2008年 10月 09日

水には弱い、ヒナペンギン(+空を飛んだペンギンたちの話)

気温2度上昇で、南極のペンギンが半数以上死滅 WWF

【10月9日 AFP】世界自然保護基金(World Wildlife FundWWF)は8日、地球の平均気温が2度以上上昇すると、南極の主なペンギンの50-75%が死滅する可能性があるとの報告書を発表した。
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(c)AFP

AFPBB News


ペンギンの話が続いてスマン。
(「カメ」改め「鳥から学ぶ……」とはしないつもりで)


◆ ◆ ◆

このニュースの元情報が既に日本のWWFのサイトにも出ているので、
そっちをチラリと紹介しながら。
 →10月09日 気温2度でも高すぎる! 南極のペンギンの危機

こちらでは、
オキアミの減少のほかにどういう影響があるのか、
温暖化をシミュレーションしたものを生物学的見地から
詳しく紹介している。

以下、引用は全てこのWWFの情報に基づくもの。


◆ ◆ ◆ 

元となった研究は、
南極半島西部のペンギン類のコロニー(集団繁殖地)での調査が
中心とのこと。
南極大陸本体と違い、
海洋部に飛び出した半島部分は
とりわけ温暖化の影響が大きいとされており、
既に現時点で平均気温の上昇などの変化が出てきているという。

そうした気候変動に伴う変化、影響には、
たとえ降雪・降雨のサイクルを狂わせることも含まれる。
そのため、
>季節はずれの嵐は、海辺に作られたペンギンの巣と卵をびしょぬれにし、親鳥たちに巣作りを諦めさせてしまいます。また、夏の雨の増加が、生まれたヒナを脅かしています。ヒナをくるんでいる羽毛は、雪ははじいてくれますが、水をはじくことはできないため、雨で身体が冷え、ヒナは死んでしまうのです。


温暖化だから、もちろん、雪や氷が減ってしまうことも大問題。

>陸から続く氷が減少すると、親鳥たちは食物のオキアミなどをとりにゆく際に、氷をつたって沖合いへ行くことが難しくなります。また、温度変化はオキアミの発生量にも影響を及ぼすと見られています。

餌を獲りに行くことができない、それどころか
餌(オキアミ)の減少が言われている
(オキアミの減少については
他の科学者たちから別の話で出てきたのを聞いた記憶がある)、
んでもって営巣できないとは、トリプルパンチもいいところ。


WWFお得意の危機感を煽りまくりの文章は正直言って萎えるが、
内容的には概ね妥当な記述と思うので、
とりあえずは温室効果ガスを出さない方法を考えることしかない、と。
今週の別エントリでも取り上げた通り、
種の絶滅に関しては、
 明日のペンギンは明後日のわが身、
ともなりかねないのだし。
(→10月07日 誰が「それ」を望んでいるというのだろう)


◆ ◆ ◆

そうはいっても、

>南極半島に生息するペンギンたちを、どうすれば救えるのか。そのために南極で出来ることは、ほとんどありません。必要なことは、世界が一つになって、実質的に温室効果ガスの排出を削減することです。

と、「どないせいっちゅーねん!」とツッコミたくなる
具体性に欠ける提案にはトホホだが、
実際問題、それがほとんど事実というだから仕方が無い。
そうはいっても、
もうちょいモチベーションの上がる提案というか書き方をすればいいのに、
とも思ったり。


◆ ◆ ◆

以下、おまけ。

ブラジルのペンギンたちの続報が、
ナショナル ジオグラフィック日本語サイトのニュース欄で
写真入りで紹介されていた。

10月08日 ナショナル ジオグラフィック
ペンギン400羽、故郷の海へ
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2008100904&ST=yahoo_headlines

軍用機で帰った370羽もとい399羽(ほんま、どっちなんやろ)の方で、
行進スタイルが面白い写真となっている。
胸張って、元気そうに歩いているので、
嬉しい、っちゃー嬉しいわな、やっぱ。


それにしても今週は、なぜかペンギンづいているよなあ。

.

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登録日:2008年 10月 09日 23:15:35

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◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
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