所詮は経済記事

4年がかりの「洋上風力発電所」計画が進行中 - 英国

【ロンドン/英国 21日 AFP】南東部エセックス州(Essex)およびケント州(Kent)の沖合20キロ、テムズ(Thames)河口付近に、大規模洋上ウインドファーム(風力発電所)を建設する計画が進められている。London Arrayと呼ばれるこのウインドファームは、4年計画で風車271基が設置され、75万世帯分にあたる1000MWの発電を目指す。写真は、London Arrayウインドファームの周辺地図。(c)AFP/LONDON ARRAY




AFPBB News


20キロ先からの送電。送電ロスはどのくらい? 
※1・※2

この件、きちんと調べていないので、この情報のみで語るのは
やや勇み足になることを覚悟しつつ。
(その場合は素直に訂正記事を出すつもりで)

写真の説明の通りだとすれば「なんだかなぁ」というのが
正直な感想。

別に他国のことだからあまり口出しをすることでもないが、
そもそもエネルギーの一極集中、中央からの分配、という方式
そのものに構造的な限界があるからこそ、
環境悪化を招いている、という面があるわけで。
英国ではその辺り、どの程度認識があるんだろ。

エネルギーも地産池消が基準なり標準にならないことには、
何時まで経っても温室効果ガスの排出は減らないと思う。

自然エネルギーの良さは、
近場で、こじんまりと発電なり熱エネルギー利用なりが
できることと
比較的修理が安易なこと
(つまり施設や設備そのものがあまり危険ではない)、
といった辺りなのだが、
この情報から見る限り、
単に業界へでかい仕事を割り振っているようにしか見えない。


また、大型の風力発電の場合、
設置場所によっては渡り鳥を巻き込む被害、
いわゆる「バードストライク」の問題も指摘されている。
(大型の風力発電施設の全てではなくて、
あくまでも渡りのコース上にあるものについて、だが)
実は、いい風のある場所というのは、
往々にして鳥にとってのいい渡りのコースともなるものなのだ。

そこんとこ上手くクリアしているんなら、
こうぐだぐだ言うほどのことでもないのかもしれないが。


元々の掲載位置も経済欄だし、
まあこれは「どうせ経済記事だしな」と思って読み流すのが
正解なんだろう、きっと。


※1:電気というのは長い距離送電するとその長さの分だけ送電ロス(=エネルギーの無駄)があるものだが、それを数値化した資料が上手く見つけられない。ひとまず、適度に参考になりそうな過去のエントリを貼り付けておく。
http://www.actiblog.com/yamaneko/14968
※2:上の※1に適切なご助言を頂いたので、皆さま是非コメント欄をご参照ください。また、より新しい情報をお持ちの方の書き込みも大歓迎します。

カテゴリー[ 資源・エネルギー ], コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2006年 12月 25日 23:48:37

コメント

一応、二級ですが電気工事士を持っていますのでひとこと。
送電のロスは「電線の長さに比例し、太さに反比例する」という法則があるので、単純に長さだけでは算出できないです。また同じ太さでも、材質、単線か縒り線かでも変ってきます(この場合、単線のわけはないのですが)。平たくいうと「抵抗」です。すなわち使われている送電線の抵抗によってもロスの大きさが変るので、まず先に、そこに使われている送電線の抵抗値を調べないと数値化した資料があっても読み取ることはできないでしょう。逆に抵抗値が分かれば、もとの発電量と合わせて計算は中学生レベルの数学ができれば簡単です。

coba @ 2006年 12月 26日 12:40:00

こんばんわ。ツッコミありがとうございます。
そうでした そうでした、確かに送電線の「抵抗」、ありました。すっかり忘れてました(汗。 動物ヲタク、駄目過ぎですなぁ~。
逆に考えると、どうした素材を使えばそうした「抵抗」を少なくして、送電ロスを限りなくゼロに近づけることができるのか、という発想もありますね。というか、たぶんそういうのは結構研究されているのかもしれないのですが。
(んでもって、そこでその素材開発に多大なエネルギーが必要だったり公害の発生なんかがあったりして……という発想はネガティブ過ぎだよな、と一人ノリツッコミしておきます)。

管理人(山猫通信社) @ 2006年 12月 26日 20:17:05

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