オリコンの言論弾圧訴訟、来月より開始

ビートルズやエルビスが全英チャートを席巻する? - 英国

【ロンドン/英国 8日 AFP】今週の全英音楽チャート1位はビートルズ(Beatles)、そんな劇的な瞬間が訪れるかもしれない。
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(c)AFP

AFPBB News


 日本でチャートといえば、競合が弱すぎることもあり、オリコンということになっている。そのオリコンで、世襲によって社長に就任したボンボンの若社長が、上場企業としてはありえないような愚挙に出た。

 月刊誌『サイゾー』(2006年4月号)の記事に寄せた20行ほどのコメント「予約枚数もカウントしている」「独自の統計方法も明らかにしていない」に対して5000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたのである。

 私が編集長を務めるマイニュースジャパンでは、この問題を継続的に追っていくことにする。第一弾は、武富士に1億1000万円で訴えられ昨年勝訴した三宅勝久氏に、武富士と同じくカネの力で「言論弾圧」を仕掛けてきた上場企業・オリコン小池社長の愚かな姿勢について語ってもらった。インタビュアーは石井政之氏。

◇「オリコンうがや訴訟」とは?
 「オリコンうがや訴訟」とは、音楽ヒットチャートなどを発表している企業オリコンが、昨年12月フリーランスジャーナリスト烏賀陽弘道氏が月刊誌『サイゾー』(2006年4月号)の記事に寄せた20行ほどのコメントに対して総額5000万円の損害賠償請求を求めた名誉毀損訴訟のことである。

 烏賀陽氏はこの訴えに対して自身のホームページ「うがやジャーナル」で経緯を説明するだけでなく、ネット上で「言論弾圧裁判である」と支援を呼びかけている。これに対して提訴したオリコンの小池恒社長もプレスリリースをネットで公開し、「組織防衛のための提訴である」と反論している。

 小池恒社長は、自社サイト上では『謝罪すれば提訴を取り下げる』と、この提訴が恫喝の手段であることを堂々と認めている。

 今回の訴訟には、
 (1)雑誌編集部に求められた烏賀陽氏のコメントが提訴の対象になった
 (2)雑誌発行元の出版社は提訴の対象になっておらずコメントをした烏賀陽氏だけが訴えられた、という2点の特徴がある。

 通常の名誉毀損訴訟では、記事を書いた筆者と、その発表媒体発行元のメディア企業が訴えられるのだが、オリコンはコメントをした人間だけを提訴の対象にしたのである。

 このオリコン裁判で、オリコン側が勝訴したならば、ジャーナリズムからの取材に応じる一般の人々は、訴えられる危険性に曝されることになるだろう。いま最も注目を浴びている裁判の一つである。

■オリコンうがや訴訟1 「まともに議論すると分が悪いから訴えたんでしょう」
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=570

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登録日:2007年 01月 31日 16:10:38

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プロフィール
渡邉 正裕
渡邉 正裕
(男)
1972年05月26日
MyNewsJapan
(株)MyNewsJapan代表取締役、編集長、ジャーナリスト。慶應義塾大学総合政策学部にて政治学、政策過程論を専攻。卒業後、日本経済新聞社にて1,000本超の記事を日経各媒体に執筆。外資系コンサルティング会社を経て2004年、起業。2006年、有料会員1千人超となり、採算ベースに乗せる。著書に『これが働きたい会社だ』『企業ミシュラン』『これが本当のマスコミだ』。
*URL:http://www.mynewsjapan.com/
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