2007年 02月

バイオといってもピンきりだ

インドネシア、バイオ燃料計画に着手 - インドネシア

【ジャカルタ/インドネシア 17日 AFP】インドネシアは、今後成長が期待されているバイオ燃料事業に着手する。
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AFPBB News


下のエントリに関連して、もしくは2月13日のエントリ
の続きのハナシ。

現地・熱帯の森林に対する環境負荷の話を繰り返すのも
なんなので、
今回はちょっと視点を変えて、
最近の「バイオ燃料」関連記事を幾つか紹介しながら、
環境負荷の少ないエネルギーって何よ? てなことについて
考えていこうと思う。


◆ ◆ ◆

2007年1月17日 産経新聞
世界初、廃木材からバイオエタノール 堺に製造施設完成
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070117-00000005-san-bus_all

1月22日 日経BP
木質系バイオエタノールの製造施設が完成
http://www.nikkeibp.co.jp/news/eco07q1/523183/

この2件、いずれも
大阪の「バイオエタノール・ジャパン関西」設立に関するもの。
ここでエタノールとして考えているバイオ(生物由来の素材)は、
>建設廃木材、おが屑、剪定枝といった木質系バイオマス
が主原料になるとのこと(日経エコロジーの記事より)。

燃やしても埋めても二酸化炭素を出すだけの建築廃材を
エネルギーとして活用しよう、という方法論。
地元のごみ問題とリンクさせて、
地域のごみを地域でエネルギーに転換するのであれば、
さらに環境負荷も減らせそうだ。

ポイントは、
・原料は廃材など、廃棄物由来の木質系バイオマス
・作るのはエタノール(燃料)
・コストの問題が残っているがビジネスチャンスはでかそう
といったところか。


◆ ◆ ◆

1月30日 毎日
京都市:「生ごみから燃料電池」実験成功
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20070130ddm003040023000c.html

こちらは生ごみ。
天ぷらの廃油など、油によるバイオ燃料は、
片山右京のエコカーの試みなど既にあるが、
それを燃料電池として電力化へと進めたのがこの事例。
将来性は高そうだ。

考えられる課題点は、
原料となる生ごみの品質が一定でない、ということ。
ごみなんだから、そりゃそうだ、という感じだが。
そこんところをどうクリアーするのかの情報も欲しいところ。

ポイントをまとめると、
・原料は廃油や生ごみなど、廃棄物由来のバイオマス
・作るのは燃料電池(電力)
・地域循環・地域密着型の仕組みが可能
・現時点ではまだ実験段階

地産地消というか、コ・ジェネに近い
循環型・小規模化が可能そうな点は、高く評価できる。
その方向性での実用化を希望。


◆ ◆ ◆

2月5日 日経
メキシコで「トルティーヤ危機」、伝統主食が高騰
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M0200A%2002022007&g=G1&d=20070202

こちらはネガティブな情報。
バイオでエタノールをつくるために
食用のトウモロコシが高騰している、という例。
この手の話はこれまでも何度か出ているが
(下にリンクした過去記事も参照のこと)、
バイオマスが「グローバルに」市場化されると、
もっと多発しそうだ。

この、トウモロコシのバイオエタノール畑(とその市場)の規模が
更に拡大すると、
この貧困と飢餓の問題もまた、同じように拡大していくだろう。

つまり、ポイントは
・原料は食糧ともなるトウモロコシ、作るのはエタノール(燃料)
・よって、食べるかガソリンにするか、という
 消費の中での対立構造を生む
・まさにグローバリゼーション。原料調達、生産地、消費地が
 それぞれバラバラという仕組み
という辺りを意識しておこう。


◆ ◆ ◆

2月8日 ロイター(goo経由)
スペインのバレンシア、オレンジからエタノール生産へ
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-246401.html

オレンジからエタノール。
正確にはオレンジの皮など加工に伴う廃棄物の有効利用。
発想としては、上の京都の取り組みとやや近いものがある。
さらにこれも、地産地消型の発展が望めるといいのだが。

記事にある、カリフォルニア州の前例というやつ、
気になってサクッと調べてみたら
なんとニホン企業が事業化に成功している。
(http://www.carview.co.jp/news/0/16730/
2006年6月20日 日揮、米国で廃材からバイオエタノール生産)
廃棄物の有効利用という仕組みは、
ニホン企業のビジネスチャンスでもあるわけだ。

ポイントは幾つか。
・原料はオレンジの皮など、食品加工の廃棄物由来
・作るのはエタノール(燃料)
・既に企業による参入があるなど、
 コストの問題はクリアーできている?
・スペインは地域循環的な志向のようだが、
 カリフォルニアではグローバルな展開になっている模様

思慮のあるグローバル、であってほしいと思いながら。


◆ ◆ ◆

2月17日 日経
大阪府、バイオマス燃料普及へ実証事業・廃木材を利用
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070216c6b1602d16.html

2月19日 goo自動車&バイク
大阪府、バイオマス燃料の普及を推進
http://autos.goo.ne.jp/news/society/article_91686.html

こちら2つとも、大阪。
最初のバイオエタノール・ジャパン関西とは
連動しているのかいないのか。


◆ ◆ ◆

2月25日 毎日
バイオエタノール:大増産計画が本格化 技術開発に課題
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20070225ddm008020112000c.html

こちらは課題点を論評した記事。
これまでが、やや理想論的なハナシだったのに対して、
これは「じゃあ現実に実用化・運営していくには?」
というところを丁寧に見直している。

上の大阪や京都の話が
「廃棄物の有効利用」という辺りが強く感じられるのに対して、
こちらの記事は「温室効果ガスの排出抑制」を重視した展開
になっているのも、興味深い。

記事では、
>食料用に生産されている既存原料を大量にバイオエタノールに振り向けると、
穀物価格の高騰や食料自給率の低下につながる懸念がある

と指摘のある通り、
業界は安くできるのであれば
この辺りを無視しそうな流れもあるので、
ここはきちんと言い続けないといけないところ。

また、記事後半の指摘も大きな壁になりそう。
と、いうのも。
一方では、
未利用の資源や耕作放棄地を有効活用といった、
農林水産省の希望がバイオへの期待を膨らませている。
他方では、
ガソリンへの混合率や税金をどうするか、さらには
開発~商業ベースに乗せるまでのコスト問題から
渋がる経産省がいる。
こうした対立構造があることも触れていて、
 ああ、またかよ、と。
こういった辺りの縦割りを何とかして欲しい、というのが
素朴な庶民の願いだったりするんだが。


◆ ◆ ◆

で。

これまでの報道と、
この写真のインドネシアのハナシとを比べてみると。

後者の場合、つきつめてしまうと
要はどうやって儲けるか、というハナシのように見えてくる。
というかまあ、温室効果ガスの排出削減は「口実」で、
儲かればいい、というのがやっぱ本音だろう。

1980年代、90年代の
マレーシアやインドネシアの森林伐採のときも、
現地の雇用拡大だとか貧困対策だとか、
まったく同じ文言でコトが進められていたことを思い出す。

結果、引き起こされたのは
大規模な環境破壊であり、
地元の人びとへの人権侵害・弾圧だった。

ちなみにこの状況、今も続いている。

そう考えると今回のこれも、やはり
その同じ道を、
同じように辿るだけのことになるのではないかと、
深く懸念されるのだが。
さて。


◆ ◆ ◆

尚、当ブログのバイオ燃料関連の過去エントリはこんな感じ。
2006年3月8日 薪・炭・エネルギー
8月2日 「エコ」的イメージにご用心
9月25日 植物性なら問題なし?
11月13日 バイオ燃料だけでエコになれる、わけではない


※文中の各報道は<続きを読む>で。
.
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登録日:2007年 02月 26日 23:54:12

森の香りをかぐ、という企画

熱帯雨林保護3か国共同宣言、米国が歓迎 - インドネシア

【ジャカルタ/インドネシア 13日 AFP】マレーシア、インドネシア、ブルネイの3か国が12日に署名した熱帯雨林保護に関する共同宣言に、米国が歓迎の意を表明した。
≫続きを読む…
(c)AFP/SABAH WILDLIFE DEPARTMENT

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企画、といっても商業ベースのものではなく。
民間のNGOが予定している催しのご案内である。
来月3月7日(水)、東京・渋谷でのこと。
関東近郊でない人、すまん。

ちなみにこれ、2月13日のエントリ
 http://www.actiblog.com/yamaneko/29404
に関連する内容でもある。

お題:森にあるのは、木だけじゃない!
   ~熱帯林とお香、そして先住民族が語る物語~
日時:2007年3月7日(水曜日)18:30~21:00(18:00開場)
場所:環境パートナーシップオフィス会議室
   (地下鉄「表参道」下車徒歩割とすぐ、渋谷から徒歩15分ほど。246号線沿い国連大学隣の青山ブックセンター本店の奥のスペース)
資料代:1,000円(事前予約の方は800円)
   (これで、絵本が貰えて、お香がかげて、話も聴ける)
主催サラワクキャンペーン委員会(SCC)
   http://www1.kiwi-us.com/~scc/
問合せ:scc@kiwi.ne.jp
   (専従スタッフのいない、ボランティアが運営している団体なので、恐らくメールの方が好ましいかと思う)

んで、どんなことをやるのか、というと。
(以下、環境gooのイベントカレンダーとほぼ同じ)
 貴重な熱帯香木・沈香の香りを実体験しながら、熱帯林について考える報告会&講演会です。木材伐採と油ヤシ農園づくりで、どんどん消え行くマレーシア・サラワク州の森。その森に長年暮らしてきた先住民族プナン人は、沈香(日本の香道でも珍重される香木)や漢方薬原料など、森の幸を活かす知恵や価値観の持ち主です。今回のイベントは■彼らの森と歴史を記録する当会プロジェクトの最新報告会と、■金沢謙太郎さん(神戸女学院大学教員)による「熱帯林とお香」講演会の2構成。関連資料・民芸品販売もあります。

1部と2部の区切りがだいたい19:30頃なので、
どちらか一方だけでも、という参加も可能。
但し、値段(資料代)は変わらないが。

サラワクキャンペーン(SCC)がどういった団体かというのは、
上アドレスのサイトで確認ができる。
森林問題の中でも熱帯林、
中でもマレーシア国サラワク州の森林に特化して
長年取り組みを続けている、東京のNGOだ。
ここ数年は、先住民族であるプナン人の
森林との共生関係を保ってきた昔からの暮らしについて
記録を残そうと努力を続けている。

森林破壊で失われるのは、
何も森やそこに棲む動植物といった自然物だけではない。
森に詳しい地元の人びと(先住民族)の、
その暮らしや文化も、脈々と続いてきた歴史も、失われるのだ。

環境問題だけではなく、
国際協力や少数民族の立場といった観点からの情報も
得ることができる、貴重な機会。
よろしければ、ぜひ。

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登録日:2007年 02月 25日 22:07:47

ペンキで「緑化」?

約720万円投じて「はげ山」を緑色に塗装、県庁舎の風水的判断?- 中国

【富民県/中国 12日 AFP】南西部雲南省(Yunnan)富民県(Fumin)の村で、「はげ山」が約6万ドル(約720万円)の予算を投じて緑色に塗装され、村人らの困惑を招いている。一部の村人の間では、県庁舎がこの「はげ山」に面して建っていることから、風水的によろしくないと判断して塗装したのではないかとうわさされている。写真は12日、緑色に塗装された「はげ山」。(c)AFP


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本当に、「風水」でやっちまったらしい。

この件、サーチナ・中国情報局の先週のニュースが、詳しい。

2月13日15日、2つのニュースがあるが、
やや詳しい15日のものに基づくと、
実際にペンキで塗ったのは
風水を信じた地元の会社社長だという。
そして、それについて「ウチには関係ないよ」と
事前の相談を適当に流したのが森林局というふうに
解説されている。

(が、これもちと怪しい気がしてならない。
責任逃れのために、会社社長を上手くダシにした可能性も
考えられなくはない。
まあ、予算が森林局ではなくこの会社社長から出たのであれば、
それも疑いすぎということかもしれないが)

一応、この15日のニュースを見て思ったのは、
風水のような昔からあるものが「緑」と言った、それを、
どうして現代風に「ペンキ」というように解釈してしまったのか、
という点。
いくら、植林が物理的に難しい岩山だったとはいえ、
どういう思考回路でこういう結論に達したのか。

13日のニュースで、新華社が
「漫才のネタをそのまま実行したのか」と非難しているとあるが、
つまりはこれ、
中国でも漫才のネタになるほど的外れな解釈ということだ。
(というか、中国の漫才ってどんなんやろ? それはさておき)


13日の報道にある、
>低木の枝や葉にも丁寧にペンキが塗られており、
というバカさ加減や、
空き缶が現地に放置されていること、そして、
>ペンキの成分の環境への影響は明らかになっていないが、除去するのは不可能だという。
という辺り、その取り返しのつかない害悪の大きさに
頭を抱えるしかない。

ここが何かに活かせるとしたら、
こうした愚かさを二度と他の地に為すことがないように、
という刻印として受け止めるしかないわけか。

あ~あ……


※:サーチナの2つの記事は、<続きを読む>以下に。
.
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登録日:2007年 02月 23日 23:48:04

多くのヒトはそうまでして「安さ」を求めているわけではない、と思う

コーヒーが「絶滅危惧種」を脅かす? WWF報告 - インドネシア

【ジャカルタ/インドネシア 17日 AFP】トラやサイなどの絶滅危惧種が生息する自然保護地区で栽培したコーヒーを、多くの国際企業が販売していたことが判明した。
≫続きを読む…
(c)AFP/WWF

AFPBB News


この件の詳しいレポートが
WWF日本のサイトにアップされた。
こちら(「世界のコーヒーが熱帯林を飲み込む」)

報道関係向けの資料もある。
というか、こっちのページの下の方にあるメモの内容が、
なかなか参考になる。
ニホンって意外とコーヒーをぎょうさん飲んどるんやな、とか。


◆ ◆ ◆

コーヒー栽培のために潰される熱帯林には、
希少種も多く棲む。
報道関係向け資料では詳しく、
>現在世界に生息する野生のスマトラトラは400頭未満であり、最も絶滅の危惧される種に指定されている。同公園にはまた、500頭前後のスマトラゾウがすむと推定され、この絶滅の危惧されている種全体の25%に当たる。加えて60~85頭のスマトラサイのすみかでもある。(中略)スマトラサイも、絶滅の最も危惧される種である。
という数字が挙げられている。
これは、AFPも引用している通り。

400頭未満のスマトラトラとか、
500頭のスマトラゾウとか
(25%ということは、総数で言えば2000頭前後ってことだ)
2桁の数字が最大のグループというスマトラサイとか。

自分の家から程近い学校にいる子どもらの人数とも、
そう変わらなそうな数字。
地球上にたったそれだけの数しか生きていない、生物種。
そう考えると、そら恐ろしい気分になる。

スマトラサイの数字に至っては、その少ない遺伝資源から
近親交配による遺伝的な問題の心配も頭をよぎる。

どんなにバイテクなどの科学技術が発達したところで、
これらの種が失われてしまったら、
もう二度と甦らせることはできない。

もちろん、失われるのは、こうした大型の哺乳類だけではない。
それは熱帯林の中で起こっている大きな問題の中の、
ごく一部の出来事に過ぎない。
これら大型の哺乳類のように知られること無く、
ひっそりと絶滅に追いやられる
小さな哺乳類や鳥類、爬虫類や昆虫、などなどの存在も
決して忘れてはならない。


けれども。
みんな、そうまでして
安いインスタントコーヒーを飲みたいと思っているのだろうか。


◆ ◆ ◆

この中で話に出ていた
ネスレやスタバのニホン法人のサイトへ飛んでみたが、
もちろんこれらの話題はもちろん出ておらず。
(ま、そんなもんざんしょ)

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登録日:2007年 02月 23日 22:29:16

ホントに取材したのん?

サルの檻で5昼夜、耐え抜いたカップルに賞金18万円 - 中国

【西安/中国 7日 AFP】中国北部西安(Xian)の秦嶺(Qinling)動物園で、3組のカップルが5昼夜の「サルとの暮らし」に挑戦中だ。来園者増加を目指し、野生動物への理解を促進するキャンペーンの一環として、サルの檻に入るカップルを募集したもので、5日間耐え抜いたカップルには賞金1525ドル(約18万4000円)が贈られる。写真は7日、陝西(Shaanxi)省の秦嶺動物園で、サルと暮す挑戦者として選ばれた3組のカップルのうちの1組。(c)AFP

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と、ちと意地の悪いタイトルにしたのだが、
それというのも、どうも他の幾つかの報道と比べて
AFPだけニュアンスに差があるため。

たとえば。
2月7日Record China(yahoo! 経由)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070207-00000010-rcdc-cn
では、
 サルと一緒に暮らす人募集!面接試験を実施―陝西省西安市
のタイトル。で、
>動物たちと同様に自由を失った生活を体験し、生きる本当の意味を理解してもらうのが狙い
とある。


あるいは、
2月9日のCNNでは、
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200702090036.html
 「サルの檻」での我慢比べ大会開催へ、中国動物園
のタイトルで、
>動物たちが味わう「自由の欠如」を共有するのが狙い

などなど。

別に動物理解などは狙ってなさそう。

つか、ただの集客じゃね?
という感じが濃厚に漂っていたり。

AFPの言う、
>野生動物への理解を促進する
というのは、むしろ、
 野生生物の拘禁状態に関する理解を促す(一時的には)
の方が現実に近い。
Record ChinaもCNNも、概ねその路線だ。

最初にAFPだけを見ていたときは、
これは
主催者側が「動物理解」を勘違いしてのイベント、と受け止めたが、
これはむしろ
取材した記者あるいはカメラマンが趣旨を誤解しているか、
動物園の出したニュースリリースを訳し間違えたか、
もしくは一部にしろ又聞きが入っているので話がズレたか、
という感じがしてならない。

まさか、中国だからこの程度でいいや、てな
手抜きのような真似はしていないよな?


それと、そろそろ
この結末についての報道があってもいいと思うんだが、
(5日間残ったのは何人か、賞金はどうなったのか、ナドナド)
どこ探しても出てこないんだよな、この件。
オチがどうなったのか、激しく知りたいんだが。


※:いずれも上記2つの報道は<続きを読む>以下に。
.
.
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登録日:2007年 02月 22日 23:32:56

目つきの悪いカメ

世界最大のオサガメ、絶滅危機の背景には食用のための乱獲 - マレーシア

【トレンガヌ/マレーシア 9日 AFP】オサガメの大群が浜辺で産卵する光景は、かつてマレーシアの自然の驚異として知られていた。
≫続きを読む…
(c)AFP/TENGKU BAHAR

AFPBB News


記事はオサガメでも、写真はアオウミガメ。
オサガメは、甲羅がもっとこう、のっぺりとしているし、黒い。
まあ、アングルが下からだから、甲羅までは分からないが。

オサガメの写真は、こちらを。ぜひ。
アースウオッチさんの取り組み事例より。
 http://www.earthwatch.jp/project/projectlist/world/5_ca/leatherback_turtle.html
 http://www.earthwatch.jp/project/projectlist/world/5_ca/trinidad_seaturtles.html
 http://www.earthwatch.jp/project/projectlist/world/5_ca/costarica_seaturtles.html

日本ウミガメ協議会さんより
 http://www4.osk.3web.ne.jp/~umigame/J/office/office2002.htm


◆ ◆ ◆

オサガメは、ニホン近海にまで泳いでやってくる、
行動半径の非常に広いウミガメだ。
それにしても、ここまで危機的状況にあるとは、ちと途方に暮れる。

もっとも、当事者(者というかカメだが)にしてみたら、
途方に暮れるどころじゃねぇハナシだが。

加えて言えば、地球上のウミガメ類7種は、
全て絶滅の危機にさらされている。
このことも忘れてはならない。

本文では、食用の乱獲にも触れているが、
科学上の誤解というか学術的研究の遅れが
かなり致命的になった模様。
確かに、
ワニやカメの性別の決定に関する仕組みが解明されてきた
(孵化時の温度で性別が決定すること)のも、
割と最近のことだ。

それと、さり気なくニホンの漁法(延縄)にも触れていたりして、
ちと、胸が痛む。
自分もまた、その加害に対して決して無関係ではないのだ、
ということで。


◆ ◆ ◆

以前エントリで、
 我が友、ウラシマタロウ
が訪ねたのは、
マレーシアの、恐らくボルネオ島の海岸だったと思うのだが、
(うろ覚えの話なのでマレーシアではない可能性もある。
パプアニューギニアの海岸かもしれない)
オサガメの産卵地として有名(だった)トレンガヌは
同じマレーシアでも半島側の地域。
場所は違うが、ひょっとしたら、
ウラシマタロウが助けたウミガメもオサガメだったかもしれない。


その他、カメに関する当ブログの過去エントリを幾つかリンク。
あきらめない、ということ
40年の孤独(ウミガメじゃなくゾウガメだけど)
カメのためにできること

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登録日:2007年 02月 21日 23:32:02

これを使うヒトたちはゾウの祟りとかって気にしたことないんだろうな、きっと。

象牙2.8トンの密輸未遂で2人を逮捕 - 大阪

【大阪 8日 AFP】大阪府警は7日、アフリカゾウの象牙2.8トンの密輸未遂で、2人の男性を逮捕した。
≫続きを読む…
(c)AFP/ALEXANDER JOE

AFPBB News


身も蓋も無い個人的な感想で片付けてしまうと、
 し ね ば い い の に 。
の一言で終了しそうなエントリ。
売る奴も、買う奴も、使う奴も。

ま、もうちょっと穏当に、やや古めかしい言い回しに直すと、
 地 獄 に 落 ち ろ …… !
といったところだろうか。


あと、上の写真説明部分の、
>日本に到着した船から今回発見された象牙は、密輸量としては過去最高。
ってのが、ヘン。
これを言うなら、「過去最多」となるはず。
(「最高」は肯定的表現、褒め言葉だよ)


他の報道には、加害者の顔写真なんかもある。
報道の中では、暴力団の資金源にもなっていた、
なんて話も出ている。※

でも、象牙製品を買うのは、
別に暴力団関係者だけではない。
市井の、そこいらに住んでいるヒトビトが買うわけだ。

んで、それなりに需要があるからこそ、
こういう輩が商売するわけだ。

よく、暴力団やヤクザを「腐った」とかなんとか形容するが、
それは市井のヒトビトの欲望を掬い取って
かたちにしてくれているからでもあるわけで、
象牙を望む限り、
ヒトビトもまた同じ程度には腐っていたりするもんだ。


ところで、ふと思ったんだが、
象牙の祟りとか、象牙の呪いとか、
その手のハナシはないもんだろうか。

個人的にはその手の超常現象をほとんど信じていが、
噂話程度ならばそういうのがあっても
おかしくはない、というか。

(そんなハナシをご存じの方は、教えておくんなまし。
信じるか信じないかといわれると、たぶん信じないけれども)


※:各種の報道は<続きを読む>以下に。
当ブログの関連過去エントリは、こちら。
 想像しない、という傲慢 http://www.actiblog.com/yamaneko/24337
 死体を飾る http://www.actiblog.com/yamaneko/19665
.
.
 ... 続きを読む

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登録日:2007年 02月 20日 23:37:21

ワニを抱く

手狭な遊園地からクロコダイルのお引っ越し - インドネシア

【ジャカルタ/インドネシア 15日 AFP】シーワールド遊園地の12匹のクロコダイルが15日、国内最大の動物園、Tamanサファリパークに寄贈された。シーワールド遊園地で飼育可能なクロコダイルの数を超えてしまったための寄贈。写真は同日、クロコダイルを寄贈するシーワールド遊園地園長(中央)。(c)AFP/AHMAD

AFPBB News


話によれば、
ワニは口を閉じる力はものすごく強いものの、
逆に開ける力がさほどでもないというから、
口をしっかりと閉じてしまえば噛まれる心配がないという。

と、理屈では一応わかってはいても、
やはりこの抱っこは最初はちょっとビビるだろうな。
ワニパンチは大丈夫なのか、ナドナド、あれこれ想像しそうだ。


数が増えた、だから引っ越し(というか分家)をした、
というのは希少種であるワニ自身にとってはいい話題。

でも、それなら野性へ戻すことも考慮に入れてくれると
いいんだがな(但し地元の種、限定の話)。
と、そこんところがちょっと気になる、っちゃー気になるんだが。


(追記:ここ数日の、AFPページの重たさが半端じゃない。ちょっとしたことですぐにフリーズする(その度に立ち上げ直すことになる)。とりわけ辛いのが、自分のクリッピングページがこのところまともに開けないこと。全部の原因がAFPのせいじゃないとは思うが(スパム・トラックバックが多いことも、相当負担となっているはず)、作業的にはかなり辛い。引用したい写真はまだまだたくさんあるが)

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登録日:2007年 02月 19日 23:33:44

紹介したいのはこっちじゃなくって……

伝統文化を披露する民族フェスティバル開催 - インド

【ニューデリー/インド 2日 AFP】民族文化の祭典、第21回Surajkund Crafts Melaが1日から15日まで、ニューデリー近郊のスーラジクンドで開催される。インド全土から伝統の技を身につけた職人らが集うほか、南アジア地域協力連合(SAARC)の各国からも伝統工芸や文化を披露する代表者が参加する。写真は31日、メディア向けのプレビューで民族舞踊を舞う参加者。(c)AFP/Prakash SINGH

AFPBB News


こちらの動画。
http://www.afpbb.com/article/1337054
【動画】失われつつある「操り人形」、再興への試み - インド
(2007年 02月 15日 12:15:11、動画の時間 3分3秒)

とてもいい。
これはまさに、動画で見せるべきニュース。
静止画(写真)にしなかった判断に、拍手。

ニホンでも、紙芝居や貸本のような
大衆芸能の伝承が非常に厳しい状況にあるが、
ことはインドでも同じらしい。

音楽や動き、人形の服装や造形なども、実に面白い。
いい意味で個性的。
太鼓と合わせて巧みに踊る人形の姿は、生き生きとして、
美しいというか、艶っぽい。
もちろん、踊りはニンゲンでも表現できる・踊れるものだが、
人形を動かすということは
ヒトとは違った表現が可能になるわけで。
動画だけでは分かりづらいが、もしもリアルで観た場合は
この大きさ(スケール)が意外とポイントのような気もする。

ここまで独自の文化が脈々と息づいているというのに、
これを失わせてしまうことは、あまりにも惜しい。
この人形使いの繊細な技が、
ぜひとも続いてほしい、ということで。


(それにしても、動画のブログへの引用がもっと簡単にできれば……って、方法があるんか? 自分がわからへんだけかもしれんのだが)

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登録日:2007年 02月 19日 22:54:06

エコでお洒落がしたいのさ

<07/08年秋冬ロンドン・コレクション>地球にやさしいクリエーション、若手デザイナーに定着 - 英国

【ロンドン/英国 16日 AFP】ロンドンコレクション期間中の15日、ユニークな取り組みの展示会「Estethica」が開催された。
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(c)AFP/ADRIAN DENNIS

AFPBB News


今日は、旧暦で言うところの大晦日。
そんなわけで、今回はちょっと前向きな話題をチョイス。

写真2枚のデザインはそれほど好みではないが、
本文の、
>作品は‘自然に優しい’という言葉が連想させるような、ヒッピーテイストに溢れたものではない。
がウケた。ツボだ。

確かに。
ヒッピーテイストじゃあ着るヒト(あるいは着られるシーン)は
限られるもんな。

これまで、エコでお洒落、という話題だと
パタゴニアのオーガニックコットンや
フェアトレードのエスニック調デザインといった例が
ほとんどだったもんで。

21ものブランドによる提案ともなれば、
 ビジネスシーンでは着られません! 
 ましてやパーティなんて絶対ムリムリ
という悩みもズバリ解決だ(たぶん)。

アクセサリーがあるってのもいい。
(例の映画、『血のダイヤモンド』じゃないが、
そこら辺りのハナシは正直なところもっと知りたい)


どうせならこれ、写真2枚だなんてケチらずに、
もっと写真を載せればよかったのに。
この2つのブランド以外のデザインの傾向なんかも知りたいし。

カテゴリー[ 環境与太話 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 02月 17日 08:26:39

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