名な逸話だ。フランス社会は全般に愛人関係はもとより、公人のプライベートなことには寛容だ。フランス政治伝統の「性政分離原則」ともいわれる。日本で小泉さんが東京ディズニーランドで同じくデートをしたならばたぶん大騒ぎかもしれない。だが独身なのだからデートくらいは個人の勝手だろう。フランスの洗練と文化の奥深さを象徴するのがこのあたりの鷹揚さである。

カテゴリー[ 国際情勢 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 12月 18日 01:30:57

●転生の規制緩和・・?

ダライ・ラマの後継者、女性の可能性も

【12月8日 AFP】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世(72)は6日、訪問先のイタリア、ミラノ(Milan)で報道陣のインタビューに応じ、「その立場にふさわしいことが証明されれば、女性が次のダライ・ラマとして転生する可能性も多いにある」と語り、女性後継者が誕生する可能性もあることを示唆した。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


 環境変化に合わせてルールは変えるということか・・。伝統、神秘も進化する。

カテゴリー[ 国際情勢 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 12月 09日 01:00:19

●地下火災

新疆ウイグル自治区で約50年間燃え続けた地下石炭層の火を消火

【11月22日 AFP】中国国営新華社(Xinhua)通信は21日、同国北西部新疆(Xinjiang)ウイグル自治区の炭田で、約50年にわたって燃え続けていた地下石炭層の火が消し止められたと報じた。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


 50年も燃えていたというから規模壮大。しかしそれだけの炭素を生成してきた植物の営みを考えるとまた気宇壮大。

カテゴリー[ 国際情勢 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 11月 24日 00:21:16

●猫、食べちゃった

ネコを食べる習慣に、愛護グループがオリに入って抗議

【10月2日 AFP】吉林(Jilin)省長春(Changchun)で9月30日、中国国内で食用などに供されるネコの保護を求め、動物愛護グループが抗議活動を行った。広東(Guangdong)省などでは、ネコ肉は1キロ15元(約230円)で取引され、一般に食べられている。(c)AFP

AFPBB News


へび、犬を食べるのはきいたことがあるが猫を食べる習慣はしらなかった。動物愛護はむずかしい問題。ジョン・スチュアート・ミルが言い出して以来、論争が耐えない。アメリカには豚や牛をペットにするヒトがいる。きっと牛や豚は食べない。あるいはもともと食べやすい、おいしい動物はペットにならないのか。この議論、深めていくとやはり古典三国志にでてきた人肉まんじゅう店の話に行ってしまう。食べられるけど食べないものの究極はきっと人肉である。そう思って見ると檻の中の人たちが市場の売りもの、食材に見えてしまうから不思議。僕は猫を食べる習慣には決して賛成しないが。
 しかし「人を食った発言」というあの語源はなんだろう。僕もそういう意味では愚かにも自ら檻に入ってしまった守旧派を食っちゃうことがある。逃げりゃいいのに檻に入って叫ばれると食っちゃうしかない。味は?・・無味乾燥である。しかし力がつく気がする。次の勝負に向けた儀式としてのカニバリズムの意味はわからないでもない。

カテゴリー[ 国際情勢 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 10月 04日 08:19:51

●ロンドン市場の国際化

カタール、アラブ首長国連邦両政府がロンドン証取株式の約半数を取得

【9月20日 AFP】カタール、アラブ首長国連邦両政府が、ロンドン証券取引所(London Stock ExchangeLSE)の発行済み株式のうち、計48%を取得していたことが分かった。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


 欧州では空港も港も証券市場も郵便もすべてが民営化され外国資本が自由に参加する。弊害もあるが国営、公営の時代よりは効率化され、活況を呈している。片やわが国では年金を国営でやっていたら公務員がネコババしてしまった・・。国営や公営事業はやっぱり危険で信用できないというのが国民の偽らざる心情だろう。

カテゴリー[ 国際情勢 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 09月 23日 01:53:05

●日本のソフトパワー外交

以下は読売。前回の朝日もそうだが新聞各社の終戦関連記事はきわめて充実。風化を防ぐために若い記者たちがとてもいい仕事をしていると思う。すばらしい記事ばかりだ。こういうものを翻訳して海外に紹介すべきだ。
 さて、戦争の悲惨さはそれを実地で見たかどうかで理解度がぜんぜん違うようだ。地球を宇宙から見た飛行士は宗教体験をするというが同じだろう。
 かつて米国の経済学者ガルブレイスは戦災直後の日本の光景をみて「理由は何であれ戦争は根絶すべし」と体で感じたという。その後の彼の思想形成に大きな影響を与えたという。知人の衆議院議員は49歳。太平洋戦争は当然知らないが外交官で勤務中に海外でミサイル攻撃を受けた住宅地の地獄絵を見た。それから人生観が変わった。そういうものだろうと僕も思う。僕も米国で9-11テロを経験した。地獄を目撃したわけではないが知人がなくなった。国全体が沈んでいた。あれで確かに人生観が変わった。
 日本は憲法9条の理念と被爆の歴史を海外に訴え独自のソフトパワー外交を展開すべきだ。そのうえで自衛隊は有事に備えて持っても良い。だが海外派遣は理念に基づき禁ずるべきだ。ブッシュや共和党は理解しない。だが欧州からは尊敬され、途上国からは一目を置かれるようになるだろう。米国に押し付けられた無力化政策の産物の憲法だからこそ、米国を論破する最大の武器になるだろう。対外的に9条は維持し平和外交を展開しつつ現実主義で自衛隊の戦力は維持。イラクなどへの海外派兵は絶対しない。特殊な国になる。それが米中のハザマで日本の生きる道ではないか?また西欧化した唯一の非西欧国家として生きる道だ。日本はきわめてユニークだ。簡単に世界に理解されない。これくらいの自己主張が必要だ。イスラエルと日本は独特な国家なのだ。
 それを通じて精神的独立も果たせる。それこそコンサーバティブ、保守のバックボーンだ。9条改正、海外派兵というのは単なる属国主義にほかならない。
 こういう戦略の必要性は当の米国の知識人はちゃんと理解する。それを言い出さない日本のほうの問題だ。政権綱領で民主党にこれこそ期待したいところだ。
ーーーーーーーー
新婚の夫が見守ってくれた…戦没者追悼式参列の89歳
 15日、東京・日本武道館で開かれた戦没者追悼式に大阪府から参列した遺族の最高齢、行林民栄さん(89)(同府松原市)は、夫・豊純さんと寄り添えた1年3か月の日々を思い起こした。1942年秋に結婚。寡黙だが優しい夫は長男が生まれると、仕事の合間に行水させたり配給のアメをなめさせたり、子煩悩な父親だった。だが、44年1月に入隊。間もなく「南方に行くことになりそうだ。息子を頼む」と書かれたはがきが届いた。底冷えのする2月の夜、民栄さんは突然目が覚めた。眠ろうとしても、胸騒ぎがして寝付けなかった。その年の秋、「2月29日、マラッカ海峡で戦死」という通知が届いた。輸送船が英軍によって撃沈されたという。「あの夜、主人の魂が帰ってきた」と思えた。夫が自宅に残した封筒を開けると、半紙が入っていた。「いざ征かむ 心嬉しや 日本晴れ」。髪の毛と爪を添えた辞世の句。享年31歳。戻らなかった遺骨の代わりに墓に納めた。女手一つで長男を育てたが、今、3人の孫に恵まれ幸せに暮らせるのは夫が見守ってくれたからだと思う。「幼子を残して逝ったのは無念に違いない。立派に育った子や孫を見せてあげたかった」。式典では、「元気に暮らしていますよ」と夫に呼びかけながら、深いしわが刻まれた手を合わせた。

カテゴリー[ 国際情勢 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 08月 15日 16:35:24

1   |   2   |   3   |   4   |   5      »      [7]

プロフィール
上山信一
(男)
http://www.pm-forum.org/ueyama/
慶應義塾大学総合政策学部教授、改革コンサルタント。専門は大企業・行政・NPO等の経営刷新。近年は地域再生も手がける。大学では「経営戦略」「公共政策」等を教える。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者等を経て現職。大阪市生まれ。50歳。中央省庁・自治体の各種委員、企業顧問等を兼務。京大法、米プリンストン大修士。趣味は登山、鉄道、料理。メール:ueyama@pm-forum.org
検索