2007年 05月

虹の記録 07.05

同性愛者の権利を求め、国内外の4000人がパレードに参加 - ポーランド

【ワルシャワ/ポーランド 20日 AFP】ワルシャワ(Warsaw)で19日、国内始め欧州各国から集まった同性愛者の権利向上を訴える活動家らが年に一度の集会を開催した。
≫続きを読む…
(c)AFP/WOJTEK RADWANSKI

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今月末になって、性的少数者の話題が増えたが、
ちょっとフォローが追いつかないかも。

タイトル写真は、
この件については差別感情がバリバリに強い(らしい)
カトリック国・ポーランドでのパレード。

こっちの仮装の写真なども楽しげだ。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2227369/1611056
遠景で小さく、子ども連れの参加者もいるなど
パッと見伸びやかなお祭りのようにも見えるが、
やはり今年も性的少数者を叩きたい方々の
抗議行動はあった模様。

で、抗議行動をしている方々って、いっつも黒一色とか、
服装からして不寛容丸出しだよなぁ。
ネオナチなんかもそうだけど。

いろいろな色を身に纏う楽しさや、
それを見せ合ったりお互い認め合ったりする楽しみのあり方を、
抗議側のヒトたちは知らないんだろうか。

それはさておき。


◆ ◆ ◆

ついでに、類似の記事も幾つかピックアップしておく。

5月25日 AFP
英国・ケンブリッジ
 英国初、性転換手術を受けた元男性が市長に就任
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2229588/1625938

市長としての職務を果たす上で必用となる要素のうち、
性別はもちろん性的立場もあんま関係ない気がする。
政策の内容によっては、マジョリティの白人男性よりも
数倍ましな施策をするんじゃなかろうかと。


◆ ◆ ◆

5月28日 AFP
ロシア・モスクワ
 モスクワでデモを行った同性愛者の人権活動家ら逮捕される
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2231054/1633137

この件に限らず、最近のロシアの市民への弾圧加減は、
半端じゃなくなってきている。
この件も、性的少数者という観点だけではなく、
市民的な活動がちょっとでもプーチンの好みに合わないと
ガンガンやるよ!
としょっ引かれている、その流れからも見る必用がありそう。

>一方で数十人の強硬派超民族主義者らは、機動隊が止めに入るまで同活動家らを囲み卵を投げつけ、さらには殴るけるの暴行を加えた。

憶測でモノを言うが、これ、
ガス抜き用にさんざん暴力で発散させておいて、
それを見計らってから機動隊が止めに入った、てな
可能性はないかな。


◆ ◆ ◆

5月28日 AFP
オーストラリア・シドニー
 ストレートお断り! メルボルンのホテルに宿泊拒否認める
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2231220/1634291

「理解」が無理なら棲み分けを、という判断か。


◆ ◆ ◆

5月29日 AFP 
 「テレタビーズ」ゲイ疑惑で調査
http://www.afpbb.com/article/entertainment/news-entertainment/2231659/1636182

この件については、ちょっと丁寧に述べたいと思うので、
今回はパス。


◆ ◆ ◆

当ブログの、関連の過去記事はこちら。

2006年
07月07日 http://www.actiblog.com/yamaneko/9797
       http://www.actiblog.com/yamaneko/9802
07月30日 http://www.actiblog.com/yamaneko/11782
08月07日 http://www.actiblog.com/yamaneko/12544
08月21日 http://www.actiblog.com/yamaneko/13658
09月17日 http://www.actiblog.com/yamaneko/15665
11月11日 http://www.actiblog.com/yamaneko/20065
12月23日 http://www.actiblog.com/yamaneko/23859

2007年
3月14日 http://www.actiblog.com/yamaneko/31487

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登録日:2007年 05月 31日 23:31:35

海の新種、川の新種、森の新種

世界でも珍しい淡水ガメ発見される - カンボジア

【プノンペン/カンボジア 17日 AFP】世界自然保護基金(World Wildlife FundWWF)カンボジア(Cambodia)は17日、世界最大級の珍しい淡水ガメがメコン川(Mekong River)の支流で見つかったと発表した。今回の発見により、関係者は、このカメを絶滅の危機から救うことができるのではないかと期待している。写真は見つかった淡水ガメ。(c)AFP/WWF-Cambodia/You PORNY

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21世紀に入ってまだなお、新種が見つかるという
アジアの大河・メコン川の偉大さに拍手。


今月はあちこちの報道で「新種発見」の記事が
目立った月でもあった。
ので、備忘録も兼ねて、それらを軽く紹介していく。


◆ ◆ ◆

5月14日 日経(ロイターより)
新種のハチドリ、南米コロンビアで発見
 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=STXKB0117%2014052007&g=K1&d=20070514
または
 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070514STXKB011714052007.html

南米コロンビアで新種のハチドリが確認された。
ハチドリは、その美麗さ知られている
アメリカ大陸に棲む小型の鳥だが、
この新種もまた美しい色彩で愛らしいものだという。

だいたい、ハチドリのあの、
花の蜜を吸うという不思議さと軽やかさ、
生きた芸術品のような繊細な美しさは、
やっぱり素晴らしい。

報道では、
>発見した鳥類学者は、生息地一帯が麻薬の原料となるコカの栽培や焼き畑農業の拡大でハチドリの生存が脅かされているとして警鐘を鳴らしている
とのこと。
これ、重要。

15日には毎日も報道があったのだが、
リンクが切れている模様(綺麗な写真つきだったんだが、残念)。
ただ、テキストは日経と全く同じ、出所もロイター通信なので、
まあ、いいか。


◆ ◆ ◆

5月17日 AFP
南極海の深海底で700種超の新種生物を発見 - フランス
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2225890/1601720

タイトルにフランスとあるが、
場所は南極大陸近くのウェッデル海の深海だし、
研究者はドイツが中心、発表媒体は英国ネイチャー誌という、
なんでタイトルがフランスなのかよくわからない付け方。
ただ、いろいろな新種の写真は面白い。

ニンゲンにとって、まだまだ海洋、特に深海は、
本当に未知の領域なのだな、としみじみ。


◆ ◆ ◆

5月21日
エビ:襲われると青い煙幕、珍種発見 台湾周辺の深海
 http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20070521k0000e040030000c.html

エビだけでなく、80種以上もの魚類や甲殻類が
発見されたのこと。
新たな5つの属も発見というから、
海ってスゴイ、というか、
まだまだ謎に満ちているというか、
ワクワクというか。う~ん、海って偉大。

こういうことがわかってきたのも、
台湾の研究者チームが2001年から頑張って研究を続けてきた
おかげでもある。
ありがたや。


◆ ◆ ◆

5月24日 goo経由AFP
タイで新種のカエルを発見=周囲に応じて体色が変化
 http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/science/070523060159.f5y6rpza.html

タイからは、新種のカエル。
DNA鑑定などで、慎重に新種との判断を行ったもの。
生息数は少ない模様。

温暖化やオゾン層の破壊のあおりを受けて、
カエルの仲間はその種の数が激減しているのではないかと
心配されている。
アマゾン辺りだと、ものすごく数を減らしているそうだ。
さらに最近だと、
カエルツボカビなどの影響も心配されているのも
みなさんご存じの通り。


◆ ◆ ◆

と、まあ
本当にいろいろと新種の報道がドッと出た月だったのだけれども、
傾向としては、
海洋や水中に関して研究がまだまだなされていないということと、
発見と同時に絶滅の危機が心配されるような
シチュエーションであるということ。

本当に地球の環境がヤバイってことが、
こうしたいい話からでもビンビンと発信されているというのは、
なんというか、悲しいというか。

とりあえず今晩からできることがあるとすれば、
水を汚したり無駄にしたりしたらあかん、というレベルから、
こういう研究者や環境団体への支援を根強く続けていくこと、
政治にもそうした施策を求めていくこと、など
自分の時間や余裕に応じてできることをやっていったら
いいんじゃないかと思う。

そして、それらをあきらめないこと、が
本当は一番大事なような。

※:各種報道は<続きを読む>に格納。

.
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登録日:2007年 05月 30日 21:55:10

誰がゾウを追い詰めるのか

2010年の「英連邦競技大会」がゾウに思わぬ影響 - インド

【ニューデリー/インド 11日 AFP】2010年に英連邦競技大会(Commonwealth Games)の開催が予定されている首都ニューデリー(New Delhi)。ニューデリー当局によると、同大会に関連する建設工事に伴いヤムナ川(Yamuna River)の土手を追い出された多数のインドゾウ(Indian elephant)が、新たなすみかを求めている。拡大を続ける人口1400万人のニューデリーでは、大会に向け、急ピッチで整備が進められている。写真は10日、ニューデリーのヤムナ川の土手で草を食べるインドゾウ。(c)AFP/MANAN VATSYAYANA

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世界各地のゾウはいずれも絶滅が心配されているが、
ほとんどの事例において、多かれ少なかれ
ニンゲンの活動が影響している。
象牙などを目的とするハンティング然り、
また生息域である森などの開発然り。

この写真の、ニューデリーのゾウたちに至っては、
貧者が生き延びる為の開発というものではなく、
競技大会などという、明らかに娯楽がその理由となって
追いやられるのだというから、
ゾウの立場にしてみたら理不尽この上ない。

最近も、AFPで、インドの東隣でもあるビルマ(ミャンマー)の
野生のゾウの絶滅の危機の話が出ていたし、
(5月25日 AFPBB
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2229715/1627289 )
また自分が関わっている森林問題のNGOでも、
インドネシアのアジアゾウの保護の問題が
ちょっとした話題になっている。
(こちらは、開発などによって生息地を狭められている。
その開発の中身とは、
ヤシ油用のアブラヤシプランテーションの造成や
紙パルプ用のアカシア造林など、
ニホンもまた関係しているものだったりする)

ヒトの無造作な欲望が、ゾウの棲み処を奪い取っている。
このことを思うと、その閉塞感に息が詰まる。
そして実際のゾウは、文字通り、
生き延びることが出来なければ息が詰まってしまう、わけだ。


そんな加害に、関わりたくはないのだが。


◆ ◆ ◆

一方で、同じインドの、同じくニューデリーの国立動物園では、
自然保護の重要性伝える動物園
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2224743/1593470
もあるとのこと。
(あまり関係ないが、このペリカンの魚の食い方が
すげーおもれー……それはさておき)

ちなみに、この動物園は、
>1959年、自然保護の重要性に関する意識啓発を目的に設立された。

とあるが、どこまでそれ、本気なんだろうか。

(さらに、同じくインドの動物園ネタとして、
動物園の動物たちに石を投げるインド人の話があったことを
記憶しているんだが……ネタ元を探す時間がないので、
余裕ができ次第、情報を補足の予定で)


矛盾というか分裂気味といおうか。

動物園をこさえるより、競技大会を取りやめる方が、
手っ取り早く野生動物保護になるのは確かなことなんだがな。

.

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登録日:2007年 05月 29日 23:33:32

今月の脱力

グリーンピース、今度はクジラになって商業捕鯨に抗議 - 米国

【ワシントンD.C./米国 11日 AFP】環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)は8日、ホワイトハウス(White House)前で、商業捕鯨に反対する抗議活動を行った。写真は同日、「クジラの着ぐるみ」をかぶって商業捕鯨禁止を訴えるグリーンピースのメンバー。(c)AFP/Karen BLEIER

AFPBB News


このカブリモノのクオリティの低さ。
背曲がりハマチのような、クジラらしからぬフォルムに、
萎え。
どうしてクジラ・ファンはそこんとこツッコミ入れないんだろ。

丁度今日も報道があったところなので、
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2231760/1635194
思い出しついでに。


クジラというか捕鯨問題についての話は
時間のある時にゆっくりするとして。
(ちょいと余裕がなくて、スマン)

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登録日:2007年 05月 29日 23:18:46

アオウミガメ、助かる。そして……

中国で僧侶に命を救われた食用のウミガメ、日本に上陸

【5月24日 AFP】人間に食べられそうになったアオウミガメが中国の僧侶に救われた。
≫続きを読む…

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昨日と同じくカメ続き。といっても、こちらはウミガメ。
個人的にかな~り贔屓のアオウミガメだ。

ウミガメは7種とも全部が絶滅危惧種になってしまっているが、
残る6種が肉食のウミガメなのに対して、
アオウミガメだけが草食性。
そういう意味からも、希少かつ貴重なウミガメでもある。
保護され、卵を産むことができたということは、
ものすごくいい話。


しかし甲羅に直接文字を彫るとは、なんとも大胆な。
普通こういう場合、タグをつけるのが一般的だし、
よく知られてもいる方法でもある。
し、こういった彫刻はあんま真似しないほうがいいことも確か。

まあ、カメを助けるシチュエーションだなんて、
人生でそう何度もないかもしれないけれども。
(って友人に一人いるんだよな、そういうウラシマタロウが)


このニュース、朝日の報道でも詳しい。
5月22日 朝日
 カメ命拾い3千キロの旅 中国で僧侶が放流 父島で保護
http://www.asahi.com/science/update/0522/OSK200705220013.html

僧侶が4500元(!)もの大金を支払って保護したことや、

>寺関係者の話では、同寺はウミガメを何頭も救ってきたが、今回は特別に大きく、みなでお金を集めて買い取り、寺で一晩保護したうえ、海に返した。放流してもウミガメは何回か岸に戻ってきたが、やがて海に消えた。放流地の港では、数百人の群衆が沖へ向かうカメを見守り、お祭り騒ぎだったという。

といったエピソードなど、なんとも微笑ましい。
ちなみにこの朝日の記事、
実際に保護し、海に帰した尼僧への追加取材などもある。

カメを食う文化がある一方で、
生きものを自然に帰すことで善行を積むといった思想もあるなど、
何気に分裂気味だが、
それはまあニホンも同じことだろう。


◆ ◆ ◆

さて。
中国つながりで、ちょっと気になる記事をクリップしておく。

AFPでの報道はないのだが、
ロイターの報道でのヨウスコウワニの話題。

5月8日 ロイター
中国の絶滅危惧種ワニ、専門家は近交退化を危惧
 http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-258738.html
または
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070508-00000738-reu-int

まあ、タイトルの通りなのだが、
ヨウスコウワニについて、
保護策を取って数こそ増えているものの、
近親交配がたたって遺伝的に弱くなってきている、
というもの。

ネタ元がこのロイターだけだから、
(ってロイターもチャイナ・デーリーの孫引きだが)
どこかで情報が拾えないかと気になっているのだが、
なかなかアンテナに引っかかってくれない。

もっとも、
これまでの保護策の経過の断片的な情報から判断しても、
このロイター(チャイナ・デーリー)の指摘は
充分に起こりうる問題であることは納得がいく。


ヨウスコウワニにも、
このアオウミガメの個体のような幸運が
舞い降りてくれないものか。


※:報道各社のテキストは<続きを読む>に収納。

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登録日:2007年 05月 28日 23:21:46

微妙に タイトルと内容が違う

スーツケースから発見されたタマゴから生まれた、希少なエジプトリクガメを公開

【5月26日 AFP】ローマ(Rome)のBioparco di Roma動物園が、希少なエジプトリクガメ(Testudo kleinmanni)の養育に成功した。この4匹の赤ちゃんエジプトリクガメが23日、公開された。4匹は、2005年に密輸業者のスーツケースから発見された親ガメのタマゴから産れた。(c)AFP



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あまりの可愛さに身悶え。
なんてちっちゃいんだああぁぁぁ~~~っ!
指先ってこれ、カフスボタンのでかいヤツ、てなサイズだぜ。

ロイター通信の報道では
 5月24日 ロイター http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-261150.html
>1匹の重さは6グラム程度
とのこと。
1円玉6枚分と一緒だ。


エジプトリクガメもまた
ワシントン条約のリストにアップされている、
絶滅の危機に瀕しているリクガメの一種。
いくら可愛くても、飼育したいとか思ってはいけないヤツだ。
ちなみに、飼育は非常に難しいらしい。
今回記事になったというのも、その観点も踏まえてのことだろう。

エジプトリクガメに絶滅の危険性を回避してもらうためにも、
これらの記事を通じて、
カメの商取引が減ってくれることを祈るばかり。
(ゆめゆめ飼育したいなどと思わないように、みなさん)

なにせ、商取引のための密猟は
絶滅への圧力として非常に大きいことなのだから。


にしても、タイトルでは、
>スーツケースから発見されたタマゴから生まれた
とあるが、本文では
>密輸業者のスーツケースから発見された親ガメのタマゴから産れた
とある。
これはたぶん、後者が正確に近い模様。
ロイターでもそれに近い表現だし、
(>保護された親ガメが産んだ
って、カメが直接子ガメを産んだかのような言い回しが笑える)
AFPでもロイターでも
親が保護されたのが2005年ということなので、
さすがにその時の卵が今孵化したというのは
考えられない。

いくら言い回しを省略したかったとはいえ、この表現は
事実とは違いすぎているよなぁ。
(あと、昨日写真をアップした時には誤植があったような……まあ
訂正されているんなら、いいか)


※:ロイターの記事ほか、他社の報道テキストは<続きを読む>に収納。

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登録日:2007年 05月 27日 23:28:29

2カ月でこんなに大きく。

クヌート人気、衰え知らず - ドイツ

【ベルリン/ドイツ 15日 AFP】世界的に人気を博しているベルリン動物園のホッキョクグマのクヌート(Knut)を一目見ようと、いまだに数百人もの来園者が連日押し寄せている。写真は15日、飼育員と遊ぶクヌート。(c)AFP/DDP/NIGEL TREBLIN

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最近の写真もあったんだが、
大きさの変化が分かりやすいように、
もう少し前(5月15日)の同一飼育員との写真から。
あっという間にこんなにでかくなってやがった。
クマだな、やっぱ。
どんなに可愛くても、ぬいぐるみじゃねぇ、こいつ(←アタリマエ

ニンゲンとじゃれついていられるのも、夏くらいまでか、
それとも、もう少し先までもつのだろうか。

さて。
3月に当ブログで疑問を呈した際に、
 http://www.actiblog.com/yamaneko/32214
 3月26日 こぐまのクヌート
クヌートたんファン(イオレクさん、ありがとう!)のカキコで
紹介していただいた、
英語のブログを友人に翻訳してもらった。
(一部、ドイツ語の記事に関しても助言を頂いた)
これ(↓)。
http://www.channel4.com/blogs/page/newsroom?entry=the_truth_about_knut_the
同時に
イオレクさんが紹介してくれたドイツ語の記事はこちら(↓)。
http://www.faz.net/s/RubCD175863466D41BB9A6A93D460B81174/Doc~E8B8FD4D0944D4EB68BA4874C4F423464~ATpl~Ecommon~Sspezial.html 
遅くなったが、その報告を。

情報に関しては、ほぼイオレクさんが紹介されている通り。
まあ、英語読める人は、だいたいもう掴んでいるだろうけれども。


◆ ◆ ◆

(以下、翻訳を分かりやすく整理して紹介;
 強調や言い回しなど管理人の主観バリバリなので宜しく)

クヌート人気のきっかけとなった、
「母グマからの育児拒否」という事実、及び
「飼育グマは自然に反するから
母グマが育てないなら安楽死を」という(?)、ある主張。

その可愛らしさはもちろんだが、
このトンデモな主張に対する反発もまた、
クヌートたんの人気を支えている(かもしれない)。

このトンデモな主張をしたとされるのは、
個人の動物保護活動家である
(NGOなど、団体ではない。単数形である;管理人・注)
Albrechtさん、ということになっている、のだが。

問題は、このAlbrechtさんが主張したのは、
これとは逆の話である、ということだ。


Albrechtさんが指摘したのは、
クヌートのいるベルリン動物園ではなく、
ライプチヒ動物園でのある悲しい出来事のことだ。

この、ライプチヒ動物園の出来事とは、
クヌートと同じような状況(母グマの育児放棄と思われる)で
生まれたブラウンベアーのこどもが、
生後間もなくの段階で殺処分された、という事実である。

このブラウンベアーのこども殺しの件は裁判となり、
ライプチヒ動物園は、
「人の手によって飼育されることはクマにとって残酷である」
と主張。
これに基づき判決が下され、動物園が勝訴した。

つまりこれは、ドイツの裁判所が、
人の手によって飼育されることはクマにとって残酷である、
という主張にお墨付きを与えた、ということでもある。

Albrechtさんは、
「同じ論理でいえば、クヌートも殺されるということだろう」と
言ったに過ぎない。


と、いうわけだ。

(と、いうのが英語ブログでのおおまかなハナシ)


◆ ◆ ◆

ちなみにドイツ語の記事の方については、
翻訳は諦めたものの、書き手の背景が判明。

書き手、Julia Vossさんは、
動物園や動物学についての著作(ドイツ語で)を出している
ジャーナリストとのこと。
http://vlp.mpiwg-berlin.mpg.de/exp/voss_e/index.html

んで、クヌートについてのこの記事も、
「別の記者が書いた『Albrechtは熊殺し』という記事は
本当のことではない」という内容との話だ。

Julia Vossさんの記事では、
Albrechtさんの発言が捻じ曲げられて伝えられていることを
指摘しているだけではなく、
動物園自体が自然のものではない、
そのあり方について考えるべき、
という見解も混じっている模様、とのこと。


(英語訳のHさん、Hさんの恩師であるドイツ語の先生、
以上の翻訳とご助言、本当にありがとうございました;ペコリ)


◆ ◆ ◆

何気に、Julia Vossさんの記事は、凄く気になる。
著作なども、日本語訳で出ないものだろうか。


それはともかく。
これだけのクヌート・フィーバー。
ベルリン動物園の株価が上がっているなどのニュースも
(日本語で)聞かれるほどなのだが、
じゃあここで、クヌートを含む
ホッキョクグマ全体への目配り はどこまで増えたのか。

ベルリン動物園が儲けるくらいなのだから、
ドイツではさぞかし
野生生物の保護団体や環境NGOへの寄付金が増えていたり、
エコツアーが盛んになっていたり、
ホッキョクグマの減少の原因となる
狩猟や温暖化や極地の化学物質汚染への対策やらが
随分と進んでいるだろう、とかいうふうに思うのだが。

(そういうハナシ、ありませんか~? いや、マジで)

それとも、ホッキョクグマがどうなろうと知ったこっちゃない、
ただクヌートが可愛ければそれでいい、
とでもいうことだろうか。
まさか。ニホンじゃあるまいし。

(崖っぷち犬のことを、思 い 出 せ !
あの犬にあれだけ同情が集まるのであれば、
わたし・たちの税金で殺されている(保健所という施設で)
名もなき犬たち猫たちの数が
もっとぐっと減ってくれてもいいはずだ)


◆ ◆ ◆

それにしても、どうして
Albrechtさんの発言があのようなかたちで伝わっていったのか。

デマの伝わり方の研究材料として、
あるいは前回も述べたようにメディア・リテラシーの素材として
ならば、それなりに面白い気もするが。


仮想敵と純粋無垢な存在という、分かりやすい対比のある物語。
そうした視点を欲望したのは、市民の側なのか。

それとも、娯楽に飢えた市民に
ちょっとしたドラマティックな味つけをしてニュースを提供しよう
と思った、ドイツのマスコミの思いつきなのか。

それとも、動物園への来場者数を増やしたい、と狙った
動物園側のリークのさじ加減なのか。

もちろん、ただの記者の勘違いや
ケアレス・ミスの積み重ねなのかもしれない。※


けれども。

そして。
それは、遠くドイツならではのこと、なのだろうか。

さて。


※:しかし、記者にしても、ちょっと友人や知人に環境NGO・NPOや動物関係のボランティアをやっている人を知っていれば、こんなトンデモな主張が真面目になされるはずがない、ということは確実に判るはずなのだが。人脈の乏しい記者だったのか、やはり狙ってそういう記事にしたかったのか。

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登録日:2007年 05月 26日 20:37:16

タスマニアの森の話への誘い

持ち込み禁止のカメレオンを保護 - オーストラリア

【メルボルン/オーストラリア 17日 AFP】17日、メルボルン(Melbourne)郊外の家の前に放置されていた3匹のカメレオンが「持続的発展・環境局(Sustainability and Environment)」に保護された。
≫続きを読む…
(c)AFP/William WEST

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今日は、カメレオンかわええ、という話ではなく。
(いやまあ、かわええんだけど)


今回紹介するのは、オーストラリア・タスマニアの森の話。

タスマニアは、オーストラリアの南側にある
北海道よりも小さな島で、固有の生物種が多いことでも有名だ。

そこの島の原生林がガンガンと伐採されているのだが、
実はその要因となっているのが(またもや)ニホンなんだよ、
という話。
このことに関する講座が、来月6月4日の夕方に行われる。
(またも東京のみ。関東圏以外の方、すまん)

ちなみに、参加費は無料。


お 題:「誰がタスマニアの森を切っているの?買っているの?
    ~現場からの現状報告」


日 時:6月4日(月曜日)18:15~21:00
場 所:青山学院大学 総研ビル 11階 会議室
    (東京メトロ表参道駅より徒歩5分)
   アクセスマップ:http://www.ri.aoyama.ac.jp/contact.html
参加費:無料
主 催:レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)
     サイト→http://treesnotgunns.org/jp 

講 演:(予定):Peg Putt氏(タスマニア緑の党)、
    豪州の環境NGOウィルダネス・ソサイエティのスタッフ、
    Peter McQuillan氏(タスマニア大学講師 保全生態学)など

内 容:タスマニアの森林は多くの固有種が生息している豊かな森です。樹高70メートルを越す巨木や樹齢400年の天然のユーカリ林、温帯雨林の原生林を含む太古の森です。ここで、年間平均1万5千ha(1日でサッカー場のグラウンド約40個分)の規模で、一面の木々を全て伐採する「皆伐」が行なわれています。保護価値の高い森林や原生林、絶滅危惧種の生息地を含めた天然林も、です。伐採後の土地は、植林のために、焼き払います。さらに、州有林では使用停止である猛毒「1080」を使った野性動物の無差別「駆除」が行われています。
この伐採によって得た木材はチップにされ、その多くが日本へと輸出され、紙になっています。
紙の原料供給地で何が起きているのか、タスマニアで活動する方々にお話いただきます。


そのほか、そうした事に至るまでの経緯など、
詳しくはRANのサイトでご確認を。

国際NGO・レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)
http://treesnotgunns.org/jp


【追記】
参加希望の場合は事前に連絡を、という一文を転記漏れ。
申し訳ない。

RANの日本代表部の連絡先は次のとおり。
参加希望の方は↓こちらへご連絡いただければ幸い、とのこと。
ぜひとも、よろしく。

<レインフォレスト・アクション・ネットワーク日本代表部>
電話:03-3341-2022
FAX:03-3341-2277
メールアドレス:ran_toyo@yahoo.co.jp 
担当:川上(かわかみ)

.

カテゴリー[ 行動要請ざんす ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 05月 25日 00:15:32

ガリバーとしては

ポーランドの前衛芸術家、空に浮かぶ「巨大自画像」を展示 - イタリア

【ミラノ/イタリア 8日 AFP】7日、ミラノのセンピオーネ(Sempione park)公園に全長21メートルの「自画像」が出現した。「生きた自画像」を制作したのはポーランドの前衛芸術家、パヴェウ・アルトハメル(Pawel Althamer)氏。材質はナイロン、ポリエステル、アクリルだという。写真はミラノで同日、「自画像」を鑑賞する女性。(c)AFP/GIUSEPPE CACACE

AFPBB News


逆向きだ。

というか、これを見てまず思い浮かんだのが
「逆ガリバー」てな単語というか造語というか。
いや、何となく、見た目のシチュエーションが。

に、しても、
この巨大なナルシシズムは、理解できそうにもない。
し、あんま理解したくもない。
それとも劣等感コンプレックスか何の
反動なんだろうか。

.

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登録日:2007年 05月 24日 23:36:35

雲上に陽光あり

太陽電池駆動の飛行機、世界一周へ向けシミュレーション

【5月23日 AFP】太陽電池駆動の飛行機「Solar Impulse」の周航シミュレーションが今週行われた。2011年に世界一周が予定されているが、まずはチャールズ・リンドバーグ(Charles Augustus Lindbergh)氏が達成した大西洋横断の踏襲に挑戦する。今回は、科学者のバートランド・ピッカード(Bertrand Piccard)氏監修の元、リアルタイムでの周航シミュレーションとなった。1年後、試作機による飛行が予定されている。(c)AFP

AFPBB News


いきなりのAFPサイトの改編に戸惑う。大いに戸惑う。

んで、その慣らしもかねて、今日は軽めのエントリで。
こちらは、なかなかカッコエエ写真(というか想像図だな)。

これもそのうち、「ソーラーフライト」などと呼ばれるんだろうな、
とかなんとか思いながら。

太陽光船の大西洋横断が成功したばかりだが、
(ウチのブログのエントリではこちら
 http://www.actiblog.com/yamaneko/35229)
次はいよいよ飛行機か。

単純に考えれば、タイトルに上げたとおり、
どんどん飛翔して雲上にさえ出てしてしまえば
エネルギーは取り放題、充電し放題のような気もするが、
操縦が一番困難とされる
着陸時と離陸時に対応するエネルギーとして
「電池」で大丈夫なんだろうか。
それとも、
そこんところは他の技術も交えてハイブリッドでやるのか。
パッと見、その他の動力はついていなさそうだが。

地上や洋上と違い、
空中・空域というのは、
ニンゲンが本来活動する領域を超えた場所でもある。
重力に逆らうことも含め、
どこまで太陽電池がそのエネルギーを発揮できるのか。

まあ、面白いことになりそうだ、という期待を持ちつつ。

やってみたら、
 実はこれ、石油同様の環境負荷でした……
と、いうことがないようにと願いながら。

.

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登録日:2007年 05月 23日 17:53:18

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◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
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