2008年 11月 22日

ただ商売がしたいだけ。

バイオ燃料の小型ジェット機、ブラジルの見本市に出品

【11月20日 AFP】ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)で開かれた国際バイオ燃料会議の会期中に、バイオエタノールを燃料とする小型ジェット機の見本市が開催された。ブラジルの航空機メーカー、エンブラエル(Embraer)が、混合燃料ではなくバイオエタノールだけで飛行可能な小型ジェット機を出品。ブラジルは、サトウキビを原料とするバイオエタノールの世界最大の輸出国で、米国に次ぐ世界第2の生産国だ。(c)AFP

AFPBB News


……なんだろうなあ、と。

まあこの場合、
バイオエタノールの使用云々以前に、
小型ジェット機以外でのエコロな移動手段を選択するとか、
ほかのやりようももうちょい検討したら? と提案をしておこう。


◆ ◆ ◆

に、してもまあ、
商売をするにあたって、エコとか二酸化炭素排出抑制とかって、
今、ものすごくモノゴトを動かしやすいキーワードだな、と。
ニホンに限らず、世界のあちらでも、こちらでも。

それが事実であるかどうかは置いといて、
耳に快いコトバとしてその手のことが聞こえてくればOK、
という場面も結構ありそうな。

そのもの(なりサービスなり)が
本当にエコなのか、あるいは二酸化炭素排出抑制につながっているのか、
そこのところを検証する前に思考停止している例も、多そうだ。


◆ ◆ ◆

さらに。
コトはバイオエタノールに限らないのだが、
温室効果ガス削減ということになると、途端に
代替エネルギー等の技術的な解決方法に走りがちなのも、
この問題をややこしくしている面があると思う。

んでもってその場合、
まず先に排出の抑制という方法、
つまり省エネに代表される、元々の温室効果ガスを出さないという部分が
すっ飛ばされることが多い。
どういう訳だか。

できることをやらずに怠惰な自分を甘やかしたまま
科学技術に解決を求めるとは、順番が逆だろう。

やれることやってから、それから
バイオなり何なり、技術的な解決策を進めればいい。

浪費は無視して需要を賄おうとは、ムシが良すぎることこの上ない。
あるいは、本質論から目を背けているに等しい。


◆ ◆ ◆

だいたい、バイオエタノールとなるのそのバイオマスの出所によっては、
エタノール化する段階で温室効果ガス出しまくりのものとか、
あるいはバイオの成長段階で別の環境破壊をしているとか、
はたまた食糧とかち合うがための競合だとか、
いろいろな問題が引き起こされているものも多い。
(このブログでも、ヤシアブラのプランテーションによる環境破壊など、
散々取り上げてきた通り)

昨日、hatenaの方(カメのてブログ)でもちらっと書いたんだが、
バイオマスによっては、わざわざエタノール化をしなくても
その形態のまま燃料として使う方が効率よくエネルギーを取り出せるものも
ある。

何でもかんでも「これが環境対策」「これで二酸化炭素を減らせる」
と言われて、
それをそのまんま鵜呑みにしてしまうのは、あまりにも間抜けだ。

こう言われて思考停止をすることなく、
もうちょっとだけ疑って、裏づけを取るなり調べるなりして、
それから判断をすることは、
別段そんなにおかしなことではない。

.

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登録日:2008年 11月 22日 23:17:18

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