対象が違う、ような気がする。

農村部の貧しい学生らに100ドル・ノートパソコンを - タイ

【バンコク/タイ 25日 AFP】タイの農村地帯では、いまだに多くの人々が電気のない生活を強いられている。
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(c)AFP/ERIC FEFERBERG

AFPBB News


スルーしようかと思っていたけれども、ちょっと気になるので
簡単にツッコミ。

最初これ読んだとき、てっきり大学生とか高校生とか、
そういう年代へのサポートかと思っていたら、
 小 学 生
って。

貧しい農村地帯が対象ということだが、
そうした地域におけるネット以外のメディア、
たとえば新聞や雑誌などの普及率はどのくらいなんだろう。
そうしたものを飛び越して「ネット」かよ? というような。
説明には
 本を買うのもままならない 
云々というハナシもあるんだが。

だいたい、発想の順番が、
学校図書館にどのくらいの児童書があるんだろう、
とかじゃなくって、いきなりパソコンでネット、という辺り、
ネットに過剰に夢を見過ぎているような感じ。

というか、
テレビ(たぶんこれはあるだろう)やラジオ、教科書しかないような、
それがメディアの全部だというような世界にいる子どもに
いきなりネットって、メディアリテラシー大丈夫か?

これは、子どもに配布するよりも、
その親に配布した方がいいアイテムのような気がする。

だいたい、小学生の子どもを持っているような親の年齢って
20代30代の結構若い世代でもあるわけだし、
そうした世代が社会的な傾向を掴むために使う、
また仕事に役立てるように使う、
そういうツールとしてはええんじゃないかのぉ、
っちゅー気がするんだが。
何かトラブルがあったとしても、
成人であれば対処しやすいだろうし。

親がしっかり稼げるようになれば、
子どもの教育への投資も増えていくだろう。
もしくは、配布の時にそれを条件にしてしまえばいいわけだし。

フォスター・プラン協会なんかがやっている子どものケアにしても、
子ども個人だけをサポートするのではなく、
子どもの家族やその家族のいる集落全体をサポートするのが
普通に行われているんだが。


この件について、
地元のニーズや子どもたちの声が聞こえてこないのも
怪しさをかきたてる。


以下、箇条書きで疑問を書き上げると(一部上と重複)、
・ハイティーンの学生層ではなく小学生が対象のプログラム、という理由がよくわからない。
・どういう手法が現地の子どもの学習を向上させるか、あるいは子ども自身の内なる能力に気づかせたりそれを力づけたり、それを伸ばしていくことに役立つ手法は何か、という点の検証が不明。
・メディアリテラシーが必須と思うが、そうした対策・ケアの話が出ているのか不明。リテラシーといったソフトの対策はブツを配ってはい終わり、というようなプログラムとは別の丁寧な対応が必要。
・むしろダイレクトに子ども個人を対象にするのではなく、親や地域社会の収入向上のためのツールとして使わせ、社会全体の底上げを図ることで子どもの福祉に役立てる方が、現実的。ただしそれには時間がかかるけれども。
・地元のニーズが不明。ちゃんと話かみ合ってる?
といった感じだろうか。

なんか賄賂や売名行為や、そういうところに落ち着きそうな
「ネタ」にしか見えないんだがなぁ。

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登録日:2006年 12月 28日 21:59:31

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