2007年 04月 06日

270,000頭もの死は、どこへ

悪化が進むアザラシの生息状況、保護団体は猟の中止を要請 - カナダ

【オタワ/カナダ 25日 AFP】22日、動物保護団体の活動家らがアザラシ猟を中止するよう訴えた。
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(c)AFP/David Boily

AFPBB News


できればこちらも参考に。
AFP4月4日
商業アザラシ猟が解禁、活動家らは抗議 - カナダhttp://www.afpbb.com/article/1486421

あと、タテゴトアザラシについて、昨年の当ブログのエントリ。
2006年3月31日
http://www.actiblog.com/yamaneko/4591


◆ ◆ ◆

反対派と賛成派、それぞれの意見がかなり先鋭化しつつある中、
ここで素朴な疑問を提示。

まず、野生生物であるアザラシを、これだけの数殺しても
地球規模での生態系が本当に大丈夫なのか、という点。

特に、大型哺乳類の場合、生まれてから性的に成熟するまで
(つまり子孫を残せるほどになるまで)大変時間がかかる。
一度ガタッと減ってしまおうものなら、
絶滅の危機に瀕する可能性も当然高まる。

んでもって、一つの種がドカンと減った場合、
それの天敵だったり、あるいは餌だったりする種もまた、
多大な影響を受ける。
それは大体、悪い方へと動くのが自然界のありようだ。


ちなみに、タテゴトアザラシの生態についての詳しいページを
見てほしい。
例によって、
IFAW(International Fund for Animal Welfare)さんを参考に。
http://www.ifaw.org/ifaw/general/default.aspx?oid=89694


◆ ◆ ◆

また、上の写真説明、及び
このIFAWさんの日本支部トップページにあるように、
http://www.ifaw.org/ifaw/general/default.aspx?oid=89520
地球温暖化によって
タテゴトアザラシの生息地である氷原が溶け、
その繁殖に影響が出ているのではないか、
生まれたばかりの幼体が多数死亡している可能性が高い、
との指摘もなされている。

IFAWでも、
それを無視したこの270,000頭の殺害の決定に対して、
中止を訴えている。
 詳細ページ:http://www.ifaw.org/ifaw/general/default.aspx?oid=209441

 署名のページ:http://www.ifaw.org/ifaw/general/default.aspx?oid=92747
 別の署名ページ:http://www.ifaw.org/ifaw/general/default.aspx?oId=93471&AID=517


普通の状態ならまだしも、
温暖化で被害を被っているところに
6ケタという膨大な数の生きものを殺そうと計画する
カナダ政府の考え方は、
正直、あまり科学的ではないように思う。

カナダ大使館の連絡先
Dear Ambassador Joseph Caron
  ジョゼフ•キャロン在日カナダ大使
  Ambassador of Canada to Japan
  カナダ大使館 
  〒107-8503
  東京都港区赤坂7-3-38
  電話03-5412-6200

(在日大使館だから、たぶん日本語で大丈夫。但し、
鬱憤を晴らすのではなく、礼儀正しい手紙を送るのがベター。
相手は大使なのだから、相応の教養もある。
それとまた、相手を攻撃するための手紙は、
逆にアザラシの立場を悪くすると考えて)


◆ ◆ ◆

いや、元々は地元の先住民族の文化だろ、と
クジラ問題のようにお考えの方へ。

実際のアザラシの死体(毛皮)は、
どうやらこういう使われ方をしている。

こちら:http://www.rakuten.co.jp/air-mami/484154/

別に、バガス(さとうきびの絞りかす)や竹パルプといった
持続可能性の高い素材や、
コットン等の布といった、よくあるもんでも代用のできるもの
ばっか。

こんなもんが、ニホンでもごくフツーに売られている。
しかも、「希少価値」云々の宣伝文句つき。

そりゃぁニンゲンが狩りをして数を減らしているんだから、
希少価値も高まるってもんだよなぁ。
これこそまさに自作自演ってヤツ?


これは、たぶん一例に過ぎない。
(ググッたらたまたま行き当たっただけだ)


◆ ◆ ◆

かわいいアザラシがかわいそうだとか、
撲殺が残酷だとか、
そういう理由もあるんだろうけれども、
当ブログとしては、純粋に、
生態系のバランスを崩すことは、地球の全生物、
ひいてはジンルイの
生存の安全保障も危うくする、との観点から、
アザラシ猟には反対する。

地球上の種の多様性を脅かす行動は、
そのままジンルイの生存そのものをも脅かす。
(この件についての当ブログの見解は、過去エントリ
絶滅の「何が」問題か 2006年3月16日
http://www.actiblog.com/yamaneko/3990
を参照のこと)


『風の谷のナウシカ』(徳間書店)の原作コミック(宮崎駿・著)で、
ヒロイン・ナウシカがアスベル少年に
 「きみは殺しすぎた」
と諌めた台詞を、ついつい思い出しながら。
(ナウシカとアスベルの出逢いのシーン、だったか。たぶん)


※今回参考にしたブログのみなさま(全て個人のページ)
(トラックバックが送れないので、以下にコピペで紹介)

カナダのアザラシ猟反対署名のページ (情報が充実)
http://www.sora.ne.jp/seal/

アザラシの赤ちゃんを助けて! さん(リンクが充実)  http://sns.freeml.com/ep.umzx/grid/Community/node/ComHomeFront/community_id/49278

ここがヘンだよ肉食大国ニッポン! さん(情報が充実)
http://veganism.exblog.jp/5336747/

Botiboti Life さん (動物好きの方のブログ)
http://happy.ap.teacup.com/puriten/

中には、AFPでは何かと反感を買うことの多い裸族・PETAの署名のリンクが貼られていたりするページもあるが、そのあたりは読み手のみなさんが一人ひとり考えて行動に移せばいいと思う。
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登録日:2007年 04月 06日 21:18:02

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