2006年 11月
放射線は標的を選ばない
元情報局員変死事件、現場ホテルからは放射性物質検出されず - 英国
【ロンドン/英国 30日 AFP】ロンドン警視庁(Metropolitan Police)は29日、ロシア連邦保安局(FSB)の元情報局員の変死事件で、放射性物質「ポロニウム210」の検査をロンドン市内2か所で行ったと発表した。
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(c)AFP/BERTRAND LANGLOIS
既に死人に口無し、の状態に近いこともあり、
情報戦の様相を帯びてきたこの事件。
無関係の民間人が放射能汚染の巻き添えを食らっている話
がある一方で、
ホテルが「検出されず」というのが、どうにも
営業への配慮ではないかなどと勘ぐってしまったり。
と、思ってさっきニュースをググッたら、
航空機も放射能汚染されていたという。
誰が、一体どういう移動経路で
この放射性物質を運んでいたのか。
そのほか自殺説等、複数の説が出はじめていて、
このまま真相が闇に葬られるのはどうにも怖いな、と思いつつ。
実はこの事件の毒物が放射性物質の「ポロニウム」であるとの
話を目にして、すぐに思い浮かべたのが
アメリカの「カレン・シルクウッド」事件。※
生物兵器もそうだが、放射線による被害は、相手を選ばない。
銃弾のように標的を傷つけるだけではない。
相応の遮蔽物もなくその場に晒されれば、
その周囲もまた確実に汚染する。
米露を見ていてつくづく思うのだが、特にその為政者たちからは
核兵器や核物質を「巨大なエネルギー源」としてしか
見ていないのではないか、という感覚がひしと感じられる。
放射能汚染を甘く見ているとでも言おうか。
核(つまりは放射性物質)の放つ放射線が
いかに人の手のコントロールに馴染まないモノなのか、
といった辺りについて、楽観すぎるとでもいうか。
一旦放たれれば誰にでも平等に汚染を撒き散らしてくれるのが
放射性物質というものの変えようのない特性だ。
自分の嫌いな奴だけを選んで殺してくれるような
都合のいいものじゃない、ということ、解って持ち歩いていたのか、
すげー疑問(しかも怖ぇーよ、マジ)なんだが。
※:『カレン・シルクウッドの死』(社会思潮社)や映画『シルクウッド』のもととなったこの事件も、アメリカのプルトニウム燃料工場で働いていた労働者が内部告発をしようとしたところ、「誰か」からの陰謀によって核物質による人体汚染に晒された挙句、「事故」死させられたというもの。死んだ当日には「ニューヨークタイムズ」紙へ証拠資料を渡すはずになっていたが、その資料の所在はいまだ明らかにされていないという。
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登録日:2006年 11月 30日 20:10:21
これにてお手打ち、てか
タイ、オーストラリア両国、ゾウとコアラを相互に「永久貸出」 - タイ
【チェンマイ/タイ 22日 AFP】4頭のコアラが22日、チェンマイ(Chiang Mai)の動物園へ到着した。タイ、オーストラリア両国はゾウとコアラを相互に「永久貸出」することで合意しており、今回到着したコアラの代わりに、オーストラリアへはゾウが送られた。写真は同日、チェンマイ動物園に到着したコアラ。(c)AFP
これまで何度か取り上げてきた、
(とりあえず最近のはこれ)
野生かもしれないアジアゾウとバーター(等価交換)されたのが
このコアラ。
でもさ。
動物園でコアラとかアジアゾウとかを眺めて楽しむよりも、
そのコアラとかアジアゾウとかが
本来の自然の棲みかでのびのびと暮らしている様子を
のてのてと想像したり、
出所のちゃんとしたドキュメンタリーで生態なんかを知る方が、
はるかに面白いと思うんだがな。
何より、
コアラやアジアゾウたちに迷惑もかけないで済むし。
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登録日:2006年 11月 30日 01:12:13
「首をちょん切っておしまい!」はハートの女王の台詞だが
【ブリュッセル/ベルギー 25日 AFP】25日付のル・ソワール(Le Soir)紙は、このほどベルギー上院の社会問題委員会が、粗相をした犬の「犯罪歴」を記録し、犯罪の重さによって異なる実刑を科すという法案をとりまとめたと報じた。
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(c)AFP/BELGA PHOTO MICHEL KRAKOWSKI
あまりのくだらなさに半ばあきれ、半ば腹を立てながら。
きっと、
この法案を提出したヒトは、
昔犬に噛まれたり追いかけられたりとかしたんだろーな、
などと勘ぐりつつ。
んでもって、
その法案づくりのブレーンの中には、
獣医師や動物学者など専門家は一人もいなかったようだな、
などと推測しつつ。
これは明らかにヒト(飼い主)の犯した罪乃至は落ち度を
犬に押し付けているだけのこと。
犬に死刑だって?
飼い主が死刑になるんなら、まだわかるんだがな。
(って死刑制度を支持しない自分が言うのもなんだが)
犬飼い人はもちろんのこと、
そうでないヒトも読んだ方がいいかもしれないのが、これ。
ベルギーでも流行って欲しいところ(英語版はあるし)。
犬の十戒
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登録日:2006年 11月 30日 00:37:49
「絶望」のみなもと
<イスラエル軍パレスチナ進攻>パレスチナ人女性がイスラエル軍部隊に自爆攻撃 - パレスチナ自治区
【ジャバリア/パレスチナ自治区 24日 AFP】23日、ガザ地区(Gaza Strip)北部の街ジャバリア(Jabalia)で、パレスチナ人女性(57)が自爆攻撃を決行した。
≫続きを読む…
(c)AFP
AFPのこの説明文だけでは
どうしてこういうことが起こったのかがまるで理解できない。※
と思っていたら
日経にこういうのが出ていた。
11月24日 日経【孫殺された57歳女性、ガザで自爆テロ】
特にこの部分を読むだけでも。
>同紙によると、女性はイスラエル軍の侵攻で1人の孫が死亡し、別の孫は脚を失い車いす生活となった。将来への希望を失い、孫の母親である娘とともにモスクに出向き、自爆テロを申し出た。
同じ事件を報道するのでも、少し背景を添えるだけで
こんなにも変わるものなのだな、と。
... 続きを読む
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登録日:2006年 11月 29日 23:59:25
無題
アビシニアライオン、動物園が資金難と頭数増加で飼育放棄 - エチオピア
【アディスアベバ/エチオピア 23日 AFP】首都アディスアベバ(Addis Ababa)の動物園で、資金難と飼育スペース不足から、エチオピアの象徴的存在ともいわれるアビシニアライオンの生命が危機にひんしている。個体数が減少していたアビシニアライオンの飼育を目的に約60年前に設立された同動物園は、環境保護団体などから懸念の声が高まっているにもかかわらず、エサ代の不足、頭数の増加を理由に、アビシニアライオンの子どもたちを剥製業者に売るという措置をとっている。写真は22日、同動物園で撮影されたアビシニアライオン。(c)AFP/PETER DELARUE
心底めげる写真を取り上げる。
というか、この写真でめげているのは自分だけかもしれないが。
辛いのが苦手な人はパス推奨。
死体の写真もあるが、目が痛くて痛くて
(正確には痛いのは心なのだが)、
辛すぎてリンクは勘弁。
というか、見ると吐きそうなんだよな。マジで。
AFPの説明では、
>アビシニアライオンの子どもたちを剥製業者に売るという措置
などと婉曲な表現をしているのだが、
実際は薬殺している様子。
CNN11月23日より
また、値段が安いんだ。
希少種の幼体の剥製なのに。
まあ、高いともっと腹が立つかもしれないが。
剥製というニーズがある、ということ自体やっぱ問題。
そして、やはり動物園というものの持つ、
入園料というもので動物たちの食い扶持を稼ぐという仕組み、
が このゆがみをもたらしているとしか思えない。
政府もきっと貧乏なんだろうが。
世界中にたった1000頭しか存在していない希少種だというのに。
このアビシニアライオンの保護に
取り組んでいるような団体を探してみたんだが、
なかなか見つからない。
どうか、情報を求む。
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登録日:2006年 11月 29日 23:33:37
食べるという字は人に良いと書く
【東京 21日 AFP BB News】半世紀ほど前、アフリカのヴィクトリア湖に肉食の外来魚、ナイルパーチが放たれた。
≫続きを読む…
(c)AFP BB News
『ダーウィンの悪夢』、
この試写会(シンポ付)を観ることができたので、
ちょっと情報を補足してみる。
この映画は、ダーウィンから連想される
生物学的なものや環境破壊問題がテーマ、ではない。
そうしたモチーフを「グローバリゼーション」を観る素材として
巧みに活用している、といったもの。
映画本来のテーマは、やはり「グローバリゼーション」だろう。
キーワードとしては、ODAとか貧困の問題とか
第三世界の収奪とか南北格差とか開発援助とか、
あとは戦争ビジネスとか、その辺り。
その手の専門書かルポ本を斜め読みしてから観るといいと思う。
(今すぐパッと思いつくのは『なぜ世界の半分が飢えるのか』など)
このシンポに参加した松本さんの本などもオススメだ。
(このシンポの発言を聞いた感じでは勝俣さんの話の方が
興味深かったが、書籍は未読なので)
.
.
... 続きを読む
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登録日:2006年 11月 25日 23:33:23
オランの帰還
密輸入のオランウータン48頭、インドネシアに返還へ - タイ
【バンコク/タイ 21日 AFP】首都バンコク(Bangkok)西部のラチャブリ県(Ratchaburi)にあるKhao Pratap Chang自然保護区で21日、インドネシアから密輸入されていたオランウータンを帰国させる作業が進められた。バンコクの動物園で2年間飼われていた48頭のオランウータンは、帰国後、野生動物専門家の手によってジャングルに帰される。写真は同日、自然保護区職員の手でオリに入れられるオランウータン(c)AFP/PORNCHAI KITTIWONGSAKUL
以前も取り上げた
http://www.actiblog.com/yamaneko/5418
の件かと。
このオランたちが帰国を予定していた9月の頃に、
タイではクーデターが起こり、
またインドネシア側では森林火災などで受け入れ態勢が遅れ、
帰国の段取りを組むのが結構長引いたが、
ともあれこの48頭に関しては本当に帰国が実現した。
(遅れた間の報道は こちら・毎日10月20日)
この帰還に関してもう少し詳しいCNNのニュース(11月22日)によれば、
既にインドネシアに到着しているとのこと。
このCNNの報道では、
タイにいたときの虐待の様子にもちょいとばかり触れている。
気をつけていないと見落としてしまいそうな、小さな記載だが。
(他の報道はもっと簡単なので、今回リンクは省略)
もともとの密輸の数が115頭ということから、
残る67頭がどうなっているのかが結構気がかりではあるのだが、
まずはこの48頭の無事を喜びたい。
もう一つの心配は、
還るべき森がちゃんと残っているのかどうか、ということなのだが、
その話については、また稿を改めて取り上げる。
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登録日:2006年 11月 24日 00:15:35
なんか違う(ような気がする)
「バンジージャンプで戦争や破壊に打ち勝て」と、イベント開催 - レバノン
【ベイルート/レバノン 4日 AFP】ベイルート東部にある中東で最も高い橋Mudayraj Bridgeで3日、バンジージャンプのイベントが行われた。
≫続きを読む…
(c)AFP/JOSEPH BARRAK
なんか、頑張る方向がちょいとズレている……ような気がする。
>恐怖、戦争、敗北、破壊、抑圧といったものに打ち勝つため
という開催の理由と、その結論が「バンジージャンプ」。
なんか、シュール。
それとも、ガツンと飛ばないとやってらんねーよ、てなほど
気持ちが追い詰められているのか。
まあ、今のパレスチナの状況のひどさを考えれば、
気持ちが追い詰められていることそのものは理解できるが。
に、しても。バンジージャンプ。
なんでやねん?
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登録日:2006年 11月 23日 01:38:58
万年雪も凍土も融ける……
消えるキリマンジャロの万年雪、温暖化への対応策は - ケニア
【ナイロビ/ケニア 10日 AFP】アフリカ大陸の最高峰キリマンジャロ(Mount Kilimanjaro)では現在、山頂を覆う万年雪が姿を消しつつある。
≫続きを読む…
(c)AFP/NASA OBSERVATORY
先月の報道なので、リンク先が切れるのも早いかもしれないが、
やはり触れておきたいということで、以下のニュースを紹介する。
といっても、写真のキリマンジャロ山の雪の話ではなく、
今日取り上げたいのは
ロシアの永久凍土(ツンドラ)地帯の話。
取り上げたいニュースは10月25日の共同(goo経由)
及び
同じ10月25日の日刊スポーツ。
内容は、
地球の温暖化が進んできたために
永久凍土地帯の湖や土中にあったメタンが地上に上昇し、
それがさらに地球温暖化を進めている、ということを
科学的に確認したというもの。
(日刊スポーツのは、恐らく共同配信の内容だろうが、
背景がやや詳しいので両方ともリンク)
ソースは米アラスカ大のケイティ・ウォルター博士らのグループで、
ロシアの国土からのメタンの排出により、これまでの推定よりも
地球全体におけるメタンの量がドカンと増えるものと算出している。
最近では「メタンは横ばい」という報道もあるが、
これは、このまま対策を取らないでおくと今後さらに増えますよ、
ということを言っている。
.
.
... 続きを読む
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登録日:2006年 11月 22日 23:16:37
太陽光で進む船
【セルビア/スペイン 21日 AFP】スイスの双胴船「Sun21」号が20日、太陽電池を動力源とする船では初となる大西洋横断を試みるため、セルビア(Sevilla)の港から出航した。代替エネルギーのアピールを目的とするこのプロジェクトの主催者「Transatlantic 21」によると、同船は大西洋上で1万2900キロにわたる距離を時速9から12キロの速度で航行する予定だという。目的地のニューヨーク到着は5月となる見通し。悪天候により出航が数日、遅れていた。写真は20日、セルビアの港で出航準備中の「Sun21」号。(c)AFP CRISTINA QUICLER
暗さとアングルのせいで、どんな船なのかよくわからない方へ。
下のリンクは「Sun21」号の昼間の写真。
http://www.afpbb.com/article/985798
なかなかに綺麗な船だ。
パッと見た感じでは、
内海や河川など波の穏やかな水域で、レジャー用ならば、
充分に使えそうな雰囲気。
そうした「実用の面でどこまで使えるか」というのが
これで試される、ということか。
太陽エネルギーを存分に活用して、ぜひとも
いい結果を見せて欲しいもの。
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登録日:2006年 11月 21日 23:21:35
- プロフィール
- 山猫通信社 篠宮
- 山猫通信社
- カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
- このメモは猫のヒゲ
- ◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
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- [06/30] ま だ い う か (あるいは、どうしていつもそのことはスルーしまくるのか、という件について)
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- [04/07] オーストラリアのアジアゾウと森林 管理人(山猫通信社)
- [04/05] オーストラリアのアジアゾウと森林 うえ
- [02/12] これはいい記事。 管理人(山猫通信社)
- [12/19] 発見、即、絶滅危惧指定、とならないように 管理人(山猫通信社)
- [10/05] なんかちょっと本質からビミョ~にズレている(ような気がする) 管理人(山猫通信社)
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