2008年 01月

2008年1月の虹

ローマで同性愛差別に対する抗議デモ

【1月14日 AFP】イタリアの同性愛者の人権擁護活動家らが13日、同国の首都ローマ(Rome)で同性愛差別に対する抗議デモを行った。バチカン市国(Vatican City)のサンピエトロ大聖堂(Saint Peter’s Basilica)の前ではカラフルな旗を掲げて行進したり、男性同士でキスしたりする参加者の姿が見られた。(c)AFP




AFPBB News


今年に入ってからの性的少数者関連のトピックスをピックアップ。
と言っても、数は少なめ。

表題写真は、1月13日、バチカン市国、サンピエトロ大聖堂でのデモ。
パレードかもしれないが、一応写真のテキストに沿ってデモと表記しておく。
翻るレインボー・フラッグ。
虹の、あの色が徐々に移り変わるグラデーションは、
遠目から見ても美しい、と思いながら。

他者の性的立場に不寛容なバチカン市国でのこのアピール。
イタリアやバチカン周辺などはカトリック文化が強そうだから、
性的少数者にしてみたら、あれやこれやと生活面でのプレッシャーも
多そうだ。
だからこそのデモ、という側面もあるのかもしれない。


◆ ◆ ◆

1月1日 アメリカ合州国、ニューハンプシャー州
 同性間の市民婚を認める法律発効、米ニューハンプシャー州

2人の間に法的なつながりが欲しいというのとは別に、
遺産や親権といった家族間に必要な法律を整備しないとね、
と言われると うなずけるような気がするんだが、どうだろうか。


◆ ◆ ◆

1月25日 オーストラリア・シドニー(発)
 米教会、同性愛者を演じたH・レジャーの追悼行事に抗議行動か

宗教者のくせに、死者を悼む気持ちも感じることなく、
(気持ちがないにせよせめてそのポーズくらいとるのが坊主の仕事だろうに)
なんかもう、子どもの嫌がらせのレベル。
敵をやっつけるのが好き、とか
そういう情動で突き動かされているとしか思えへん。

レジャー本人が当事者なのかあるいは非当事者なのか、
どうでもええねんな、コイツら。
坊主憎けりゃなんとやら、てか。


◆ ◆ ◆

と、いうわけで、今月はあまりツッコミどころがないのだけれども、
とりあえずまとめだけ。

.

カテゴリー[ 共に生きる ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 31日 23:28:04

その紙、原料は何ですか?

再生紙偽装、業界各社への批判相次ぐ

【1月20日 AFP】製紙大手各社による古紙配合率の偽装が相次いで発覚したことを受けて、メディア各社は19日、業界各社の態度を批判する記事を掲載した。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


きっかけとなった日本製紙株式会社については、以前別のエントリでも触れたが、
 2007年6月26日 大手マスコミはちゃんと取材をしとるんか
 http://www.actiblog.com/yamaneko/38239
それと内容がかぶっていそうだ。
特に、
>古紙100%配合でCO2は増加? 日本製紙が再生紙を見直し
 (日経の報道の見出しより)
とかいうけれども、日本製紙の言うこと(古紙100%だとCO2が増加)も
どこまで本当のことやら。
データの恣意的なチョイスとか、しとるんじゃなかろーか、などなど。

この件、報道がものすごく多いのだけれども、
とりあえず一番報道が薄そうな部分の情報をフォローするつもりで。


先週1月23日、この古紙の表記偽装問題について、
環境NGO5団体が共同で声明を発表した。

内容は、環境大臣に対して、
グリーン購入法の基準についての見直しを提案しているというもの。

そこで指摘されていることは、
古紙配合率の偽装だけではなく、
フレッシュパルプ(純パルプ)の出所についても偽装の可能性がある、
というもの。
提案した5団体は、
古紙問題市民行動ネットワーク/日本消費者連盟/ナマケモノ倶楽部/熱帯林行動ネットワーク/ レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)日本代表部
の5つ。

以下に、その本文をすべて転載する。


◆ ◆ ◆

環境大臣にグリーン購入法・基準の見直し案の撤回を求めます。
エコ偽装の徹底的真相究明とその上での基準の抜本的・総合的検討が必要です
-古紙配合率のみならず、フレッシュ(バージン)パルプでも「エコ偽装」の疑惑が-


1月8日夜、TBS「NEWS23」で内部告発と実証実験による「日本製紙の古紙配合率40%の再生紙・年賀はがきが、実際の配合率はわずか1%」というスクープが、製紙業界全体の再生紙偽装が露呈する始まりでした。16日には、再生紙・年賀はがきの偽装を王子、大王、三菱、北越の4社も行っていたことが明らかになり、日本製紙は、印刷用紙や情報用紙等多種類にわたって高い古紙配合率を偽装していたことを報告、社長の引責辞任を発表しました。続き18日には、王子、三菱、大王、北越各社があいついで年賀はがき以外の紙製品でも古紙配合率偽装があった事実を発表し、製紙業界において古紙配合率偽装が常態化していたことが明らかになりました。
 日本製紙をはじめとした製紙業界の古紙配合率偽装は、製品から配合率を測定するすべがない私たち消費者やユーザーの信頼を完全に裏切る詐欺行為です。16日に発表された日本製紙の「弊社製品に関する社内調査結果について」を読んでも、継続的な契約違反、「グリーン購入法は努力目標だった」という法令無視、さらに違法状態を隠蔽したまま、グリーン購入法の基準を引き下げて合法化せんと主導した一連の動きは、企業として非常に悪質と言わねばなりません。今後、他社ともども偽装の事実をきちんと解明した上で、公的な処分を求めるものです。

また、日本製紙の「エコ偽装」は古紙配合率のみならず、フレッシュパルプでも疑惑が持たれています。日本製紙はホームページ上で「原生林保護」「原生林ではないチップによる紙」をうたっています。その根拠として一部顧客企業に「タスマニアにおいては保護価値の高い原生林は既に保護されておりチップの原料となることはあり得ません」と説明していましたが、当時の豪州政府担当大臣も、書簡で「オールドグロス林の伐採が年間2500ha行われている」ことを認め、「RANの調査レポート」(※1)で示された豪州政府及び業界関係資料でも、日本製紙が購入を継続しているタスマニアの天然林木材チップ(豪州林業規格:AFS認証材)には、オールドグロス林や原生林の木材チップが多数含まれていることが示されており、絶滅危惧種動物への重大な影響も指摘されています。ある日本製紙顧客企業の用紙調達方針の規定には、保護価値の高い森林(1.オールドグロス林、2.原生林、3.絶滅危惧種の生物が生息する自然林)の保護が定められていることから、こうした規定遵守違反にあたる可能性もあります。(※2)

グリーン購入法の改定案では、30%引下げの代替に「環境に配慮した原料」も利用可能としていますが、その基準が低水準であいまいなため、危うく、これらタスマニアの天然木材チップなどの環境破壊的に生産された原料すらも、合法的に利用可能になるところでした。

従って、私たちは以下のことを要求します。
(1)日本製紙や日本製紙連合会が昨年6月に提案した内容を踏まえて環境省が昨年11月に出した基準の改正案は、検討の延期ではなく、即時取り下げて白紙に戻してください。
(2)新聞報道によれば、環境省は「グリーン購入法に基づく古紙配合比率の検証手段や表示方法など、同法の問題点を洗い出すため月内に調達品目検討会を臨時開催し、作業を始める」とありますが、その検討委員会を公開とし、現検討委員だけでなく、NGOも含めた幅広い関係者も加えることを要望します。
(3)偽装の事実を徹底的に解明した後に、幅広い立場の関係者をそろえ、抜本的で総合的な視点からグリーン購入法の基準を見直すことを求めます。

※ 1.「RANの調査レポート」とは、国際的NGO「レインフォレスト・アクション・ネットワーク」の調査レポート『誰がタスマニアの森を切っているの?買っているの?タスマニア森林破壊と日本紙業界の隠された真実』のこと。
※ 2.タスマニアで伐採された木材の約9割(数量ベース)が木材チップ。豪州企業のガンズ社(Gunns Ltd.)が2006年に生産した木材チップ約350万トン(この内の約8割が日本向け輸出と想定され、天然林木材チップ供給業者として最大規模)に対して、日本製紙株式会社は140万トン購入(2006年計画値)する最大の購入企業。ガンズ社の木材チップ購入量の第二位は王子製紙で、日本製紙同様、ガンズ社の天然林木材チップを購入。他に天然林木材チップを購入しているのは中越パルプ工業。大王製紙、三菱製紙はガンズ社から植林木を購入している。北越製紙はタスマニアから木材チップは購入していない。

提出団体:
古紙問題市民行動ネットワーク
日本消費者連盟
ナマケモノ倶楽部
熱帯林行動ネットワーク
レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)日本代表部


◆ ◆ ◆

この件については、どうやって解決していいものか、
買い物の段階でかなり悩んでいる方も多いと思うのだが、
少なくとも代替案を取る場合に、
新たな環境負荷、環境破壊に加担しない、
という視点もぜひとも大事にしてもらいたいと思う。


それにしても、技術的に白色度が保てないとかなんとか、
業界の輩はいろいろ理由を言っているけれども、
これを機会に、
 そこまでの白さを紙に求めなくてもいいんじゃね?
とか
 環境破壊をしてまで紙に安さを求めなくてもいいんじゃね?
的な理解が世の中に広がってほしいと
思わずにはいられない。

100%再生紙をつくるにあたって古紙の確保が難しいのならば、
それ相応の対価をさらにきちんと払えばいい。
そうすれば中国に流れていっていた古紙を国内で使うことができる。
その分、製品の値段が上がるのだとしても、
今回の嘘つきさんたちの給与や弁償で埋め合わせしてもらえばよろしいし。
同時に、消費者・買い手の側も
それ相応の対価をきちんと支払うということを、
これを機会に理解すればいい。

そもそも、古紙0%の紙の方が安いとしたら、
その価格構造に何か問題がある可能性を疑ったほうがいい。

ちなみに古紙でない環境配慮紙もある。
たとえばFSC認証のように、原生林ではなく二次林(植林木)を使うことで
環境負荷を低減した(とされる)紙の場合は、
相応の高いお値段で取引されている。
(認証もピンきりなので注意がいることも忘れてはならないが)

純パルプなのに安い、という製品の場合、
どっかしらにしわ寄せが行っている可能性が高い。
(原生林を皆伐してほったらかしにしていたら
そりゃ原料安くて済むしな、というような場合、等)
なので、ここんところは逆に分かりやすいと思う。


同時に、強く思うのが、
そもそも紙の白さ・色目、厚さなど、クオリティを高めることに対して
 それが本当に必要なのかどうか
という点。
こここそ、をきちんと議論していかなければならない点だろう。

まあ、ここんとこ、
少なくとも自分に関してはそんなクオリティいらねぇ、と
割と結論がはっきりしているんだが。

んでもって、これは決して少数派ではないと思うのだが、
いかがだろうか。


※:この件、毎日の報道があった分は<続きを読む>に収納。
1月23日 毎日新聞
再生紙偽装:国にグリーン購入法の見直し要望 市民5団体
.
 ... 続きを読む

カテゴリー[ 森林 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 30日 23:13:29

知らないものは存在しない

反捕鯨団体、仲間割れ? グリーンピースがシー・シェパードへの協力拒む

【1月20日 AFP】南極海で日本の調査捕鯨の妨害を試みている米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」は20日、同じく国際環境保護団体のグリーンピース(Greenpeace)が日本の捕鯨船団の位置を知らせることを拒んだため、グリーンピースを「見掛け倒し」だと非難した。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


今日は、クジラの話ではなくメディアについての話を少し。

この写真記事のタイトルに「仲間割れ」とあるが、
そもそもこの2つの団体が本当に「仲間」なのかどうか、
特に調べたり疑問を持ったりしなかったんだろうか、
このテキストを書いた記者は。

あるいはデスクなどから、
 仲間ならどうして別々に活動しているんだろうね?
てなツッコミがなかったのか、などなど。

それぞれの成り立ちをちょっとでも調べれば、
 こういうことになるんだろーなー、
ということはすぐに分かりそうなもんだが。
特に、シー・シェパードのやり口なんかを見ていると。

まあ、要するにこのテキストを上げた記者の頭の中では、
環境NGOというものの理解というのはその程度だったんだろう。
環境団体で捕鯨反対、ということで十把一絡げで見ていたからこそ、
こういうかたちでの疑問がタイトルにつけられたんだろうな、とでもいうか。


◆ ◆ ◆

ニホンにもまた、国内にたくさんの環境団体(NGO・NPO)がある。
とはいうものの、それはそれぞれの得意分野が異なるために
いろいろな団体が別々に存在しているのであって、
別にグリーンピースとシー・シェパードのように
方針が食い違って(←ものは言いよう)袂を別ったわけではない。

また、自分の知っている範囲でのことだが、
そうした異なる取り組みをしている団体同士であっても、
共同で何かを行うということは(少なくともニホンでは)
比較的良くなされていると思う。

最近の例だと、以下のような報道などから理解できると思う。

1月23日 毎日新聞
再生紙偽装:国にグリーン購入法の見直し要望 市民5団体
とか、
1月23日 共同通信
古紙配合率、国がチェックを 再生紙偽装で保護団体要望

など。

一緒に調査や催しの開催などもごく普通に行われるし、
別に他団体だからといって仲が悪いわけでもない。
ただ、団体にとっての目標や取り組み対象がそれぞれ異なるため、
いろいろな団体があるにすぎない。
だから、同じ取り組み対象や共通の接点があると、このようなことが行われる。

余力のあるヒトはそれぞれの記事で名前の出ていた団体のサイトを
訪問してみることをオススメしたい。
それぞれの団体が、どこがどう違い、
にもかかわらずここで同じ取り組みをしているということの理由が
よくわかると思う。


◆ ◆ ◆

上はニホンの例だが、かように
世界中には多くの環境団体があって、
実にさまざまなテーマに対して
かなり多彩な取り組みをそれぞれが行っている。

けれども。

これはAFPだけではないのだが、
大手のマスコミに名前の出る団体、報道される機会のある団体は、
それほど多くはない。
ごく一握りの団体がいつものようにループして登場している(ように見える)。


その昔のエントリで、
2007年7月9日 選んだ理由
 http://www.actiblog.com/yamaneko/39168
上げた通り。
これはたまたまAFPを事例にしているけれども、
別に他の報道がそうではない、というわけではない。
どれも五十歩百歩だ。


報道する立場のヒトビトも、知らないものに関しては何も想像が及ばない、
どころか
知らないものはそのヒトの中には存在していない(というか存在できない)。

そしてその「知らない」は、報道の読み手であるわたし・たちにも
引き継がれていく。
つまり、報道されていない団体なんて「存在しない」というわけだ。

メディアリテラシーなどでよく言われる、
 報道を読むときには、
 そうした「何が欠けているか」「報道されていない部分」を
 意識する必要がある、
ということに注意を払ったとしても、
存在すら知らない団体のことに思いを馳せるだなんて、ちと無理だ。


◆ ◆ ◆

知らないものは、存在しない。
かといって、
 何もかも、すべてのことについて最低限その業界の常識を持っておこう
だなんてことは、物理的にも限界がある、というかあり得ない。
(もちろん、自分も、そうなんだが)


だから。
 少なくとも、世の中には常に「自分が知らないもの・こと」が存在している、
ということと
 それによって割を食ってる立場のヒトビト(なり団体なり)が必ずいる、
ということだけは、
絶えず意識していたい、と思う。

(なんだか弱々しい結びになっちまうんだが、ちと仕方が無いと言うかなんと言うか)


※:引用した国内報道は、次のエントリにて対応。

.

カテゴリー[ 環境与太話 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 30日 21:24:05

実行するのは「誰」なのか

「温暖化防止にライフスタイルの変革を」、IPCC議長

【1月22日 AFP】肉を食べない、自転車を利用する、余計なものは買わない-。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


まあ、パチャウリ議長が言っていることは正論だとは思う。

けど。


>1キロの肉を生産するには36.4キロのCO2が排出されることが分かっている。さらに、同量の肉の輸送には100ワットの電球を3週間近く点灯するのに相当するエネルギーが必要だという。

よく言われるのが、牛肉1キロを生産するには穀物10キロが必要だとか、
そういう対比。
二酸化炭素で換算すると言うのは、新鮮。
というか、すんげー今風だな。

>そのほかに役立つライフスタイルの変更として、「手に入るからという理由だけで」ものを買わずに、本当に必要なものだけを買うことを挙げた。

たぶん、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」という単語に相応に反応したり、
パチャウリ議長の発言を気にかけたりするくらいの人びとであれば、
もうとっくに実行済みかと。

というか、こういう場合、どうして
結局は「個人の努力で頑張りましょう」
てなところにすぐ着地点を持って行きたがるのかな、と。

国家や地方自治体や企業や団体が努力していないとは言わないけれども、
過剰に個人に責任を押し付けるのも
 あれこれ文句が出ないで済むからか、
などと穿った見方をついしてしまうんだが。


たとえば、
 肉を売らない、
 自動車を作らない、
 余計な買い物をしないよう物欲を刺激する広告を自粛する
といった提案だとしたら、実際にどうだろうか。

アメリカ合州国が兵器産業でしのいでいる国だとしたら、
ニホン国は車を売りまくることを生業としていた国、だと言っても
そう的外れではないだろう。

そういう国々でこういうことを言っても、
誰も実行してくれないだろうなあ、と。
その意味では、確かにモノは言いよう、という面があるのかもしれない。

でも。


◆ ◆ ◆

何も全部企業が(あるいは行政が、等々)悪い、と
他者のせいにするつもりは毛頭ないが、
社会の仕組みとして、
 「消費」(そしてできれば「浪費」も)がないと回っていかないよ、この世界は、
という価値観を前提にしているのだから、
(そういう価値観だから、エコノミーとエコロジーは対立する、などという
言い回しもよく言われるわけで;;そこでよく使われるのが、
エコを実行すると失業者増えるよ、というような脅しが入ったり、などなど)
そうした部分から目を背けて
 個人で頑張り通しましょう 云々と言うてばかりでは
いつまで経っても事の本質にはたどり着けないだろう。


個人が頑張って自転車に乗っていても、
行政が、道路を造って自動車ますます便利だね、てなインフラやっていたり、
(どうせ整備するなら自転車道造れよ)
液晶画面の向こう側で、
自動車が売れて儲かるヒトが増えるのが正しいという価値観が
湯水のように広告として流れ、幅を利かせてる、
そんな世の中が続いていくのならば、
おそらくなーんも変わらない、と思う。


税金のかけ方を変えるとか法律をいじるとか予算配分を変化させるとか、
そういった面も含めての「個人も頑張れ」であれば、充分納得がいくんだけれども。
法律を変えるのだって、まずは個々人が発案をしていかないと
転がっていかないものだし。


ともあれ。
どうかこれが、
結局、ものを言いやすい方にだけ言っている、といったことにならないよう、※
そしてまるでアリバイのようにそういうことに使われないように、と
ふと思いながら。 

※:また、過去エントリで言ったことを思い出すんだが。

.

カテゴリー[ 環境与太話 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 29日 23:58:22

記事にドラマを求めるな

「家庭的な父親」か「冷酷な殺人者」か、イラクで混在する2つの現実

【1月28日 AFP】イラク・バグダッド(Baghdad)南西部のシーア(Shiite)派居住区、Al-Aamelで21日朝、駐留米軍の兵士が一軒の民家に突入、この家に住むJawad Kadom al-Raizi(52)を射殺した。
≫続きを読む…
(c)AFP/Herve Bar

AFPBB News


殺された人間の属性どうこう、以前の問題かと。
被疑者が「家庭的な父親」だったのか、
それとも「冷酷な殺人者」だったのか、
あるいは家庭的云々は世を忍ぶ仮の姿だったのか、
はたまたまったくの濡れ衣、冤罪で射殺されたのか。
死んでしまえば、そんなこと証明のしようもない。たぶん。

AFPの記事は
その両方を持ち合わせたニンゲンの二面性という
三文小説のような見出しと結びでミスリードしているが、
要はこれは「殺人事件の容疑者」を
逮捕も裁判もなく軍人が問答無用で射殺したという、
野蛮な戦争犯罪を示しているに過ぎない、ということだよな。

殺された人間の属性を分析するよりも、
殺したニンゲンどもの立場や考え方をもっと掘り下げた方がよくないか、これは。


逆に、
イラク国内の惨状を考えるにつけ、
「家庭的な父親」が家族を守らんとして殺人を犯したのかも、というふうに
空想を膨らませて想像してみると、
その人が妙に人間的な人に思えてくる。
もちろんこれは、あくまでも自分の空想の中で完結していることで、
殺されてしまったJawad Kadom al-Raiziさんがどのようなパーソナリティの人だった
のかまではわからない。


まさに、死人に口無し。
本人には弁解することすら、できやしない。

それどころか、米軍の冤罪のひとつとして疑ったほうが無難かもしれない
ケースのようにも思える。

百歩譲ってそれはあまりにもイラクに寄り過ぎの見方かもしれないとしても、

>米兵たちがドアを破って家に押し入ってきた。やつらはまっすぐ両親の部屋に向かっていった。父は、母が着替え終わるまで部屋に入ってこようとする米兵を食い止めようとしていたが、卑劣な連中は父の頭を3回撃った

と、殺人の被疑者を(おそらく)何ら問い糺すこともなく殺しているわけだから、
普通に戦争犯罪だよな。
これを読む限りでは、人違いで殺していてもおかしくないシチュエーション
とも思える。


フランスの通信社としてはずいぶんと米軍寄りの記事の出し方で、
少々首を傾げてしまった。
てか、ドラマチックな二面性云々を言いたいという記事のつくり
(>家庭的な父親と武装グループのメンバー、食い違う2つの人物像を持つという状況は、以前からイラクで典型的なケースとなっている。)
のあざとさが鼻について、
ちとげんなり。
さすがにこの結論を記事にしたいからと
適当に事件を見繕った、わけではないだろうけれども。

ともあれいいかげん、ただの報道にドラマや盛り上がりを求める癖は
止めたほうがいいと思う。

コレは別に、AFPに限ったことではないが。

.

カテゴリー[ 戦争と平和 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 29日 15:07:56

ペンギンとトウモロコシ

豪が南極に滑走路建設、研究体制を拡大へ

【1月19日 AFP】オーストラリアはこのほど、南極圏のケーシー(Casey)基地近くに、ウィルキンス(Wilkins)滑走路を建設した。航空路線を確保したことで、豪科学者は地球温暖化に伴う影響の研究体制を拡大するという。

 同滑走路は氷の上に建設され、毎年夏には同国タスマニア島ホバート(Hobart)から20-30便が就航する。(c)AFP

AFPBB News


南極→温暖化の影響がでかい地域→温暖化対策としてバイオマスはどう? てな
連想ゲームをしながら。

写真は、南極の氷の上にいる、小さな小さなペンギンたち。
写真を拡大しないと、ペンギンがいることなんてわからない。
んでもってこの氷の造形が、とても気になる。
まるで、波が盛り上がってから落ちる、その瞬間のような形に見えるので。

さて、取り上げたいのは写真のハナシではなく、
こちらの報道。
1月22日 WIRED NEWS
「トウモロコシは最悪」26種のバイオ燃料のエコ効果を分析
 http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/life/science/2008news1-15396.html
(本文は<続きを読む>にも収納)

この間、読売の記事だったか、
バイオマスエネルギーのバイオを「植物性」だと勘違いしている
記事をみかけたが、
バイオエタノールやバイオディーゼルの「バイオ」とは、別に植物に限らず、
「生物由来の」というのが本来の趣旨。
牛糞を煮炊きの火力として使うことなども、立派なバイオマスエネルギーだ。

この記事の見出しにあるとおり、バイオの検討対象が26種類もあることに
驚くヒトも多いかもしれないが、
かなりいろいろなものがエネルギーとして活用できる。

結論を言ってしまうと、
 だから「バイオだから良い(あるいは悪い)」
と単純化してしまうことは
問題解決という観点からするとお門違いなことで、
こうした比較記事を参考にしながら、その地域にあった取り組みを
採用していくことが一番好ましい、というわけだ。
いつもこのブログで言っていることなんだけれども。

記事では、
>最も優れたバイオ燃料は、リサイクルされた食用油と、草および木由来のエタノールだった。(改行)逆に、最悪のバイオ燃料は、ブラジルの大豆、マレーシアのヤシ油、米国のトウモロコシから作られるもので、これらはすべて、それぞれの国でバイオ燃料プログラムの中心となっている。

これ、前者は地域密着のバイオマス、
後者はプランテーションなど大量生産して遠方から運んでくる
グローバリゼーションに則ったバイオマス、
と見るとわかりやすい。

前者の具体例は、
たとえば国産の間伐材(端材、間引いた木材)を薪にするとか、
そういうものがイメージできる。
近県のものなら、輸送のエネルギーも減らせるから尚いいだろう。

後者の、ヤシ油のプランテーションについては、
このブログでもさんざん言ってきたとおり。※

これらを一緒くたにして「いい」「悪い」と判断するわけにはいかない。


南極の氷の美しさを維持できるか、
ペンギンが種として生きながらえることができるかどうか、
ということも、
わたし・たちがどのようなエネルギーを選択するか、にかかっている。
だから、そのエネルギー源はどこから来ているのか、というところにまで
きちんと目を向けないとね、ということで。


※:一応、関連しそうな過去記事をざくっとリンク。
 2006年11月12日 誰がオランを追いやったのか
 2007年 2月13日 オランウータンが絶滅しても、わたしは二酸化炭素の排出量を減らしたいんです
       2月26日 バイオといってもピンきりだ
       9月17日 まさかと思うけど、アブラヤシとココヤシを取り違えていないよな?
      12月5日 森を潰して油をつくる、というハナシ
.
 ... 続きを読む

カテゴリー[ 資源・エネルギー ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 23日 23:12:59

wan! なアート

ドイツで3000頭以上が集うドッグショーが開催

【1月18日 AFP】ドイツ南部ニュルンベルク(Nuremberg)で、19日から2日間の日程でドッグショーが開催される。ショーには3000頭以上の血統犬が参加し、CACIB(FCI認定国際美犬CH資格適正証、Certificado de Aptitud al Campeonato Internacional de Belleza de la FCI)の獲得を目指す。(c)AFP




AFPBB News


犬は、音楽が分かるんだろうか。
というか、音楽の概念があるんだろうか。
あるとすれば、それはヒトの「音楽」と同じ領域のものなのだろうか。

写真はピンシャーの雑種、ミリー(Milly)たんがピアノを弾いている、とのことだが、
いかんせん動画じゃないんで、どんな「音楽」を奏でているのか、
これだけではなんとも言えない。

犬は飼ったことがないのでさっぱりわからないのだが、
犬も音楽という概念を持っているのだとしたら、
そしてそれがヒトとも同じ地平にある概念だとしたら、
ものすごくすばらしいことだと思う。

このミリーたんがヒトにもわかる旋律を弾いていたとしたら、
本当に「すげー」としか言いようが無い。

自分の経験から、鳥は音楽が分かるらしいと勝手に思っているのだが、
(スズメがモーツアルトに合いの手を入れていたことがあったんだよ、昔)
うちの猫たちは音楽が皆目ダメ。つか、理解できない。
音楽という概念は、猫は持ち得ない、らしい。

犬は、猫よりもはるかに耳がいい動物だから、
ひょっとして……こういうことがアリなのか。
うーん、すごく気になる。
将来的には犬のいる生活を(一応)めざしているので、
そうだとしたらもっと楽しくなりそうだ、ということで。

あと、枝葉のことかもしれんが、
>ピンシャーの雑種
という言い方、これもアリなのか?

友人の知り合いが「シバスキー」という、
柴犬とシベリアンハスキーの掛け合わせ(勝手につがったっぽい)の犬を
飼っているそうだが、
どうもそれは飼い主さんの造語らしいし。

前にも似たような疑問をエントリで書いた記憶があるのだが、
雑種の場合、こういう言い方が普通なのかどうか、少々気になる。
犬好きの方、何かのついでにご教示を、ぜひ。
(おねがいします)

.

カテゴリー[ 動物のてのて系 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 22日 22:10:56

nya! なアート

ドイツに写真を撮るネコ、「作品」はネット上で公開

【1月22日 AFP】ドイツ東部Hartensteinには、写真を撮るネコ「フリッツ(Fritz)」が住んでいる。フリッツは小型の防水カメラを首から下げ、毎日のように散歩に出発。カメラのシャッターは1時間にわたり、15秒ごとに自動的に切られる仕組みになっている。フリッツが撮影した作品の数々は、フリッツの飼い主Ramona Marksteinさんの個人サイトに掲載されている。(c)AFP

【関連情報】「フリッツ」の作品はこちら

AFPBB News


猫の写真。
猫(が被写体)の写真ではなく、
猫の(撮影した)写真。
すげー。この発想はなかった。
文字通り、 や ら れ た ! というか。すばらしい。

フリッツ君の写真の腕前はこんな感じ。
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2339824/2543267
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2339824/2543270
自由で、いいなあ。
もっと見たい人は、飼い主のRamona Marksteinさんが作っていらっしゃる
フリッツ君の写真紹介サイト
 http://www.katz23.de/


これ、よく考えると他の動物(コンパニオンアニマル)だと
あんま面白い写真撮れない可能性が高い、というのもミソ。
猫の散歩コース、というその自由さに魅了される。

放し飼いできる環境の国なら犬でやってもおもろいかもしれないけれども、
日本の都市部ではまず無理だし。
(一応法律違反だっけ? でも、
身内の暮らす某県の山奥の村では犬みんな放し飼い……できるかも?)

個人的には、猫は室内飼育の方が好ましいと思っているので、
うちの猫たちはみんな外に出していない。
そんなわけで、うちの猫たちに同じようにカメラぶら下げさせたとしても、
面白い写真など撮れそうにもない。
押入れの中の布団の写真ばかり数十枚、てな
トホホな写真がてんこ盛りになるだけで。

で、思ったのが、
放し飼いの可能な鳥はどうだろうか、ということ。
当然、戻ってくるように躾けられる、伝書鳩とかオウムとか、
そいつらの撮った写真だ。
鳥が見ている世界を撮った写真……ものすごく面白そうだ。

まあ、そうなるとカメラがうんと軽くないといけないとか、
別の意味でいろいろと大変そうだけれども。
どなたか、鳥オーナーの方が頑張っていただけたら嬉しいなあ、ということで。

.

カテゴリー[ 動物のてのて系 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 22日 21:34:58

スリーマイル島の事故の教訓も、遠くになりにけり

地球温暖化対策で「原子力発電」に追い風、英政府が原発新設の方針

【1月14日 AFP】新興国による石油を中心とするエネルギー争奪戦が繰り広げられる中、安全、汚染、コスト面から賛否が分かれている原子力発電が急速に勢いを増している。
≫続きを読む…
(c)AFP/Anne Renaut

AFPBB News


いや、ほんとに。
原子力が温暖化対策になるとかって言っているヒトは、
どんだけ原子力のこと知っているんだろうか、素で疑問。

ま、知ってて、「それはさておき利権がね」と腹ん中でソロバン弾いている輩も
いるんだろうな。
たとえ事故が起こったところで、自分の死後なら、
「そんなの関係ねー」だし。


原子力発電は、核分裂で高温の状態を作り出して
そのエネルギーを利用してタービンを回して発電するという仕組みだが、
このとき(核分裂の際)せっかく作られる熱エネルギーは
ほとんど捨てられている。
こうした発電方法のどこが「温暖化防止」なんだろうか。
この熱エネルギー、そのまま使えばいいのに。
天然ガスなどで行うコ・ジェネレーションのように。

そのほか、化石燃料と同じように、
原子力のエネルギー源も一定地域に偏っていること、
それを掘り出したり輸送したりといったエネルギーを必要とすること、
(んでもって掘り出しの時点でも汚染は起こることも忘れてはならない)
使用後の放射性廃棄物の安全な処理方法が確立されていないこと、
確立されたとしても長い長いタイムスパンで管理をする必要があること、
(ヒトの人生の長さでは効かないほどの長期間、放射性物質を
的確に管理し続ける必要がある。何十年、何百年、それ以上の長さで)
などなど、
LCRの観点からエネルギー使用をみていくと
どれだけ温暖化防止につながるのかは疑問符がいくらあっても足りない。

新しくつくられる原発の施設に必要なコンクリの確保やその輸送なども、
もちろん勘定に入れないといけない。


要は、問題先送りというか、
目先の対策をしている、乃至は「対策をしていることのアピール」でもって、
温暖化問題の騒ぎを収めよう、というのがせいぜいの話。


◆ ◆ ◆

ちなみに、放射性物質を、ヒトがきちんと管理する
(=密閉して外に漏らさないようにする)※
ことがどれだけ難しいかについて、
2008年に入ってからのニホンの報道をサクッと以下にクリップしていく。


1月5日 新潟日報(goo経由)
東電、原発周辺断層を誤評価
 http://news.goo.ne.jp/article/niigata/nation/1-107327-niigata.html
ヒューマンエラーをカバーするにも、
その前提でつまずいていてはカバーしようがない、という話。

1月8日 毎日新聞(goo経由)
電源3法交付金:06年度、過去最高196億5978万円 /福井
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080108-00000226-mailo-l18
交付金でせっせと食いつなぐというのも、生業としていかがなものかと。

1月10日 毎日新聞
高浜原発:1号機、1次冷却水のヨウ素濃度2倍に 燃料被覆管にピンホールか /福井
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080110-00000215-mailo-l18
どんな事故でも「放射能による外部への影響はない」とかなんとかいう
まとめが入る件について。

1月11日 毎日新聞
伊方原発:3号機の警報誤作動、半導体の一時的動作不良が原因 /愛媛
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080111-00000292-mailo-l38
福井の事故は9日、これは10日、と毎日だな。

1月11日 中國新聞
島根原発1号の制御棒にひび
 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200801110008.html
どうやって調べたのかの情報もなく「制御棒の駆動に影響はない」と
さっさと安全宣言。

1月12日 毎日新聞
異議申立書:高レベル放射性廃棄物の貯蔵施設に関し「国が13年放置」 /青森
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080112-00000032-mailo-l02
政治的えこひいき。

1月12日 毎日新聞
浜岡原発:腐食でさらに貫通穴3カ所 1、2号機の共用排気筒で発見 /静岡
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080112-00000052-mailo-l22
塩害による腐食。多くの原発は海沿いにあるんだが。

1月15日 毎日新聞
<柏崎刈羽原発>燃料集合体に金属片 中越沖地震が原因?
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080115-00000122-mai-soci

1月16日 毎日新聞
<東京電力>福島第1原発の炉心冷却装置部品に設計ミス
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080116-00000097-mai-soci
これも、エラーをカバー、以前の問題。

1月17日 毎日新聞
「ふげん」建屋強度不足:安全専門委、調査結果など審議 工事過程解明出来ず /福井
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000169-mailo-l18
ニホンの技術力がここまで低下していることも心配材料。
今後の「管理」ができるのか。

1月17日 毎日新聞
原燃:センター受け入れドラム缶、放射線量に測定ミス--美浜原発分 /青森
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000018-mailo-l02

1月17日 毎日新聞
美浜原発:放射線量を誤測定 機器のプログラムミス /福井
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000170-mailo-l18
これもヒューマンエラー。

1月18日 時事通信
金属片など異物混入が原因=高浜2号機の制御棒動作不良-福井
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080118-00000118-jij-soci
 http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-18X493.html

1月18日 朝日新聞
玄海原発1号機、蒸気発生器溶接部にひび割れ 九電発表
 http://www.asahi.com/national/update/0118/SEB200801180011.html?ref=goo
放射能も冷却水も漏れてないというが、ちゃんと調べてる?

1月18日 毎日新聞
島根原発:1号機、ポンプの圧力計2カ所から水漏れ 人体に影響なし /島根
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080118-00000210-mailo-l32
はいはいテンプレテンプレ。「人体に影響なし」。


もちろん、これ以外にも報道はもっとなされている。
ちなみに毎日の記事が多いのは、リンク切れ期間が比較的長いため。
(読売などはすぐに切れる)
それにしてもまだ今年が始まって3週間そこらだというのに、
ここまで長くなるとは思わなかった。

こうしてみてみると、ニンゲンって本当に「ミスをする生きもの」なんだな、と。

 
※念押しするが、人体は放射線と絶対に共存はできない。なので放射性物質は、隔離・管理が原則。でも、エントロピーの概念でもわかるとおり、その状態を維持し続けることができるだなんてことは、ジンルイには無理。

.

カテゴリー[ 資源・エネルギー ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 21日 23:58:39

もっと軸がぶれてもいいのに

米大統領が海軍ソナー使用許可、「安全保障はクジラ保護に優先」

【1月18日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は16日、国家安全保障は海洋動物の保護に優先するとして、ロサンゼルス(Los Angeles)連邦地裁がカリフォルニア(California)州沖で軍事演習を行う米海軍に対し音波探知機の使用を禁じた判決を適用しない方針を明らかにした。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


ブッシュらしいというか、
こういう一貫性だけは外さないヤツだよな(←もちろん褒め言葉ではない 。


京都議定書も無視するくらいなのだから、
軍事より生態系を優先する、という発想なんかももちろん一蹴だ。
まあ、10人に1人は軍事関連産業で生計を立てている
というハナシを聞くくらいの国ゆえ、
こういう輩が幅を利かすんだろうな。
あるいはブッシュ個人が、ソナーの開発会社から幾許かの献金を
貰っているのかもしれない。

ああ、すがすがしい。ぶん殴りたくなるくらいに。 ※


クジラをはじめ海洋生物に影響があると言われて久しい、
アメリカ海軍使用の中周波ソナー(音波探知機)だが、
せっかく、少なくともカリフォルニアでは使用禁止としたというのに、
(1月4日 AFPBB 米カリフォルニアで海軍ソナーの使用制限判決、環境保護団体が勝利
その前提のちゃぶ台をひっくり返しやがった。

ちなみにこの同じソナー、沖縄でもやはり使用されている模様。
しかも、こちらは裁判所の停止命令のようなものすらなく。
 1月6日 沖縄タイムス 米加州連邦裁、海軍ソナー規制/沖縄近海でも使用
(この記事の後半から。本文は<続きを読む>に収録)
ニホンって、本当に独立国家なんざんすかね? 
いや、マジで。


◆ ◆ ◆

さて、一方 現地の環境NGOは、
>ブッシュ大統領の判断は「法の支配に対する攻撃だ」として提訴する考えを明らかにした
など、合法的かつ毅然とたたかいを挑む模様。

きっと、これまでにもロビイングなどをいろいろとやってきているんだろうが。
たとえば、この言い回しとか。
>カリフォルニア沿岸委員会(California Coastal Commission)のサラ・ワン(Sara Wan)コミッショナーは(中略)「われわれ(沿岸委員会)や連邦地裁は、クジラたちの保護と軍事演習の両立は可能だと主張してきた」(後略)
とあるように。
両方が折り合える地点を地道に探していた可能性を滲ませる。

こういうロビイングとか根回し的なNGOの活動は地味だし絵にならないから
報道のボリュームがかなり少ないのだけれども、
こういう取り組みなんかの報道が増えると、
社会ももっと風通しが良くなるんだがな、と思いながら、少しばかりタメイキ。

それはさておき。


◆ ◆ ◆

に、しても、
ブッシュの行動原理というか、
その欲の方向性とか損得の換算の仕方とか、
ほんま分かりやすいやっちゃな、と思う。
もちろんそれは、ムカつく程の怒りを感じながら、だけれども。


※:多くの人が同じことを思っているだろうが、シー・シェパードはニホンの捕鯨船を攻撃するのと同じように、このソナー遣いの米国海軍に戦いを挑むべきだよな、と。シー・シェパードについては、人種差別的な見地もありそうだけれども、このエントリで上げたことも連想させる。ミサイル持っている相手よりかは丸腰の相手の方が叩きやすい、ナドナドと。

.
 ... 続きを読む

カテゴリー[ 種の多様性 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 20日 23:56:56

1   |   2   |   3      »      

カレンダー
< 2008年 01月 >


1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

プロフィール
山猫通信社 篠宮
山猫通信社
カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
このメモは猫のヒゲ
◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
最近のコメント
[06/30] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 管理人(山猫通信社)
[06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
[06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
[05/29] ホッキョクグマは野生のクマ 管理人(山猫通信社)
[05/28] ホッキョクグマは野生のクマ あるる
[04/07] オーストラリアのアジアゾウと森林 管理人(山猫通信社)
[04/05] オーストラリアのアジアゾウと森林 うえ
[02/12] これはいい記事。 管理人(山猫通信社)
[12/19] 発見、即、絶滅危惧指定、とならないように 管理人(山猫通信社)
[10/05] なんかちょっと本質からビミョ~にズレている(ような気がする) 管理人(山猫通信社)
最近のトラックバック
検索