2008年 03月
この見出しは酷い。
【3月28日 AFP】ドイツ・ミュンヘン(Munich)にある「人間と自然の博物館(Museum of Men and Nature)」で26日、ヒグマの「ブルーノ(Bruno)」のはく製が公開された。
ブルーノ、別名「JJ1」は、2006年夏に農場を襲うなどして人々をパニックに陥れた。一方で、170年ぶりにドイツに姿を見せたヒグマに人々は心をとらわれた。その後、ブルーノは06年6月26日早朝に射殺された。(c)AFP
これは「お騒がせ」ヒグマなんかじゃない。
AFPの邦題のセンスは時々首をかしげるが、これはあんまりだ。
「死んでいった命」に対して「お騒がせ」のような遊び感覚の形容詞をつけるセンスは、
理解に苦しむ。
それとも、日本語の「お騒がせ」という言い方、受け止め方の感性に
自分とAFP編集部とではものすごく差があるのだろうか。
ブルーノは元々自然保護区にいたヒグマで
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2076714/680829
そこから逃げ出したことがニンゲンとの軋轢となったわけだが、
そうした「ヒトと野生生物との軋轢」という深刻な問題が
片方の強制排除(=死)をもって幕を閉じた、というのが
この事件の全体像である。
とてもではないが、「お騒がせ」というような軽い物言いで片付けられるような
事柄ではない。
ちなみに自分、身内がきこりをやっている。
だもんで、山とクマとヒト
(身内の場合はニホンのきこりだからツキノワグマ;
これも生息地によっちゃぁ希少種だ)
との付き合い方、関係性というものに関しては、
動物オタクの綺麗ごとでは済まないということは日々、自覚している。
(下手したら身内として葬式を出す可能性もあるんだよ、こちとら)
そろそろクマも冬眠から覚める頃だし。
きこりは、もちろんクマ鈴をつけて作業に行っている。
命を失ったブルーノも、
ブルーノの徘徊によって命の危険を感じ続けた地元民たちも、
その一方でクマをなんとか生き延びさせたいと努力をした人びとも、
みんなこのことを軽い騒ぎだなどとは思っていないだろう。
特に、この不幸な結末を迎えたことを考えてみれば。
原文のタイトルがその手のニュアンスだったのかもしれないが、
日本語のニュアンスとしてこの件を「お騒がせ」と訳してしまうのは、
命あるものへの共感の姿勢に欠けているというか、
そうした大事な事柄を誤訳しているんじゃね? ということで
どうにもこうにも違和感ありまくり、
何度読んでも馴染むことはないだろう。
そして、今後このような不幸な邂逅とならないようにはどうしたらいいのか、
というような思索の機会をもまた、封じてしまうのではないか、
というと、言い過ぎだろうか。
.
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登録日:2008年 03月 30日 00:25:38
ワイン好きな方はご注意
【3月27日 AFP】欧州の環境保護団体は26日、EU域内で販売されているワインには、ほぼ例外なく微量の農薬が含まれていると指摘した。
≫続きを読む…
(c)AFP
チーズのダイオキシン汚染問題といい、いずれもちょっと情報が足りないけれども、
アンテナを張っておきたい事例。
要するにワインにぶどうの残留農薬が、ということなんだけれども、
確かにワインにするぶどうって皮ごと使うわけだから、
まあ農薬が残っていても不思議ではないよなあ、と。
とはいえ、こうして検査で発見できるほどの量が残留していた、ということは
ちと驚き。
てか、欧州でも農薬はそれなりに使っているんだなぁ、と。
環境情報ばかりを見ていると、
欧州の進んだ取り組みなんちゃら、みたいな情報ばかりに偏るので、
オーガニックでない「普通の」農作物が欧州でどのように栽培されているのか、
についてはほとんどノーマークだった。
>「ワインの農家の多くが、伝統的な害虫駆除のやり方を捨てて有害な合成殺虫剤に頼りつつある。こうした傾向は欧州ワインの品質に直接影響を及ぼしている」
というのが、調査をした環境NGOの談話として出ているが、
原因と結果というつながりとしてみれば、妥当な話にも思える。
まあ、農家だけに責任を押しつけていいのかどうか、というのは
疑問として残るとしても。
微量の農薬のリスクをどう見るか、というのは
その人によって差がありそうだけれども、
(そもそも政府の基準値なんてものも
まあ、安全性の保証というよりも
産業構造的に「しゃーないからこれでええか」で決まるもんだし;
んでもって、この手のものは閾値以下だから安全というような物質ではないし)
できればどの程度のリスクなのか、といったような数値的なツッコミがあると、
そういう化学物質汚染のリスクに鈍感なヒトにも説得力があったんだけれども。
とはいえ、
>有機農法のワインでは、1本にごく低レベルの農薬成分が検出された。これは化学物質を扱う近辺の生産ラインの影響を受けたものと考えられる。
というあたりにも、微妙なリアリティがあるというか、
この手の話はニホン国内でのこの手の調査でも聞く話なので、
ありうる線ではあると思った。
それにしても、
>ドイツのある国会議員は、こうした結果を踏まえ、EU加盟国は危険な農薬を全面的に禁止すべきだと発言している。
ニホンじゃこういう議員はまず、出ないだろうなぁ。
今回の記事、地味だけれども、
また調査をした団体(「農薬行動ネットワーク(PAN Europe)」)の説明がなくて
ちょっと残念だけれども、※
AFPももっとこういう方面の記事や、
こういう地道に活動していそうな団体とかを、
もっとたくさん取り上げてくれ、と切に願う。
※;ネットをうろついていたら、この件に関するPAN Europeのニュースリリース(英語)を見つけた。
http://www.pan-europe.info/Pictures/PDFs/Press%20Release,%20Notes%20&%20Contacts.pdf
ご興味のある方は、ぜひ翻訳に挑戦していただきたい、ということで。
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登録日:2008年 03月 29日 23:43:11
まれに見るすげえぇぇーーバカ
国際動物愛護団体PETA、「たこ焼きの販売やめて」と日本プロ野球に要請
【3月27日 AFP】国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals、PETA)」は25日、日本のプロ野球のコミッショナーに対し、地球温暖化対策としてホットドッグやタコ焼きの販売をやめてベジタリアンフードの売店を出すよう求める書簡を送った。
≫続きを読む…
(c)AFP
もはや存在そのものが「どうぞツッコミ入れてチョーダイ♪」状態のPETAだが、
に、しても こ れ は ひ ど い 。
白人の異文化アレルギー丸出しを恥じないシー・シェパードも
問題っちゃー問題だけれども、
その斜め上を行く、「たこやき」禁止案。
頭がクラクラするな、これ。
確かここ、ケンタのようなファストフードでアピールをやってたと思うんだけれども、
おそらくそのノリで
ニホンのファストフードをやっつけちゃえ!
って、あんまよく知らないで「野球場」
(今やナイターはどんどん人気が翳っているってのに)
のファストフードを取り上げたんだろうな、と勝手に推測してみる。
ケンタやマクドのようなグローバリズムに則ったファストフードに対しての
言い分は
(好き嫌いで言えばどうしょうもなく大嫌いなPETAの言い分であっても)
一理あると思うのだけれども、
ホットドッグはともかくとして、タコヤキはニホンの、
特に関西人にとってのソウルフードだからなぁ。
同じ枠で括っちゃダメだろ、これ。
そこんところで思いっきり滑ってるとしか言いようがないんだけれども。
それに、たこやきで消費されるタコの量って、そんなに多いとは思えないし。
たぶん、ニホンが消費する水産物のトップ10に入るか入らないか、
というところじゃないかな、タコは。
マグロとエビ、サケがトップ3とか、確かだいたいそんな感じじゃないか、と。
あまり自信はないけど。
ま、それはともかくとして、
下位とは言わないが中堅どころの消費量だったとしても、
象徴としては叩きがいがない相手だよな、タコって。
あと、全タコの何%がたこやきとして食べられているんだろうか。
明石焼きを含めても、たぶん寿司による消費の方が多そうだよな、これ。
一番の問題は、こういうバカがたくさん露出することで、
まともな環境NGOの足を引っ張り、
良心的なベジタリアンのイメージを貶めたりしている、
というところなんだけれども。 ※
※:てか、AFPに限らず、マスコミはもうこの団体を無視した方がいいと思う。今回はたまたま嗤える「ネタ」だったけれども、時折シャレにならないアホを曝しているときでもなんでかしらんが取り上げていて、「PETA枠でもあるんか?」てなくらい不思議で仕方がない。環境保全の足を引っ張っているのは、こういう独善の塊の団体だけではなく、それを面白がって取り上げるマスコミもまた同じ愚を犯しているのだと思う。もう何回も言ってきているのだけれども。同じ頻度でシェラクラブやFoE、ワールドウオッチや、あるいはせめてナショジオを取り上げるようにしたら、世の中ずいぶんとマシになると思うんだけど。
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登録日:2008年 03月 27日 23:12:20
こ れ は す ご い
【3月26日 AFP】スペインで国内の全電力需要に占める風力発電量の割合が一時、過去最高の40.8%を記録した。
≫続きを読む…
(c)AFP
見事だ、と思う。
バードストライクやその他開発による環境負荷増大がなければ、
もう褒めるしかないだろうな、これは。
2020年までに3倍にするという目標など、
大きい将来像を描いているところもなんとなく好印象。
スペインというと樹木がない国というイメージが強いので、
(行ったことないからイメージだけ。映画などの)
そういうところも風力発電に向いているんだろうか? などと
よくわからない想像をしてみる。
いや、樹木が少ないと風がよく通るとか、建てる場所を確保しやすいとか。
(的外れだったらすまん;;てか、スペインに詳しい人、ツッコミ頼む)
ニホンも対抗して、太陽光発電や、あるいは地熱発電なんかで、
このくらいを目指してみてはどうだろうか。
もちろん、開発しても問題にならないところは風力も。
企業の工場の屋根部分を全部太陽光にするなどのことだったら、
相当簡単にできそうだし。
壁面は緑化して。
予算というか資金というか投資や補助などお金関係は
原発に回す金をこっちに投資すればいいだけだから、
やろうと思えば簡単にできそうだけどなぁ……既得権益の方々が
駄々をこねなければ。
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登録日:2008年 03月 26日 23:58:34
何を言っているかよりも誰が言っているか、についつい目がいく
【3月24日 AFP】食品最大手ネスレ(Nestle)のピーター・ブラベック・レッツマット(Peter Brabeck-Letmathe)会長兼CEOは23日、バイオ燃料の原料として小麦やトウモロコシなどの穀物需要が増加しているため、世界が食糧危機にさらされていると警告した。
≫続きを読む…
(c)AFP
ネスレの会長。ある程度んところはやはり計算づくというか、
折込済みの、この発言じゃなかろうか、と。
でもまあ、確かに言っていることは(基本的には)正しい、と思う。
そうは言っても、おそらく本音のところで想定されているものは、
ただ単純に貧しい人びとに食料が行き届かなくなるとかいうことよりも、
おそらく自社商品の原料のコストが跳ね上がることへの懸念とか、
それを価格に上乗せしたときの販売の落ち込みを回避したいとか、
そういう動機も考えられそうな。
でもまあ、動機に純・不純のあるなしは問うということもまた
別の意味で問題のある思考方法だと思うので、
とりあえずは影響力のあるニンゲンが比較的意味のあることを言い
それを世に知らしめることができた、という部分の方を評価する方が、
この問題を考えていく上では妥当なものと思う。
それと「バイオだから」というだけで単純にすべてを否定するのもアレなので、
最近の比較的興味深いバイオマス・エネルギーの取り組みをサクッと紹介。
02月28日 環境部.com (環境goo経由)
農林漁業バイオ燃料法案を国会に提出―環境、農水、経産の3省が共同で
http://eco.goo.ne.jp/news/law/law_20080228_86.html
03月19日 京都新聞(yahoo! 経由)
稲わらからバイオエタノール 月桂冠など、スーパー酵母使い成功
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080319-00000045-kyt-l26
03月21日 毎日新聞(yahoo! 経由)
<バイオ燃料>食料と競合しない「日本型」を…若林農相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000102-mai-pol
03月25日 毎日新聞(yahoo! 経由)
伊賀市:バイオ燃料の精製工場、新年度中に稼働へ 家庭廃油が原料 /三重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080325-00000303-mailo-l24
いずれも記事本文は、<続きを読む>に収納。
それと、当ブログの過去エントリ(左タグの「資源・エネルギー」)あたりも
参考にしていただければ。
.
... 続きを読む
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登録日:2008年 03月 25日 23:54:45
よく見るとウチの猫に似ている(←嘘
【3月12日 AFP】インドでトラの数が激減している。最新の調査によると、当初は3700頭いると思われていたベンガルトラの一種、Royal Bengal Tigerは5年間で1411頭まで減少している。密猟者による捕獲が原因とされている。
現在、東南アジアでは漢方薬への利用目的で、トラの毛皮、牙、つめ、骨などの需要が高まっている。これを受けて密猟者、密輸者の数も急増しているが、ほとんど取り締まりが行われていないため、スマトラトラ(Sumatran tiger)を中心に多種のトラが絶滅の危機にひんしている。(c)AFP
少し前の写真。あまりの美しさに、やはり取り上げておこうか、と。
この件、何度も言い尽くした感はあるが、 ※1
それにしても、この手のモノを欲しがるヒトビトの
生物種の絶滅に対する危機感のなさにはあきれるしかない。 ※2
もちろん、トラのことを思うとあきれてばかりもいられないのだが。
(てか、通常感じるのは、やはり怒りだ)
トラの場合、
漢方薬だけではなくその毛皮の美しさなどもまたお金に換えられるわけで、
その点でも欲に目がくらんでしまう、ということが
より絶滅の危機といったリスクを高めているのかもしれない。
漢方の場合は
ほとんど薬としての効果というよりもプラシーボ効果でしかないわけだし、
そういう部分での認知が進めば需要もなくなると思うのだが、
毛皮となるとなかなか難しい、かもしれない。
あとは、その毛皮を身にまとうことが社会的に「カッコ悪い」てなことになったら、
もうちょっとは需要が減らせるだろうか。
絶滅に加担しているんだぜ、アレ
とかいうような認識が広まったら、また変わっていくはずなのだが。
(PETAじゃないけれども)
動物は、生きているからこそ美しい。
死んだ動物や、
檻の中で囚われている姿は、
まがい物でしかない。
自分の知らない、どこかの野生の地で、
この美しい動物が生きて、躍動している姿
を想像すること。
それだけで満たされる心もあるのだということに、
コノヒトたちも気づいてくれないだろうか、と思う。
無理な願いだとは思うのだけれども。
※1:最近の過去記事など
http://www.actiblog.com/yamaneko/53348
http://www.actiblog.com/yamaneko/51710
※2:この記事などでは、中国なんかも少しずつ変わっているのかもしれない、と。悲しい記事だし、本当に少しずつ、のようだけれども。
03月19日 サーチナ・中国情報局
絶滅危機の「スナメリ」…露店で解体、肉売っていた
(サーチナの本文は<続きを読む>に収納)
.
... 続きを読む
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登録日:2008年 03月 20日 23:33:19
ホッキョクグマは野生のクマ
【動画】街に出没するホッキョクグマと人命、両方を守る活動家たち
【3月11日 AFP】今は静まりかえっているホッキョクグマホットライン。しかし、あと数か月でハドソン湾の氷が溶け始め、ホッキョクグマが街に出没するようになると、活動家たちは電話を受けて街に飛び出す。カナダ・チャーチル(Churchill)でホッキョクグマの保護を行う活動家を取材した。(c)AFP
<AFP動画ニュース一覧へ>
意義深い動画。少し前のものだけれども。
ホッキョクグマの話題だから、というだけではなく、
身内が木こりなどをやっているせいもあって、
野生動物とヒトの接触という課題には必要以上に関心が向く。
これも、要はニンゲンが増えて居住地が広がり、
(そのための開発が)ホッキョクグマの棲み処となるエリアに
より近づき過ぎたことが要因なのだろう。
さらに、今後 地球温暖化が進めば、
ホッキョクグマの棲み処たる雪原が減り、
逆に餌などを求めてこうした人里への訪問は増えるかもしれない。
そうなると、ヒトもクマも、さらに困ったこととなっていく。
この動画ではその手のシーンがなかったが、
ホッキョクグマはクマとしては珍しく完全な肉食なので、
下手にヒトと遭遇するとそれなりにまずい事態になる可能性は非常に高い。
ナショジオあたりの、餌を食うホッキョクグマの写真などを見れば、
その獰猛さ(というのもニンゲンの勝手な形容なのだが)がよく分かるのだが。
そんな中で、この支援団体(?)は、
ヒトの暮らしの保全だけではなく
クマをも傷つけないようにという細心の注意の払い具合が、
とても良い。
高く評価できると思う。
◆ ◆ ◆
前にもこの論旨は取り上げたが、
あの脱ぎ脱ぎ集団とか海のテロリスト集団のような団体ばかりを
取り上げることをせずに、
こうした地道にやっている団体をもっと取り上げていったほうが
ずっと「報道としての使命」を果たすことになるんじゃないかと思う。
AFPもそうだし、他の報道サンたちも。
環境団体の多くはこうした地に足の着いた活動をしているところがほとんどだし、
そういう地味な団体を、名前と連絡先つきできちんと報道すれば
もっとこうした活動の支えになると思うんだが。
一部のネームバリューのあるところだけだとか、
派手派手で絵になることしかやらないところだとか、
そういったところばかりを取り上げるのではなく。
この団体、今回は名前も出していないし、
連絡先もカンパ先もわからない。
それは、報道的にみても、ものすごくもったいないことのような気がする。
◆ ◆ ◆
たとえばこの活動をするにしても、
こうした車のお金や燃料やクマのための薬代や捕獲のための道具や
そのための獣医師の確保など、
考えていくとものすごくたくさんのお金がいることは、
ちょっと想像すれば分かることだと思う。
また、それらを運営する団体の職員だって、
霞を食って生きていくわけにはいかないのだから、
それ相応の「仕事に対する対価」はあってしかるべきだろう。 ※
◆ ◆ ◆
それと、
クヌートとかフロッケとかのぬいぐるみとかのグッズに金を落としている輩は、
さっさとその金をこういう団体へと回していくように
そのイカレた思考回路を修正したほうがいいと思う。
お題にも上げたとおり、本来のホッキョクグマは野生のクマ。
動物園のクマは、本来の生息の権利を奪われている存在、と見なすことも
できる。
でもまあ、そういうクマたちは
今現在でもとりあえずは手厚いケアを受けている例がほとんどなのだから、
どうせなら自分の金くらいは、動物園よりも厳しい状況になる野生のクマたちへの
支援にまわしたらどうだろうか。
だいたい、ホッキョクグマが困っているのだって、
大枠はニンゲンによる影響が原因なのだし。
※:不思議なんだが、たとえば車を買う値段には、ハードとしての車の代金のほかに、その車会社の社員の給与や広告費や、そういうものも含まれている。だのに、NGOやNPOに寄付をする場合だけ、自分の金は100%支援先(この例ならばホッキョクグマの、たぶん移送関係のハードの代金くらいが線引きになるだろうか)にいかないと嫌だ、という考え方。NPOやNGOに過剰にボランタリーを求めるその心情は、たぶん非常にニホン的なもんだと思う。てか、「非営利」の部分に夢を見すぎている。NPO・NGOのスタッフたちは、自分ができない活動を代わりにプロとして担ってくれているのだから、そのくらいの資金(職員の給与とか、家賃や光熱費などの必要な事務経費のようなもん)をケチるのはどうかな、と。そこが貧しいことで、結局は寄付した資金が上手く活かされず死に金となり本来の目的が果たせなくなることもある、という想像力を持つヒトがニホンには少ないよなぁ、としみじみ。この件、そのうちゆっくりエントリ化したい。
.
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登録日:2008年 03月 16日 17:14:57
エネルギーだけではなく「開発」という角度からも見てみるといいかも
米国のエタノール生産用トウモロコシ増産、メキシコ湾の海洋生物に悪影響 研究報告
【3月11日 AFP】米国がトウモロコシを原料としたエタノール生産を計画通り増やすと、メキシコ湾(Gulf of Mexico)の海洋生物に環境的「災害」をもたらす。
≫続きを読む…
(c)AFP
ちょっと時間がないので、手短に(すまん)。
この写真の件、よーーく読めば分かるかと思うのだが、
問題はバイオエタノール云々ではなく、
バイオエタノールの生産のために畑を広げることで、
化学肥料による水汚染が引き起こされ、
それが海洋汚染にまでなる、ということを言っているわけだ。
おそらく、化学肥料による汚染だけではなく、
流出する土壌や農薬などの汚染も
水資源や海洋の環境破壊に拍車をかけていることだろう。
それと、農地にされる前のその土地の生態系がどうだったのかを考えると、
何気に頭が痛い。
森林や、そこに棲んでいた動物たちのことを思うと。
と、このように、つまりはこれ
農地開発という観点も必要なハナシではないかと思う。
もちろん、その要因としては、バイオエタノールが欲しい、という
身勝手(←たぶん)な需要があるのだけれども。
こうした、石油エネルギーの代わりを○○で代用しよう、のようなハナシは
その分を何かにしわ寄せをしているわけだから、いずれは破綻する。
と、いう話は何度かしてきているので、繰り返すのもナンだが、※
エネルギーの消費とか温暖化対策とかを考えるのであれば、
代替品だけに頼らずに出す方も抑えろ、ということを
もっと真剣にやっていくしかないと思う。
もう、腹を括るしかないところまで、わたし・たちは来てしまっているのだ。
きっと。
※すまんが、このブログの過去記事で何度も取り上げているので、左タグの「資源・エネルギー」あたりをクリックしていただけると幸い。
.
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登録日:2008年 03月 12日 23:15:08
これでもうちょいカッコよければ
走りながら充電も可能、CeBITに太陽パネル付き腕パッド登場
【3月9日 AFP】ドイツ中部ハノーバー(Hanover)で4日に開幕した世界最大の情報技術見本市「CeBIT」で、携帯用電気製品を充電できる太陽電池パネル付きの腕パッドがお目見えした。(c)AFP
方向性は買う。てか、オモロイ。
太陽光発電はいろいろと、こうした細かい隙間産業系の展開もできて、
事業的に見てもかなり面白いことができると思う。
その意味では、将来性もあるよな、とも思う。
少なくとも、この意味不明の(電磁波をバリバリ受けそうな)服よりは
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2361691/2708908
(てか、重ね着しろよ、てなツッコミで終了してもいいと思う、これ)
ビジネスチャンスがありそうな気がする。
体に巻きたいかどうかはさておき、
バッグなど小物でもできる、という展開は買いだと思う。
あとは、もうちょいデザインがカッコいいというか、垢抜ければ
いいんじゃね? ということで。
.
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登録日:2008年 03月 11日 00:42:51
80年、その空白の理由
【3月8日 AFP】(3月10日 一部更新)希少種、ミズナギドリの一種Beck's Petrelが2007年にパプアニューギニアの南太平洋沖で約80年ぶりに発見されていた。
≫続きを読む…
(c)AFP
一瞬、新発見かと思いきや、実は80年ぶりの再発見、ということらしい。
Beck's Petrelが絶滅していなくて、本当に良かった。
とはいっても、状況は決して楽観できない。
なにせ、生存の確認に80年もの空白が生じるほど、
ものすごく少ない数しかこの鳥が生息していない、
ということなのだから。
なおかつ、
>Beck's Petrelの繁殖地にネズミやネコのような捕食動物がおり、パーム油農場開発のための伐採が広く行われる限り、同種の保護は難しいという。さらに、夜間にしか巣に戻らないとみられることも、保護を難しくしていると専門家らは指摘する。
つまり、捕食動物によるプレッシャーがあることに加え、
ヒトによるプレッシャーもまた重大ということだ。
アブラヤシプランテーション(パーム油の農場)開発が、
生息地を狭めてしまえば、
その生存に待ったをかけないとも限らない。
こうした研究者や保護NGOを支援していくことはもちろんのこと、
これ以上の開発をしなくても地元の経済が立ち行くような、
そういう方法をきちんとかたちにしていくことについても
もっと議論されてもいいものと思う。
ぜひとも。
.
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登録日:2008年 03月 10日 23:58:01
- プロフィール
- 山猫通信社 篠宮
- 山猫通信社
- カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
- このメモは猫のヒゲ
- ◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
- 最近のエントリー
- [06/30] 産卵は確認、孵化は危うい
- [06/30] ま だ い う か (あるいは、どうしていつもそのことはスルーしまくるのか、という件について)
- [06/26] どうか生き延びて欲しい、でも、
- [06/13] 【事務連絡】停滞中。
- [05/31] 「間男」を生んだワケ
- [05/31] 森のねだん
- [05/30] 生きている!
- [05/29] 虹の記録 08、春
- [05/29] パブリックコメント、ってなんじゃらほい
- [05/29] 久々に、写真を選ぶ
- 最近のコメント
- [06/30] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 管理人(山猫通信社)
- [06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
- [06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
- [05/29] ホッキョクグマは野生のクマ 管理人(山猫通信社)
- [05/28] ホッキョクグマは野生のクマ あるる
- [04/07] オーストラリアのアジアゾウと森林 管理人(山猫通信社)
- [04/05] オーストラリアのアジアゾウと森林 うえ
- [02/12] これはいい記事。 管理人(山猫通信社)
- [12/19] 発見、即、絶滅危惧指定、とならないように 管理人(山猫通信社)
- [10/05] なんかちょっと本質からビミョ~にズレている(ような気がする) 管理人(山猫通信社)
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