2008年 04月 21日
多様な選択肢がある、ということ
【4月16日 AFP】松下電器産業(Matsushita Electric Industrial)は14日、4万時間の連続使用が可能な、実用化レベルの家庭用燃料電池コージェネレーション(熱電併給)システムを開発したことを発表した。世界最高の発電効率を実現。耐用年は10年以上が想定されている。6月から生産を開始する。(c)AFP
正直、10年はちょっと短いかなーとも思ったりするが。
まあ、今の家電の想定耐用年数がそのくらいだから、
家電の延長で考えればそのあたりが妥当なのかもしれないけれども。
と、いっても、コージェネレーション(コ・ジェネレーションとも言う、略してコ・ジェネ)は、
別に家電ではなく。
家庭で発電するときに、その廃熱をさまざまに利用していく、という
エネルギー効率をアップさせる仕組みであったりする。
詳しい仕組みをよく知りたい方は、環境gooの用語集あたりが便利。
→環境goo 用語 「コージェネレーション Co-Generation」
自分が大阪を離れる2000年頃に、大阪ガスが、
ニホン初の家庭用コ・ジェネの製品化を、とかってやっていたけれども、
今では大阪ガス、東京ガス以外に家電メーカーまで参入とは。
時代も進んだものだな、と、しみじみ。
この松下のものについては、
日経エコロジー(日経BP経由)でも取り上げられていた。
04月21日 松下電器、発電効率と耐久性高めた家庭用燃料電池コジェネシステムを開発
また、企業サイトの告知はこちら。
松下電器産業 プレスリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080414-1/jn080414-1.html?ref=news
14日に、大掛かりな記者会見・プレス発表を行ったっぽい。
◆ ◆ ◆
実はコ・ジェネ、現時点ではまだそれほど浸透度が高くない(、と思う)。
たぶん、エコアイスやオール電化などよりもマイナーだろう。
エコ関係の記事でも、普及率で電力会社に水をあけられているだとか、
その手の話をいくつか見たことがある。
元々、コ・ジェネは家庭用というよりも業務用など
大規模なものに向いている技術であったということもあり、
家庭用の製品開発がかなり遅れた。
が、一番大きい要因は、やはり
広告の上手さでは電力会社の方が上だった、
というところじゃなかろうかと踏んでいる。
確かに、発電のために熱エネルギーを使うという点については
火力や原子力の発電と同じである。
だが、それを小さく、コンパクトに、各家庭で行うことで、
家庭のような小さい規模であれば、
発電の際に生じた廃熱を給湯や冷暖房のエネルギーとしても利用して、と
熱エネルギーを2度、3度と転用していくことが可能になる。
大規模発電所で、発電だけして後は捨てられている廃熱のエネルギーや
(温暖化対策云々の宣伝に言われている原発でも、廃熱は捨てられている。
でっけー矛盾だよな) ※
送電によるエネルギーロスを考えると、
コ・ジェネの考え方はそれほど難しいものでもないし、
環境配慮面からしたらかなり理に適っている。
逆に考えれば、
こんな簡単な発想が、どうしてそれに見合った広がりを持たないのか、
ということが不思議に思えてくるような。
◆ ◆ ◆
ともあれ。
エネルギーを作ったり使ったりといった分野において選択肢が増えることは、
暮らしの中でエネルギーをどう有効活用していくか(含む省エネ)、というような
現実的な面から見ても意味があるものだと思う。
たとえば、新築や増改築を考えているような人には、特に有効な情報だろう。
それに、コ・ジェネに限らないけれども、
複数の選択肢があること、
それらをよく調べて、厳選して使っていくこと、
そうした努力を手を抜かないできちっと行っていくことは、
それが何の問題にせよ、問題解決における基本だろうと思うし。
※:原発で二酸化炭素排出削減を、ということを言うヒトから、原発から出る廃熱を直接利用しようとかなんとかいうような話を聞いたためしがないんだが。それをやるとなると、原発はやはりもっと都市部にないといけないんだけれども。それともやはり、放射能汚染が怖いんですかね?
.
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登録日:2008年 04月 21日 23:45:18
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