2008年 04月 05日

男が子どもを産んで、悪いのか?

性転換した男性が妊娠、米国

【4月5日 AFP】トーマス・ビーティー(Thomas Beatie)さんは、女性として生まれた後、性転換手術を受けて法的に男性となったが、現在妊娠中。
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(c)AFP

AFPBB News


小ネタブログの方では軽いコメントであっさりと流したのだけれども、
 http://d.hatena.ne.jp/sorano_ki/20080404/1207312243
ふとあれこれ連想をしていくうちに長文になりそうな気配だったので、
久々にこちらでこの手の話題(非環境系)を展開。

あと、小ネタブログでの参考記事はこちら。
04月04日 北海道新聞(goo経由)
「男性」が妊娠6カ月 性別適合手術受けた元女性 米オレゴン
 http://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/nation/200804045885-hokkaido.html
(<続きを読む>に本文収納)


で。
まあ、エントリのお題にした通り、
別に男性でも女性でも、あるいはそのどちらでもない性であっても、
「したければすれば」、で終了するハナシだと思う。
ここでの結論としては。
本人も、そうしているし。

だいたい、女に生まれたすべてのヒトが全員きっちりと
妊娠し出産しているわけではない。
ましてや望んでもそれが叶わない立場の女のヒトもいることを考えると、
女に生まれた=妊娠・出産は当たり前、てな押し付けは
非人道的だし、
それを言うとしたらかなりの無神経か、
あるいは20世紀中盤くらいまでの古臭ぇ考えの持ち主
と思われても仕方が無いと思う。
少なくとも、今のニホンでは。


妊娠・出産をすることと、「内面の性を男と認識し男として生きること」とが
両立する人格もあるんだ、ということについては、
その人その人の内面の問題だから、他者がどうこう論評するもんでもないだろう。
赤の他人である自分が認めようと認めなかろうと、
その人はそこに整合性を持っていて
その人としての人生を生きているもんだろうし。
たぶん。

確かに、事実としてみればまあそれなりに驚くことではあることかも
しれないけれども。
その事実を驚くということと、それを否定することとは、また別ごとだしな。

(性同一性障害ということで、)
女の自分が嫌だ、男として生きたい、といいながら子宮を残しているのは不自然、
という決め付けも、
当事者ではない、赤の他人がどやかく言うようなことじゃあない。
特にこのあたりの部分は、
当人の自己決定や精神的な自由という観点のほかに、
ホルモンバラナスなど健康上の問題等もあると思われることも、
配慮してみるべきかと。
自分もトランスの身体面に関してそこまで詳しくはないけれども。


もっとも、こういう経緯を持つヒト以外の「男」が、本心から
自分で妊娠し出産したい、と思うかどうかを問われた場合、
それはほとんど無いのではないか、と想像してしまう。
(ここではトランスした「女(=元男)」性ではなく、
ふつーに「男」に生まれ、「男」で育ち、「男」を生きている、
男アイデンティティによる自我を確立しているヒトを指しておく)

妊娠・出産のハナシを想像してみると、
痛そうだし、場合によっては命の危険すら伴う事態だし、
おまけに仕事上のキャリアにはマイナスばかりだし、と
なぜか負の要素ばかりが言われそうな感じ。
子育てだけを切り離して考えてみれば、楽しそうだ、などの
プラスの要素がかなりたくさんいろいろと出てくるだろうけれども、
妊娠・出産は無理だよなー、というのが
大方の「男」性の本音だろう。


それはともかく。

今回の件でいけば、そのあたりは自己決定の範疇だとしか考えられないし、
別に他人にとやかく言われるようなもんでもないと思う。
アメリカ合州国はああいう国だから、
キリスト教的にどうのこうの、といったあたりを含めて
軋轢なども半端なくすごーくいろいろとありそうだけれども。


それと、個人的には、別のところでこの人とは意見を異にするんだけどな。※


※:ニンゲン、こんだけ多いんだから、人口を増やすだけの人工授精よりも、幸せから取り残されている子どもから養子として育てることを選択しても良かったんじゃね? という意味で。環境面から言えば、ニンゲンが増えることは好ましくないし、人工授精に使う技術や資金は環境配慮に使え、とまで思うくらいですから、自分。

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登録日:2008年 04月 05日 23:17:31

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◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
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