2008年 09月

虹の記録 08、初夏~7月いっぱいまで

アングリカン・コミュニオンの「ランベス会議」開幕、女性や同性愛者めぐり議論

【7月17日 AFP】英南東部カンタベリー(Canterbury)で16日、世界各国の英国国教会系の主教が一堂に会するランベス会議(Lambeth Conference)が開幕した。
≫続きを読む…
(c)AFP/Shaun Curry

AFPBB News


暫く放置していたこのテーマ、取り急ぎ溜まっている写真を消化。
長くなるので、今日は7月末まで。
(尚、過去の関連記事は末尾に列記)


表題写真は、
宗教者たちが性的少数者にどう向き合うか、
社会的に周辺に追いやられている人をどう位置づけるかについて
話し合っているというもの。
米ニューハンプシャーには同性愛者の主教がいることや、
信仰の中で女性を「周辺」として留めておくことをよしとするか否かを
真剣に話し合っていることなどは、
記憶に留めておこうと思う。

では、以下、世界の夏の動きを、サクッと。

◆ ◆ ◆

05月27日 ドイツ、ベルリン
ナチスに迫害された同性愛者の慰霊碑、ベルリンで公開
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2397594/2972349

>1933-45年のナチス(Nazi)政権時代、同性愛者数千人が拷問され殺害されたといわれる

かの悪名高き「ピンク・トライアングル」を、誇りにかえて。


◆ ◆ ◆

2008.05.31ラトビア
ラトビアでゲイパレード、ほのぼの賛成派に過激な反対派

笑顔に溢れてピースフルなパレードをする人びと 
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2399011/2983783

殺しも厭わないとアピールする荒んだ方々
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2399011/2983871


◆ ◆ ◆

06月01日 ロシア、モスクワ
禁止令を無視しゲイパレード、36人拘束 モスクワ
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2399208/2986969

まだまだ犯罪視するヒトが多くて、逆風の強いロシア。
まけるな。


◆ ◆ ◆

06月04日 ブラジル、サンパウロ
同性愛を公言の軍兵士、テレビ出演中に逮捕 ブラジル
 http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2400950/3001264

恐らくロシアなんかよりかはずっと性的少数者に寛容だとは思っていたんだが、
やはり反動もある模様。
ちなみに、逮捕は同性愛を理由にするものではなく、無断離隊によるもの。


◆ ◆ ◆

06月07日 イタリア、ローマ
同性愛者の祭典「ゲイ・プライド」、ローマで開催
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2402657/3008798

アップの写真が多かったので、あえてモブのほうで。


◆ ◆ ◆

06月08日 米国、ロサンゼルス
歌手オリビア・ニュートン・ジョン、LAのゲイ・プライド・パレードに登場
 http://www.afpbb.com/article/entertainment/music/2403227/3016675

有名人来たよ、のハナシ。


◆ ◆ ◆

06月11日 米国
レインボーフラッグ誕生30年、ウオッカ「アブソルート」から虹ボトル登場
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2403579/3021686

おお、これはなんとも粋な。


◆ ◆ ◆

06月16日 米国、ロサンゼルス
米カリフォルニア州で同性婚解禁
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2406548/3040166

そんなに国家に認められたいのはどうしてなのか、
その心情は理解できないが、
かといって反対したいとは思わない。
好きにしなはれ~。

(同類)
06月16日 米国、サンフランシスコ
米加州で同性婚解禁、女性カップルが初の挙式
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2406755/3046595

06月17日 米国、ロサンゼルス
同性婚解禁、初日だけで数百組が婚姻届提出 米加州
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2407260/3050341
このビアンカップル(バイかもしれないけれども)はほほえましくて、良い。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2407260/3050358
聖歌隊?


◆ ◆ ◆

06月28日 ポルトガル、リスボン
リスボンでゲイ・プライド・パレード
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2407260/3050358
こんなカップルもいれば、
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2411748/3086155
こんなカップルも。


◆ ◆ ◆

06月28日 エルサルバドル、サンサルバドル
サンサルバドルでゲイ・プライド・パレード
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2411822/3086929

この写真以外は、みんなドラァグ・クイーンのオネェさま方ばかり。
カメラマンの姿勢がにじみ出ているのか、
それともデスクには全体が見えていないのか?


◆ ◆ ◆

06月28日 ドイツ、ベルリン
同性愛者パレードCSDが30周年 ベルリン
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2411817/3085657

このオネェさま、迫力。


◆ ◆ ◆

06月29日 コロンビア、ボゴタ
「ゲイ・プライド・パレード」、コロンビア首都でも艶やかに
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2412638/3090959

このローアングルは、アリかナシか?


◆ ◆ ◆

07月06日 スペイン、マドリード
スペインでゲイ・プライド・パレード、先導は平等相
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2414472/3105293

平等相という役職があることに驚き。
んでもって、この人数は圧倒!


◆ ◆ ◆

07月06日 ドイツ、ケルン
独ケルンで「ゲイ・プライド・パレード」、同性愛者への差別に抗議
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2415051/3106480

この乳はナシだと思うが、まあ年に一度のお祭りのシャレとして。

本文テキストがお堅いのに、
写真はステレオタイプなドラァグのおねぇさまやマッチョばかり。
そこそこ普通の人もいるはずなのにねぇ。


◆ ◆ ◆

07月12日 オーストリア、ウィーン
ウィーン恒例のレインボー・パレード、参加者12万人
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2417331/3122368

ボディ・ペインティングぅ~
他の写真もヌード率高め。


◆ ◆ ◆

07月12日 フランス、ニース
ニースで「ピンク・パレード」開催、同性愛者ら大行進
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2418237/3122607

これも、もうちょい全体像が分かる写真が欲しい……


◆ ◆ ◆

時間と体力の限界ゆえ、今日はこれにて。続きは、また今度。


※:過去記事など。
2006年
07月07日 http://www.actiblog.com/yamaneko/9797
       http://www.actiblog.com/yamaneko/9802
07月30日 http://www.actiblog.com/yamaneko/11782
08月07日 http://www.actiblog.com/yamaneko/12544
08月21日 http://www.actiblog.com/yamaneko/13658
09月17日 http://www.actiblog.com/yamaneko/15665
11月11日 http://www.actiblog.com/yamaneko/20065
12月23日 http://www.actiblog.com/yamaneko/23859

2007年
03月14日 http://www.actiblog.com/yamaneko/31487
05月31日 http://www.actiblog.com/yamaneko/36518
07月04日 http://www.actiblog.com/yamaneko/38881
07月07日 http://www.actiblog.com/yamaneko/39030
08月19日 http://www.actiblog.com/yamaneko/42145
09月30日 http://www.actiblog.com/yamaneko/45415
11月30日 http://www.actiblog.com/yamaneko/49717

2008年
01月31日 http://www.actiblog.com/yamaneko/52440
03月04日 http://www.actiblog.com/yamaneko/53792
04月05日 http://www.actiblog.com/yamaneko/55294
05月29日 http://www.actiblog.com/yamaneko/57954

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登録日:2008年 09月 28日 23:55:33

今月のお気に入り

ヘロイン中毒のゾウ、3年間のリハビリで回復

【9月8日 AFP】密輸業者によってヘロイン入りのバナナを与えられていた4歳のアジアゾウが、中国南部の海南島(Hainan)で3年のリハビリを受け、麻薬中毒を克服した。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


写真としてもいいし、内容も嬉しい話だったので。

環境ニュースクリップ・ブログ(はてな)の方でも1行感想程度で取り上げた話だが、
このゾウのリハビリの為にがんばってくださった現地の方々の努力には、
本当に頭が下がる。
感謝の念が、自然と涌いてきて涌いてきて、仕方がない。
ありがたや。

とはいえ、今頃気づいたのだが、
まさかこれって氷山の一角ってことはないのかな、と。
他にも、苦しんでいるゾウがいるのだとしたら、それは……(泪


どうか、そういう話にはなりませんように。


【ついでのお知らせ】

いちいち言うことではないかもしれないが、
スパムコメントやスパムトラックバックは気づき次第削除している。
先ほども2件ほど。

あと、文字化けで、スパムかどうかわからなかったコメントがあったが、
すまんが併せて削除したので、
カキコされた方(姫さん)、もしもお目を通されていたら、
文字化けしていない書き込みをぜひ、再度お願い申し上げる。


それと、ついでのついで。
はてなのニュースクリップは2つあるので、念のため。
 カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
 このメモは猫のヒゲ
気が向きましたら、こちらActiblogと併せて、ごひいきに。


と、いうことで、本日はこれにて。

.

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登録日:2008年 09月 27日 23:07:10

バイオキャパシティと森林破壊

23日に地球エコロジー的「赤字」に突入、環境保護団体

【9月23日 AFP】複数の環境保護団体は、23日を「アース・オーバーシュート・デー(Earth Overshoot Day)」として、地球エコロジーに関する啓発活動を展開する。
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(c)AFP

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写真はパプアニューギニアの森林伐採の現場を空撮したもの。

ここで採れた木材は、このニホンでも
コンクリート型枠の一部や、その他にも紙(ダンボール紙など)
になっていると聞く。

このあたりのことは、パプアニューギニアとソロモン諸島の森を守る会さんの
 (会のサイトはこちら→http://png.blog.ocn.ne.jp/blog/)
お話や、
あと 会のメンバー清水靖子さんの著書
 『日本が消したパプアニューギニアの森』(1994年 明石書店)などに
詳しい。

この地で熱帯林・原生林破壊が表面化したのが90年代の前半だから、
(清水さんの著書が1994年発行だ)
もう15年くらいになる。
その後、漠然とではあるものの継続してこの情報を見ている立場で言えば、
この地域において森林環境に対して何かが好転したという話は聞かない。
し、
この写真の撮影が今年6月のものであるということは、
パプアニューギニアの森林の搾取、原生林の破壊は
相変わらず進んでいると見て差し障りはないと思う。

本当に、暗澹たる気分。


◆ ◆ ◆

さて、そういった補足とは別に、
テキストで取り上げている「バイオキャパシティ」の概念は強く同意。

とりわけ、
>前回エコロジー的な収支のバランスが1年を通して健全に保たれた年は1985年で、このときの世界人口は約48億人だった。

の部分。
まだ、ブルーハーツが現役で、「48億の個人的な憂鬱」とタテノリしていた頃
が最後とは、驚いた。
ヒロトは、今も相変わらず若々しい歌を歌っているけれども。

それはさておき。

「エコロジー的借金」「エコロジー的収支バランス」からいくと、
地球上のニンゲンの数は少ないに越したことはないし、
途上国の援助を考えるのであれば、森林伐採用の道路をつけたり
原生林を破壊するダム建設にODAをばら撒くよりも
アジア・アフリカの人口爆発を抱えている途上国に対して
バースコントロールに関する支援を充実させた方が
ずっといい(ということになる)。

ニホンの少子化にしてみても、
経済的な観点や国家的にはいろいろとマズイんだろうが、
環境面から言えば、
エネルギー消費大国のニンゲンが増えないわけだから、
その分、環境負荷を与えずに済んでいるのだとも言える。

もっともこれ、今までも
小さいながらも散々言われていたことではあるのだが。

もしもジンルイがこれ以上生き延びることを考えるのであれば、
そして資源を使い果たすことなく暮らし続けることを考えるのであれば、
その辺りの視点はぶれずに持ち続けないと、
本当にまずいと思う。


◆ ◆ ◆

バイオキャパシティ、エコロジー的収支バランスには
人口という数の問題だけではなく質の問題も当然関わってくる。
ここで数字が挙がっているアメリカをはじめ、
資源の浪費ということでいえば
我がニホンも非難を受ける側に立つことは間違いない。
人口問題はもとより、生活の質の問題もまた、
環境負荷を考え、それを減らし、是正していくためには欠かせない
対象だ。

その意味では、
アメリカ合州国やカナダなど、例示されている国については、
順位やそのボリュームなどもあわせて、
もっときちんと紹介されていてほしかった。
(ニホンが分からない、ということも個人的にはあるけれども)


と同時に、個人的には、
温室効果ガス排出量以外の要素による環境負荷が
どの程度反映されているのかを見てみたいと思う。
(これに参画している環境NGOの力関係が反映されているのかもしれない、と
チラリと思いつつ)

>人口過密と過食が漁業資源の崩壊、森林破壊、土壌流出を招き、気候変動による干ばつ・洪水が水資源や農業を圧迫しているとの考えから、「アース・オーバーシュート・デー」を設定した

とあるように。

こうしたデータを見ると
すぐに温暖化問題で全てを解釈したがる人が出てくるが、
温暖化だけがいわゆる「環境問題」の全てではない
ということが、もうちょっとだけ広く共有される方が
問題の解決のためには好ましいのではないだろうか、と。

その意味では、ここでこの原生林破壊の写真を使ったのは
とても興味深いし、ある意味適切な判断に基づいているものと思われる。

.

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登録日:2008年 09月 23日 23:18:21

カメの話題

【動画】後ろ足が不自由なカメ、専用の車いすで元気に散歩

【9月17日 AFP】エルサレム(Jerusalem)の動物園には、両方の後ろ足が不自由なカメのアラバ(Arava)がいる。しかし最近、アラバのために金属の板に2個の車輪を付けた専用の車いすが作られた。アラバはこの車いすで元気に動き、今では交尾も可能だという。(c)AFP

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気に入った動画を発見したので、思わずエントリに。

後ろ足が不自由なリクガメが、獣医師の作った「車椅子」 で
他のカメ並に行動の自由を拡大したという。
固定バンドの色(なんで青なんだろう?)がセンスがないよな
と思った以外は、
獣医師の努力には大いなる拍手を贈りたい。パチパチパチ。


この件、先月も静止画というか写真記事で上がっていたが、
そっちでは交尾しようとすると怖気づいて雄が逃げる云々
のハナシでまとめていた。

今回は逆に、嫌な仲間を避けるのにいいという結びだったんだが、
(動画もそれに合わせた絵が流れていた)
状況が逆転したんだろうか。

取材日が違ったんだろうが、その間に
アラバの身に一体 何があったのか。
微妙に気になる。


【ついでのお知らせ】

こちらActiblogのエントリ更新はちょっと滞りがちですが、
淡々とニュースクリップをしていくサイトの方(はてなダイアリー)は
比較的更新頻度が高めです。
 環境関連ニュースは、
 カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
で、そこから漏れる内容のものは、
 このメモは猫のヒゲ
の方で、それぞれまとめています。
かなーり仕事が忙しかったり私生活に余裕ゼロだったりしても、
更新しています。
また、AFPBBの記事でも、
1行感想程度のものは、このはてなの方に振っています。

Actiblogのこちらもなるべく間をあけないように、とは常々考えているのですが、
こちらであまり音沙汰ないという場合は、
はてなの方も覗いてみてやってください。

.

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登録日:2008年 09月 18日 23:36:18

発見と言われましても……

希少種ボルネオウンピョウ、新たに発見

【8月22日 AFP】インドネシア・ボルネオ(Borneo)島の奥地で、希少な「ボルネオウンピョウ(Bornean Clouded Leopard)」の個体群が新たに発見された。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


先月の写真だが、気になったので短くツッコミ。

このAFPの報道からキーになる単語をサクッと取り出すと、
ボルネオウンピョウの個体群が「新たに」「発見」された、ということなんだが、
要は写真に捉えることのできた「雄2頭」のみを指してのことなのだろうか、
これは。 ※1


現地、ボルネオ島は森林破壊の進行が著しく、
そこで伐られた木材のうち結構なボリュームがニホンにやってきていて
建材や内装材などになっていたりする。

そうした現地の森林環境の悪化ということを踏まえた場合、
(もちろん、ニホン社会の問題も見ていかないといけないのだが) ※2
ここで注意すべきなのは
ほとんど絶滅に瀕していたウンピョウを久々に写真に捉えることができた、
という方ではないかと思う。
むしろ、森林破壊が進んだことで発見されやすくなった、という可能性も
否定しきれない。
てか、そう考える方がむしろ無理がない。

現に、この地では、同じく森の住人である霊長類・オランウータンの
絶滅の危機がさらに酷くなっているという話すら、
今年に入って何度も取りざたされているわけだし。


この写真が貴重なのは、数が減りすぎていて
まさか写真に納まるとは思ってもみなかった写真が撮れたことへの驚き
の方ではないかと思う。

森林環境がまだある程度高い自然度で保たれていれば
ボルネオウンピョウとニンゲンとの邂逅は避けられ
このような写真は望めなかったのかもしれない、
というような例ではないのか。
かなり甘く考えたとしても、数が増えたから発見できた、写真が撮れた、
というものではないだろう。
それが、「新しい個体群を発見」だとかそういうポジティブなだけのメッセージで
簡単に終わってしまうのはどうだろうか。

もうちょっと、そのあたりの事に読み手が気づくことのできるような
フックというか視点の提示が
この記事の中に欲しかったな、と思わずにはいられない。


※1:ちなみに、世界中の大型ネコ属、野生ネコの仲間は、いずれも、程度の差こそあれ絶滅の危機に瀕しているとされる。

※2:たとえばスクラップ&ビルドを是とするような建築ワッショイ的な意識だとか、安ければ海外の原生林からやってきた木だろうがガンガン使うぜというような原材料経費削減至上主義だとか、だって伐ったのはボクじゃないから知らないもんねそれは持って来たアイツラに文句を言ってよ系の自分は悪くない的発想だとか、そういう、ニホン的な社会構造など。
.

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登録日:2008年 09月 15日 21:08:09

原因のすりかえ

遺伝子組み換え作物への反対活動がアフリカを苦況に、英科学者が指摘

【9月10日 AFP】西側諸国の反GM(遺伝子組み換え)ロビー団体は、アフリカでの収量アップにつながる可能性がある現代農法の開発を妨げようとしている。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


ゆっくりエントリを練る時間があまりないので、
とりあえず問題点だけ軽く指摘。


◆ ◆ ◆

まずは、
世界の貧困、飢餓の問題を少しでもきちんと調べたことがあるならば
知っているはずの、
  アフリカの最貧国をはじめ地球上の多くの人々が飢えているのは、
  決して「食物が足りないから」ではない
ということが、
これ、すっぽり抜け落ちている。

たとえ食べるものがあったとしても、
それを買う金がないということ。
あるいは、
それを運ぶ輸送手段がないということ
(インフラ整備の問題や輸送にかかる経費が高すぎるということ等)。
はたまた、金持ちが買い占めて、実質的に
貧しい人びとの口には届かないような仕組みを構築してしまっている
ということ。

こちらの話は非常に極端に聞こえるかもしれないけれども
 09月08日 AFPBB
 気候変動対策として「肉食はひかえるべき」、IPCC議長
ここで指摘されているように、
人がそのまま食べられる・食べればいい穀類などを
わざわざ牛や豚に食わせることを優先させる、といった仕組みがあることも
忘れてはならないだろう。

世界規模で見れば、(とりあえずはまだ、これ以上人口が増えなければ)
食べるものだけは、辛うじて、ある。
問題は、それが公平に分配されるシステムがない、構築できない、
ということにこそあるわけだ。


GM(遺伝子組み換え技術)のすすめる農業のような
大規模・モノカルチャーだと、逆にこの不平等の動きを
拡大しないとも限らない。
現に、
「手元に食物がない」「それを運ぶ輸送手段がない(高くて使えない)」と
いったあたりのことは、
大規模農業とカードの裏表のような関係だ。
たとえば
輸出用作物で土地を使い切っているから自分の口に入れる作物を作れない、
というような構造があることは、忘れてはいけない事実だ。

飢える人がいるということは
物理的に食べるものがない、ということと
簡単にイコールで結べるような話ではないのだ。


◆ ◆ ◆

それにしてもほんま この学者さん、本当に
世界の貧困の問題をきちんと考えたことがあるんやろか?
てか、
GM(遺伝子組み換え技術)を使いたいがために
口実として「食にも事欠くアフリカの貧しい人びと」を
引き合いにしているんじゃなかろうか。

GM反対派が推進している(とみなしている)有機農法を貶めることには
熱心なようだけれども。


そうした、有機農法の推進といったムーブメントと
アフリカ諸国の貧困への対策とが
大きな流れとしてガッチリリンクしているという話は
あまり聞かないよなあ。
雀の涙ほどのNGOレベルでちまちま有機農法をやってる、
という例なら幾つか知っているが。
それは別に環境保護や反GMという観点ではなく
あくまでもその地域の経済的自立という視点からのプロジェクトだから
(むしろ開発教育とか、そういうジャンル)
ここでそうした主体を「環境派」と言い切ってしまうのは事実ではないし、
知っていて言っているのだとしたら
かなりのミスリードを狙ってのことか、と勘ぐりたくなるよなあ。


それと
環境保護活動が反科学的・反テクノロジーであるといったレッテルを貼るのも、
ステレオタイプすぎ。
科学的見地に基づいてその道を選択した環境保護活動のヒトビトは
山ほどいることだし、
そうした人からの科学的な反論は
このGMの問題に対しても
たくさん出されているんだが、そちらはスルーなんだろうか。
スルーなんだろうな。


◆ ◆ ◆

ともあれ。
少なくとも、この反論を見る限りでは、
この学者さん、本気でアフリカの飢餓をどうこうしようという気は
あまりないと見た。
てか、そうとしか見えない。

てか、
この学者さん、GM業界から どの程度銭貰っとるんだ? という疑問すら
涌いてくる。
AFPもそこんとこ 裏を取るような取材をすればよかったのに。

.

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登録日:2008年 09月 13日 23:25:30

よい旅を。

英探検家がカヤックで北極点に向け出発、温暖化に警鐘

【9月3日 AFP】英国人探検家のルイス・ゴードン・パフ(Lewis Gordon Pugh)さんが8月31日、北極点までカヤックでの到達を目指す遠征に出発した。地球温暖化の影響により北極圏で氷床が急速に溶けつつある事実を、世界に注目させるための冒険だという。

 パフ氏はブログに30日、次のようなメッセージを投稿している。「(北極圏の環境)変化の速度は、これまで示されてきたほぼすべての予測をも明らかに上回っている。この変化は気候変動や気候変動対策に非常に大きな影響をもたらすものだ。今回の遠征で、北極圏で起きている現実を、世界の指導者たちにはっきりと認識してもらいたい」(c)AFP

AFPBB News


ちょっと前のエントリ(我、櫂より氷を欲す)の続報として。

うわ。ホンマに「ふつーの」シー・カヤックで漕ぎ出した、わけだ。
オカパドラーとしては、カヤックのメーカーが微妙に気になりつつも、※
ともあれ、無事で帰ってくることを祈る。

前述の話題の通り、
(http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2418563/3132350)
ゴードンさんは決してこの冒険が「成功」することを望んではいない、というのが
ミソ。
もしも目的どおり、本当に北極点にシー・カヤックで辿り着けてしまったとしたら、
それは地球環境的にはとんでもないこと、なのだから。
失敗して、けれども命には別状なくて、という、
どうかよい旅となりますように。


※:夜間とか、どうやってやり過ごすんだろう? 隣のカヤックは誰やねん? 伴走船の性能も気になる……などなど、ツッコミしだすときりがないのだけれども。

.

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登録日:2008年 09月 04日 00:07:46

海流の異変、大量の迷子

【動画】1000羽以上の迷子ペンギン、ブラジル海岸に漂着

【9月1日 AFP】ブラジルの海岸には、この6月末から多くのペンギンが漂着している。地球温暖化で暖流の流れが変わったため、通常の目的地から1600キロも外れた場所へ迷い込んでしまったのだ。(c)AFP


<AFP動画ニュース一覧へ>

AFPBB News


動画のラスト、瞳を閉じるペンギンの表情がいい。
どうか無事で、生き延びて欲しいと思う。

最近のAFPの報道の中ではいい掘り下げ方をしている事例。
詳しくは動画を見ていただきたいのだが、
(訳文に「消防士」とあったが、ライフセイバーのような気がする、それはさておき)
海流が変わった影響で
1000羽を越えるマゼランペンギンが
迷子としてブラジルの海岸に打ち上げられており、
その保護と回復に現地のいろいろな人びとが尽力をしている、というもの。

チリやアルゼンチン南部に行くはずのマゼランペンギンたちが
ブラジルにいる、というところ、驚くしかない。
本来の目的地から1600キロも北上している、というのだから、
当人(ヒトじゃないけど)たちの混乱は大変なことだろう。

個人的には、
具体的な保護の仕方が動画で見られるのは、興味深い。
抱きかかえ方、餌の与え方(スポイトを使うんかー)、
体を温めたほうがいいということ、なども。

ただし、これだけ力を尽くしても、
ペンギンたちの生存率は決して高くなく、半数近くが助からないという。
話の中で、若い個体が多いということが出ていたが、
そこから類推すると、経験のなさ・浅さによる危機回避能力の低さも
迷子を悪化させている要因となっているのかもしれない。


海流が変わった原因として指摘されているのが例によって温暖化だが、
そうではないという見方もあるとしている。

が、いずれにせよ、
マゼランペンギンという種全体の保全を考えれば、
海流の変化が人為であろうとなかろうと、こうした保護に取り組む意義は
計り知れないほど大きい。

回復後は保護された地域から南に3000キロ離れた
本来の生息地の近くへと放す予定という。
その数がどうか1羽でも多いことを、祈らずにはいられない。
強く、つよく。

.

カテゴリー[ 種の多様性 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 09月 03日 23:26:16

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プロフィール
山猫通信社 篠宮
山猫通信社
カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
このメモは猫のヒゲ
◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
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