2006年 02月
「米国ポピュラー音楽界の人材が厚い理由」
【メキシコシティ/メキシコ 17日 AFP】米国のパフォーマンス・アーティストでミュージシャン、ルー・リードの妻でもあるローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)が国立芸術院宮殿(Palace of Fine Arts)で国際ホロコースト記念日を27日に控えホロコーストの犠牲者を記憶に留めておくためのコンサート「Never Again」の発表会見に出席した。(c)AFP Susana Gonzalez
●すぐれたマルチメディア・アーティスト
ローリー・アンダーソンの名前を聞いてピンと来る人は、80年代初頭に青春を過ごした人か、そうでなければ、よほどのアート通だろう。1947年生まれのこの優れたアメリカ人マルチメディア・パフォーマーを、一体何人の日本人が知っているのだろう。
そういえば、昨年八月から十月に東京で彼女の回顧展が開かれたから、日本での知名度もちょっとは上がったのかもしれない。
音楽にパントマイム、スピーチ、グラフィック、彫刻、果ては映画やスライドまで組み合わせてひとつの作品に仕上げてしまう才能は、彼女独特のものだ。
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登録日:2006年 02月 16日 15:58:00
なぜロックはつまらなくなったのか
【デトロイト/米国 3日 AFP】NFL・第40回スーパーボール(Super Bowl XL)、シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)vsピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)の試合を5日に控え、NFL選手会(NFLPA)とPlayers Inc(NFLPAのライセンスとマーケティングを担当する会社)が主催するNFL・プレーヤーズ・パーティー(NFL Players Party)がオペラ・ハウス(Detroit Opera House)で開催され、歌手のシアラ(Ciara)がパフォーマンスを披露し華やかさに色を添えた。
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●ロックはもはや大人公認の音楽
先週ビースティー・ボーイズのことを書いたので、ついでにラップ、ヒップ・ホップムーブメント全体のことを書いておこうと思う。
ラップを含めたヒップ・ホップムーブメントのおかげで、ロックはすっかり「大人の音楽」になってしまったとぼくは考えている。「大人の音楽」などといえば聞こえはいいが、単刀直入に言ってしまえば、ロックは今やおっさんやおばはん世代公認の音楽であって、最先鋭の若者文化ではなくなってしまった。そんな感触が拭えないのだ。
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登録日:2006年 02月 15日 21:38:24
ビースティー・ボーイズ たくましき悪ガキたち 音楽も経営も社会活動も
【ユタ/米国 24日 AFP】今年で結成して25周年を迎える米国のバンド/ビースティー・ボーイズ(The Beastie Boys)のライブ映画"Awesome..."のプレミアが21日、2006サンダンス映画祭(Sundance Film Festival)で行われた。
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●「来日」というよりは「出張」
ニューヨークの白人(正確にはユダヤ人)三人組みラッパー「ビースティー・ボーイズ」のマイケル・ダイヤモンド(65年生まれ)に東京でインタビューしたのは、97年2月だった。ぼくが「アエラ」の記者だったころだ。
日本ではビースティーとしての音楽活動はなし。自分が会長を務めるヒップホップ・カルチャーの総合ブランド「グランド・ロイヤル」(いつもサイコー、くらいの意味)の売り込みにひたすら奔走していた。はた目には「来日した」というより「出張に来た」という感じだった。
所属するミュージシャン四組を日米豪から集めたライブを東京と大阪で開き、三千人を動員。東京ではファッションショーも開いた。これが、なぜかでかいイヌ十匹がセーターやTシャツを来て練り歩くというキテレツな催しだった。「最悪のヘアスタイル体験記」とか「究極の痴話ゲンカベスト5」とか、わけのわからない記事が並ぶ雑誌も出していた。まあ、ビースティーが歌う、ギャグと真面目の境界ギリギリのセンスを商品化したのがこのブランドだったわけだ。これが米国ではバカ受けした。ローリング・ストーン誌が「レコード・レーベルでもあり、雑誌でもあり、ライフスタイルでもある。『グランド・ロイヤル』は今やメディア王国になった」と書いたほどだ。
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登録日:2006年 02月 10日 17:49:02
カナダ生まれのロックの良心 ニール・ヤング キャリア四十年
<サンダンス映画祭>ニール・ヤングのドキュメンタリー映画「Heart of Gold」のプレミア上映会 - 米国
【パークシティ/米国 24日 Getty Images/AFP】23日、パーク・シティで開催中の2006年サンダンス映画祭(Sundance Film Festival)で、映画「Heart of Gold」のプレミア上映会が開催された。
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●カナダはポピュラー音楽大国
日本人にはアメリカ人とあまり区別がつかないのだが、ポピュラー音楽の歴史に残るような仕事をしたカナダ人のミュージシャンは案外多い。デビュー以来30年間に二千万枚以上のレコードを売ったパワー・トリオ「ラッシュ」はトロントの出身だし、60年代から活躍している歌姫ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディランのバックバンドでもあったザ・バンド、カウボーイ・ジャンキーズなど、欧米のポピュラー音楽界に詳しい人なら、すぐにピンと来る名前がたくさん出てくる。その意味で、カナダはアメリカとイギリスに次ぐ「ポピュラー音楽大国」といっていいかもしれない。その中でも、キャリアの長さ、創作の活発さ、作品のクオリティの高さという点では、ニール・ヤング(1945年トロント生まれ)の右に出る者はいない。また、カナダ人であるということを別にしても、彼ほど長く、リスナーやミュージシャンの尊敬を受け続けている存在も稀だろう。ぼくも、彼を敬愛する人間の一人だ。
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登録日:2006年 02月 01日 18:48:58
- プロフィール
- 烏賀陽(うがや)弘道
- (男)
- 63年生まれ。「アエラ」編集部などを経て03年朝日新聞を定年退職。著書に「『朝日』 ともあろうものが。」「Jポップとは何か」。
*得意ジャンル:世界のポピュラー音楽、ジャーナリズム論、医療、アメリカ社会、国際政治(軍事論)
*ひとこと:世界のポピュラー音楽を軸に、人や社会、そしてぼく自身についてゆるゆると考え書いております。
*リンク先:Http;//www.ugaya.com
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