2007年 02月 23日

ペンキで「緑化」?

約720万円投じて「はげ山」を緑色に塗装、県庁舎の風水的判断?- 中国

【富民県/中国 12日 AFP】南西部雲南省(Yunnan)富民県(Fumin)の村で、「はげ山」が約6万ドル(約720万円)の予算を投じて緑色に塗装され、村人らの困惑を招いている。一部の村人の間では、県庁舎がこの「はげ山」に面して建っていることから、風水的によろしくないと判断して塗装したのではないかとうわさされている。写真は12日、緑色に塗装された「はげ山」。(c)AFP


AFPBB News


本当に、「風水」でやっちまったらしい。

この件、サーチナ・中国情報局の先週のニュースが、詳しい。

2月13日15日、2つのニュースがあるが、
やや詳しい15日のものに基づくと、
実際にペンキで塗ったのは
風水を信じた地元の会社社長だという。
そして、それについて「ウチには関係ないよ」と
事前の相談を適当に流したのが森林局というふうに
解説されている。

(が、これもちと怪しい気がしてならない。
責任逃れのために、会社社長を上手くダシにした可能性も
考えられなくはない。
まあ、予算が森林局ではなくこの会社社長から出たのであれば、
それも疑いすぎということかもしれないが)

一応、この15日のニュースを見て思ったのは、
風水のような昔からあるものが「緑」と言った、それを、
どうして現代風に「ペンキ」というように解釈してしまったのか、
という点。
いくら、植林が物理的に難しい岩山だったとはいえ、
どういう思考回路でこういう結論に達したのか。

13日のニュースで、新華社が
「漫才のネタをそのまま実行したのか」と非難しているとあるが、
つまりはこれ、
中国でも漫才のネタになるほど的外れな解釈ということだ。
(というか、中国の漫才ってどんなんやろ? それはさておき)


13日の報道にある、
>低木の枝や葉にも丁寧にペンキが塗られており、
というバカさ加減や、
空き缶が現地に放置されていること、そして、
>ペンキの成分の環境への影響は明らかになっていないが、除去するのは不可能だという。
という辺り、その取り返しのつかない害悪の大きさに
頭を抱えるしかない。

ここが何かに活かせるとしたら、
こうした愚かさを二度と他の地に為すことがないように、
という刻印として受け止めるしかないわけか。

あ~あ……


※:サーチナの2つの記事は、<続きを読む>以下に。
.
.
 ... 続きを読む

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登録日:2007年 02月 23日 23:48:04

多くのヒトはそうまでして「安さ」を求めているわけではない、と思う

コーヒーが「絶滅危惧種」を脅かす? WWF報告 - インドネシア

【ジャカルタ/インドネシア 17日 AFP】トラやサイなどの絶滅危惧種が生息する自然保護地区で栽培したコーヒーを、多くの国際企業が販売していたことが判明した。
≫続きを読む…
(c)AFP/WWF

AFPBB News


この件の詳しいレポートが
WWF日本のサイトにアップされた。
こちら(「世界のコーヒーが熱帯林を飲み込む」)

報道関係向けの資料もある。
というか、こっちのページの下の方にあるメモの内容が、
なかなか参考になる。
ニホンって意外とコーヒーをぎょうさん飲んどるんやな、とか。


◆ ◆ ◆

コーヒー栽培のために潰される熱帯林には、
希少種も多く棲む。
報道関係向け資料では詳しく、
>現在世界に生息する野生のスマトラトラは400頭未満であり、最も絶滅の危惧される種に指定されている。同公園にはまた、500頭前後のスマトラゾウがすむと推定され、この絶滅の危惧されている種全体の25%に当たる。加えて60~85頭のスマトラサイのすみかでもある。(中略)スマトラサイも、絶滅の最も危惧される種である。
という数字が挙げられている。
これは、AFPも引用している通り。

400頭未満のスマトラトラとか、
500頭のスマトラゾウとか
(25%ということは、総数で言えば2000頭前後ってことだ)
2桁の数字が最大のグループというスマトラサイとか。

自分の家から程近い学校にいる子どもらの人数とも、
そう変わらなそうな数字。
地球上にたったそれだけの数しか生きていない、生物種。
そう考えると、そら恐ろしい気分になる。

スマトラサイの数字に至っては、その少ない遺伝資源から
近親交配による遺伝的な問題の心配も頭をよぎる。

どんなにバイテクなどの科学技術が発達したところで、
これらの種が失われてしまったら、
もう二度と甦らせることはできない。

もちろん、失われるのは、こうした大型の哺乳類だけではない。
それは熱帯林の中で起こっている大きな問題の中の、
ごく一部の出来事に過ぎない。
これら大型の哺乳類のように知られること無く、
ひっそりと絶滅に追いやられる
小さな哺乳類や鳥類、爬虫類や昆虫、などなどの存在も
決して忘れてはならない。


けれども。
みんな、そうまでして
安いインスタントコーヒーを飲みたいと思っているのだろうか。


◆ ◆ ◆

この中で話に出ていた
ネスレやスタバのニホン法人のサイトへ飛んでみたが、
もちろんこれらの話題はもちろん出ておらず。
(ま、そんなもんざんしょ)

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登録日:2007年 02月 23日 22:29:16

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