2008年 09月 23日
バイオキャパシティと森林破壊
【9月23日 AFP】複数の環境保護団体は、23日を「アース・オーバーシュート・デー(Earth Overshoot Day)」として、地球エコロジーに関する啓発活動を展開する。
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(c)AFP
写真はパプアニューギニアの森林伐採の現場を空撮したもの。
ここで採れた木材は、このニホンでも
コンクリート型枠の一部や、その他にも紙(ダンボール紙など)
になっていると聞く。
このあたりのことは、パプアニューギニアとソロモン諸島の森を守る会さんの
(会のサイトはこちら→http://png.blog.ocn.ne.jp/blog/)
お話や、
あと 会のメンバー清水靖子さんの著書
『日本が消したパプアニューギニアの森』(1994年 明石書店)などに
詳しい。
この地で熱帯林・原生林破壊が表面化したのが90年代の前半だから、
(清水さんの著書が1994年発行だ)
もう15年くらいになる。
その後、漠然とではあるものの継続してこの情報を見ている立場で言えば、
この地域において森林環境に対して何かが好転したという話は聞かない。
し、
この写真の撮影が今年6月のものであるということは、
パプアニューギニアの森林の搾取、原生林の破壊は
相変わらず進んでいると見て差し障りはないと思う。
本当に、暗澹たる気分。
◆ ◆ ◆
さて、そういった補足とは別に、
テキストで取り上げている「バイオキャパシティ」の概念は強く同意。
とりわけ、
>前回エコロジー的な収支のバランスが1年を通して健全に保たれた年は1985年で、このときの世界人口は約48億人だった。
の部分。
まだ、ブルーハーツが現役で、「48億の個人的な憂鬱」とタテノリしていた頃
が最後とは、驚いた。
ヒロトは、今も相変わらず若々しい歌を歌っているけれども。
それはさておき。
「エコロジー的借金」「エコロジー的収支バランス」からいくと、
地球上のニンゲンの数は少ないに越したことはないし、
途上国の援助を考えるのであれば、森林伐採用の道路をつけたり
原生林を破壊するダム建設にODAをばら撒くよりも
アジア・アフリカの人口爆発を抱えている途上国に対して
バースコントロールに関する支援を充実させた方が
ずっといい(ということになる)。
ニホンの少子化にしてみても、
経済的な観点や国家的にはいろいろとマズイんだろうが、
環境面から言えば、
エネルギー消費大国のニンゲンが増えないわけだから、
その分、環境負荷を与えずに済んでいるのだとも言える。
もっともこれ、今までも
小さいながらも散々言われていたことではあるのだが。
もしもジンルイがこれ以上生き延びることを考えるのであれば、
そして資源を使い果たすことなく暮らし続けることを考えるのであれば、
その辺りの視点はぶれずに持ち続けないと、
本当にまずいと思う。
◆ ◆ ◆
バイオキャパシティ、エコロジー的収支バランスには
人口という数の問題だけではなく質の問題も当然関わってくる。
ここで数字が挙がっているアメリカをはじめ、
資源の浪費ということでいえば
我がニホンも非難を受ける側に立つことは間違いない。
人口問題はもとより、生活の質の問題もまた、
環境負荷を考え、それを減らし、是正していくためには欠かせない
対象だ。
その意味では、
アメリカ合州国やカナダなど、例示されている国については、
順位やそのボリュームなどもあわせて、
もっときちんと紹介されていてほしかった。
(ニホンが分からない、ということも個人的にはあるけれども)
と同時に、個人的には、
温室効果ガス排出量以外の要素による環境負荷が
どの程度反映されているのかを見てみたいと思う。
(これに参画している環境NGOの力関係が反映されているのかもしれない、と
チラリと思いつつ)
>人口過密と過食が漁業資源の崩壊、森林破壊、土壌流出を招き、気候変動による干ばつ・洪水が水資源や農業を圧迫しているとの考えから、「アース・オーバーシュート・デー」を設定した
とあるように。
こうしたデータを見ると
すぐに温暖化問題で全てを解釈したがる人が出てくるが、
温暖化だけがいわゆる「環境問題」の全てではない
ということが、もうちょっとだけ広く共有される方が
問題の解決のためには好ましいのではないだろうか、と。
その意味では、ここでこの原生林破壊の写真を使ったのは
とても興味深いし、ある意味適切な判断に基づいているものと思われる。
.
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登録日:2008年 09月 23日 23:18:21
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