2007年 05月 16日
平均寿命が33歳?
【動画】先住民アボリジニの深刻な「健康問題」 - オーストラリア
【ウィルカニア/オーストラリア 16日 AFP】オーストラリア国内では、先住民アボリジニに対する医療関連予算が十分に確保されていないとして、政府への非難の声が上がっている。ニューサウスウェールズ州立大学の研究グループは、世界保健機関(World Health Organisation、WHO)に提出した最新の報告書の中で、アボリジニの健康状態を「100年前の水準」と指摘している。アボリジニの平均寿命は59歳、オーストラリア全国の平均を17歳下回っているというが…。(c)AFP/Jack Barton
この数字が本当だとしたら、これはとんでもない「国家」だと思う。
説明の文章では、アボリジニたちの平均寿命は59とあるが、
動画では33という信じがたい数字が出てくる。
この落差の理由は何なのか。
もっともこれは、フィルム内にあった、
「住居に適さない住宅」での平均の話なのかもしれないが。
その理由として、ひょっとして、と思い当たったことがある。
◆ ◆ ◆
この数字を見て思い出したのが、とあるオーストラリア映画。
『グランド・ゼロ』(爆心地)という、まんまのタイトルで、
監督はブルース・マイルズ 、マイケル・パティンソンの両氏。
1987年に制作とある。
作品分類としては、サスペンスもの(たぶん)だが、
エンドロール5分前までは、
ダルいB級サスペンス的なノリに終始する。
が、最後の5分が、凄い。
物語の最後の映像と、エンドロール直前のテロップに
打ちのめされる。
このオチがあることで、それまでのダルさが
一挙に名作へと変貌を遂げる、という作品だ。
映画の内容は、
とあるドキュメンタリーフィルムの行方を巡って、
しがないカメラマンの若者とオーストラリアCIA(だったか)とが
争奪戦を繰り広げる、というもの。
そこで撮影された動画フィルムは、
オーストラリアの沙漠で行われていた核実験に関するもので、
撮影者は主人公の父親。
どうやら、父の死もそのフィルムに関係がある……といった
ミステリー・サスペンスちっくな展開。
ちなみに、アクションシーンは、ショボい。
映画のストーリーそのものはフィクションだが、
オーストラリアの内陸部で核実験がガンガン行われていた
ことは事実。
いわゆる冷戦時代の、米ソの核開発競争での出来事だ。
その核実験という事実を下敷きに、
「誰が」グランド・ゼロ(爆心地)にいたのか、
いや、もっと突き詰めて言うと、誰が爆心地で被爆したのか、
というのがこの物語の核となっている。
平たく言うと、
オーストラリアでも原爆による放射能汚染があって、
原爆によって被爆した「人」がいた、という話。
ヒバクシャは、何もニホンだけにいるのではない、
南半球にもいるんだよ、
という事実を
さらりと娯楽映画でやってのけてしまった、そんな作品だ。
映画の最後、エンドロール前のテロップでは、
アボリジニの被害(被爆)は、
ニンゲンとしてカウントしていなかった、
(文言は動物などと同じ扱いだった、だったかもしれない;
ここのテキストが欲しい~!!マジで)
という背筋の凍るような締めくくりがなされる。
◆ ◆ ◆
今回のAFPのフィルムを見ていて、症状のくだりのところで、
ついつい、放射線被害による影響も多少なりともあるのでは?
とうがった見方をしてしまったのには、
この映画があったから。
そしてもうひとつ。
同じく、先住民族の核被害ということで、
今度は別のドキュメンタリー映画のことを思い出した……
んだが。
今日は時間がないので、この続きは、近日中に。
(つづく)
※映画『グランド・ゼロ』の簡単な紹介はこちらなど。
http://movies.jp.msn.com/film.aspx?P_MediaID=2805
あるいは、
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tydt/id6407/
ちなみに、管理人が観たのは十数年前、京都の映画館での1回のみ。なので、詳細な部分が思い出せないのだが、幸いパンフは残してあったので、後日訂正を入れるかと(DVDが欲しいが出ていない模様。もしも詳しいことをご存じの方がおられたら、ご一報を。ぜひ!)。
.
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登録日:2007年 05月 16日 23:46:03
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